25 昴
八時の魔法~記憶喪失の僕は、猫になってクール系タラシの女子大生に拾われる~
作者 水涸 木犀
3章 僕と彼女と未開の未来
25 昴
https://kakuyomu.jp/works/16816700429221531909/episodes/16816927859723383056
ハチが黒い男に接触するも空振り。
しかし手がかりとしてハンカチを手に入れた。
そして昴が天体サークルに入っていて、星の昴を見るのが好きという情報も。
そこで物語の着想として、歌の『昴』がある。星の『昴』につながる。『昴』の字に「卯」が含まれる。昴はウサギ、なら○○(主人公)は猫になるか。という順番のような気がします。
構成としては「起承転結」の「転」の中で「結」に導くアイテムを手に入れたという段階ですね。
展開としては、これから黒服の男の素性を割り出し、大きな男の正体を突き止める。そして“魔女”へとつながるのか。その前に名前を取り戻せるのか。
そして星の昴を一緒に見たいという希望。
期待感を煽る演出になっていますね。
ここまで物語の骨格はしっかりしていて、それでも「カクヨムコン」に残れなかったとしたら、やはりとくに第一章で「感情」が受け取れなかったところが大きいかもしれません。
私も真面目な作品を書いて見事に落ちましたからね(笑)。
それで「感情は少しオーバーなくらいに表現しないと、読み手が食いつかない」という結論を導き出しました。
そもそもタイトルからして読み手を煽らないと、一見さんが食いついてくれないんですよね。
とくに長編の場合、初動がとくに大切です。
第五話くらいまでに★を30以上は集めないと難しいと思います。
そこまでで魅力的だと思わせられなければ、その後いくら書いても挽回できないのです。
連載が長期に渡っても、初見さんは現れて、三話くらいまでは読んでくれる。最悪一話で回れ右です。
そのくらい、端緒でがっちり人を惹きつけられないと長編は厳しいのです。
しかし「次世代作家」のほうは完成原稿で応募しますので、選考さんはすべて読んでくれます。読まない選考さんもいると言う方もいらっしゃいます。ですが、下読みさんの書籍を読むと、「どういう内容の作品で、どの点で落選と判断したのか」を文書で提出しなければならないそうです。
だから下読みさんは斜め読みでも速読でも、とにかく全文読むのが仕事なのです。
そういう意味では、読者選考の「カクヨムコン」よりも、全文提出の小説賞のほうに向いている作品ではあります。
ですが、「感情表現が薄い」のは確かなので、そこは確実に補強していきましょう。
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