24 点から線へ

八時の魔法~記憶喪失の僕は、猫になってクール系タラシの女子大生に拾われる~

作者 水涸 木犀

3章 僕と彼女と未開の未来

24 点から線へ


https://kakuyomu.jp/works/16816700429221531909/episodes/16816927859707377213



 三部構成から四部構成に切り替えて考えます。

 「転」に入ってから、ハチと昴それぞれの葛藤が現れてきましたね。

 それに対して双方が相手を思って考え行動している。

 青春しているなあと感じますね。

 ただ、シリアスな展開が繰り広げられたので、また感情が薄くなり始めています。

 表情を次々と変えることを「猫の目」と言いますが、ハチの表情も次々と変わっていっても面白いと思います。

 どうもハチが真面目な青年のようなので、笑いをとりにいったり、おどけてみたりといった行動には出ないのでしょうけど。


 多少オーバーでもいいので感情の起伏を大きくするべきですね。

 小説はしょせん文字でしか表せないため、「ありのまま」を書いてしまうと面白みがなくなってしまうのです。

 多少「盛る」つもりでオーバーに起伏をつけたほうが、読み手に感情が届きやすいと思います。

 水涸 木犀様が真面目な性格なので、「ありのまま」を表現したいという意識が強いのかもしれませんね。

 小説は文字だけだから、誇張する。

 漫画も絵でしかないから動きが書けない。そこをデフォルメすることで動きがあるように感じさせています。

 絵のある漫画でもそうなので、小説はさらに誇張しないと読み手に感情は伝わらない。


 感情はそのまま書いても伝わりません。

 読んだ結果読み手の心にその感情が湧けば、それが正しい表現なんです。

 もう少し誇張する・オーバーに書いてみることで、より感情は読み手に伝わりやすくなります。

 推敲、改稿する際にはそれを念頭に置いて、書いてみてください。

 水涸 木犀様としてはじゅうぶんな描写でも、より多くの読み手はもっとわかりやすく伝わってくる物語が読みたいはずです。


 


ちなみに、

昴は大学の怪しいサークルから突き止めたが、会社員が容易に発見できる存在でばない気がする。

⇒「容易に発見できる存在ではない気がする。」ですね。


ですね。



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