8 いとこの渉さん・上

八時の魔法~記憶喪失の僕は、猫になってクール系タラシの女子大生に拾われる~

作者 水涸 木犀

1章 猫と女子大生

8 いとこの渉さん・上


https://kakuyomu.jp/works/16816700429221531909/episodes/16816700429553140144



 ここは渉の考え方が一般的なはずなので、読み手もハチ同様気持ちが引き締まるかもしれませんね。

 年頃の女性の部屋に二十代くらいの男性が一緒に暮らしていて平気ってほうが危機感ないと思われかねませんし。

 まあそれはハチも認識していたから、改めての確認の意味があるのかな。


 構成は、サブタイトルから「2話1シーン」になりそうですが、1シーンが複数話に分かれるのは構成では許容されています。

 とくに「見せ場」は複数話で構成しないとあっさりしすぎますからね。

 「1話2シーン」は「詰め込んだだけ」に見えます。

 「2話1シーン」は「強く語りたい意志の現れ」なので、読み手も注意深く興味深く読んでくれます。

 これからも重要な場面「見せ場」は「複数話で1シーン」を書くようにしましょう。


 展開もここまでとくに引っかかりはないですね。

 「傷ついた猫を拾う」⇒「猫と人間に変身するのを知る」⇒「お隣の松葉さんにハチの存在を知られて渉の話を出す」⇒「渉と会って話の裏を合わせようとする」ときているので、実にスムーズで無駄がありません。

 書く前にしっかりと物語を練っている証拠ですね。

 まあ肉じゃがの材料を買って作るくだりは多少寄り道に映るかもしれませんが。もしあの肉じゃがに伏線が張ってあったら、無駄のないシーンということで評価も高くなるでしょうね。

 次話の渉とハチの話し合いで、どういう展開が開けてくるか。それで評価が分かれるかもしれません。

 社会人ならではの気配りができる人のようだけど、渉から見てハチは年上に見えるのか年下に見えるのかで、ある程度年齢を絞り込むのに使えるかも、とも思えますね。


 続けて次も添削します。

 あと少ししたら夕食の準備に入るので、いったん添削を中断しますね。

 それまで時間いっぱい添削します。



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