6 肉じゃがづくり
八時の魔法~記憶喪失の僕は、猫になってクール系タラシの女子大生に拾われる~
作者 水涸 木犀
1章 猫と女子大生
6 肉じゃがづくり
https://kakuyomu.jp/works/16816700429221531909/episodes/16816700429485142268
構成でいえば、ここは本筋の情報が薄いのでインターミッションに見えるかなと。
ただ、料理に関する情報がちらちらと出てきているのが、なにかの暗示と感じるかも。
たとえばフランス料理人とか。ピザとオイルサーディンが出てきたからイタリア料理人かもしれませんが。
日本の包丁を使い慣れないということから、和食の料理人の線は早々に消えますし。
展開面でも今回はあれこれ推理するための時間を与えているように感じます。
二話連続でインターミッション要素が強いので、いささか性急な読み手はここで飽きる可能性がないとはいえません。
そこを「猫になる理由」「人間に戻る理由」の謎でどれだけ読み手を引っ張れるかどうか。
本作ではメインイベントでもあるので、変身前と後(どちらが前で後なのかは不明ですが)の物語がどう推移するかで評価が分かれると思います。
とりあえず人間パートの今は、どこまで記憶を取り戻せるか、ヒントが浮かぶかに専念していますね。
ただあまり回数が多いと読み手がだれてしまうので、小出しにするときと、ある程度まとめて思い出せるとき、情報の密度を変えると飽きっぽい読み手の好奇心を引っ張れるはずです。
少なくとも「終わり際に一切合切思い出した!」をやってしまうとせっかくの物語の興を削ぎますので、ある程度のことは終盤に入る前に思い出しておくと、ご都合主義を回避できますね。
ここから先はそういったところにも気を配って構成・展開の添削をしていきます。
ちなみに、
「じゃがいもの皮をむいていく」と「野菜の皮だけが剥がれていく」は漢字が同じなんですけど、わざと「むく」は開いているんですよね?
確認までに。
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