dark 闇
妖しく闇に近づく薄墨色【カクコン7用恋愛ミステリー作品】
/作者 雨 杜和orアメたぬき
第二部
最終章
dark 闇
https://kakuyomu.jp/works/16816700427123188943/episodes/16816700429156263420
まるで獲物を狙う猛禽獣のように。
⇒猛禽とは「鷹・鷲・隼・梟」のような小動物や小さな鳥類を狙う鳥類のことなんです。
で、獣は基本的に四足歩行する動物のことなので、ここでは「猛禽類」とするか「猛獣」とするかですね。あまり鷹が舌なめずりするとは聞かないので(舌が小さすぎるので)、文章としてはやはり「猛獣」が適切かと。
女は蠱惑的な表情でシャツのボタンをひとつずつ外していく。
⇒ルビの「こわく」が「蠱惑的」の三文字にかかってています。
ぽつりぽつりと彼が話しはじめる。
⇒この下の空行がひとつなのですが、ここは文意を分けるために、空行はふたつにしてください。それだけで、その後の独白が引き立ちます。
※どうやら『ジキル博士とハイド氏』のようですね。
ただ玜介氏を殺した犯人を「見た」はずなので、陽菜子(の中の美月子)が手を下したのではなく、東雲くんが刺したのかな?
そのうえで監視カメラの記録を差し替えさせて「実行犯が映っていない」状態にしたのか。それとも時間はすでに打ち合わせしてあって、最初から別日データに差し替えてあったのか。
東雲くんが陽菜子の逃亡に付いてきたのも、実行犯だったから、かもしれない。
記憶の封印が美月子というより、人格として切り離されていた部分の記憶も残っていなかった、ということになるのかな。
どんなエンディングを迎えるのか、楽しみになってまいりました。
ここまでの展開としては、前回指摘しましたが、肝心の「美月子」が第一話に出ていない点を考えると、やや唐突感はあります。
まあ「美」と「月」いう漢字は出てくるので、これが壮大な前フリだったら謎解きとしては合格点が出せます。
叙述トリックの一種ですが、実は第一話ですでに「美月子」がいた。というのは、驚かれるでしょうね。
なかなか頭をひねったいい伏線と仕込みだったと思います。
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