dangerous 危険な

妖しく闇に近づく薄墨色【カクコン7用恋愛ミステリー作品】

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第二部

最終章

dangerous 危険な


https://kakuyomu.jp/works/16816700427123188943/episodes/16816700428322656775




愛嬌のたっぷりの表情で、ビンに雫がついたジンジャエールをテーブルに置いた。

⇒「愛嬌たっぷりの」ですね。



 着替えのためにベッドルームに足を踏み入た。

⇒「足を踏み入れた。」ですね。



※今回ダメ押しの形で提起された謎が、陽菜子自身の記憶を呼び覚ました。

 玜介……、あなたを刺した人を見ていた。

 つまり自分が刺したとはかぎらないが、『ジキル博士とハイド氏』のように自分の別人格が行なっていたことを見ていた、ともとれる。

 ビンタン島に来てから妹の「美月子」の記憶が蘇ってきている。

 遠い過去を思い起こしたとき、近い過去の記憶が引きずり出されてきた、のかな?

 となると妹が「記憶の封印の象徴」になっていた可能性もありますね。

 東雲くんは陽菜子をリモートからカウンセリングさせていたのだろうか。

 それで「玜介氏を殺した相手を見ているはず」という記憶を引きずり出そうとしていた、とか。


 出来事をそのまま読んでみると、刺したのは彼の父親である徳岡議員が放ったヒットマンか、亡くなったと思っていた陽菜子の妹「美月子」か、やけに協力的な東雲くんのいずれか。

 ということにはなりますが。

 ある程度強引に仕立てるなら、徳岡議員が息子である玜介氏を殺そうとしてヒットマンを雇う。しかもそれが妻の陽菜子を陥れるための人材であるのが望ましい。候補を探らせて、陽菜子の亡くなったとされた妹「美月子」に目をつける。監視カメラに誰の姿も移っていなかったのは、監視カメラ映像を差し替えられる人物。となると東雲家が怪しくなってくる。

 と、ここまで追い詰めていたら、ビンタン島にいる陽菜子には逃げ場がないですよね。


 となりますよね。

 まあ、「記憶の封印の象徴」をこじ開けることには成功したので、残り二話で解決できるかな。

 なにせ当の陽菜子が犯人を知っているのだから。


 まあミステリーは『シャーロック・ホームズの冒険』くらいしか読んでいませんけどね。漫画だったら『名探偵コナン』を読んでいるけど、あまり推理はせずに楽しんで読んでいるだけなので。

 この作品を機に、ミステリー小説も読んでみようかな、と思えました。


 残り話数で物語を完璧に閉じられるかどうか。

 それが作品の評価にもつながりますよね。

 残りを期待してお待ちしております。



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