解雇

妖しく闇に近づく薄墨色【カクコン7用恋愛ミステリー作品】

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第3章

解雇


https://kakuyomu.jp/works/16816700427123188943/episodes/16816700428276770305



「まあ、それは」と彼は頭を掻いた。

⇒ここで助詞「と」を使うかどうか。これは書き方の好みで選んでかまいません。

「まあ、それは」

 彼は頭を掻いた。

⇒と書いても意味は通じますから、あとは「と」をとるかとらないかの差だけです。



 夕暮れ時に会社に電話すると、警察が訪ねてきたと遠慮がちに上司が伝えた。落ち着くまで休むといいと付け加えた。

⇒助詞「に」の重複ですね。ここは、

⇒夕暮れ時に会社へ電話すると、警察が訪ねてきたと遠慮がちに上司が伝えた。落ち着くまで休むといいと付け加えた。

 とします。こうすると前段の「夕暮れ時に会社へ」と助詞を変えられますし、「遠慮しがちに」が形容動詞の連用形なので助詞「に」のカウントには含めないと理解できるでしょう。



※ベルギーでの出来事が陽菜子の性格を形作ったのであれば、この位置で明かさないとタイミングを失いますよね。

 逆にいえば、ここに持ってきたのはファインプレーだと思います。

 第三章は陽菜子の「自分探し」が続きそうですね。



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