12話

カイの肩をシオルと両側から支え、黄金の平原を森へと歩けば、もう昼も半ばほどになっていた。


歩調を合わせてゆっくりと進めば、丘の人々が待つあの場所まであと少しだった。


「カイ、怪我は平気なのですか? やはりこちらの世界に来て、病院で診てもらう方が……」

「俺は不死だ。深い傷も休めば塞がる……それに君が守ってくれただろう」

「守ったと、言えるのでしょうか……」


彼の怪我はかなり酷く、胸は大きな爪痕にえぐれ、破れた服の隙間から見える肌はほとんど血に濡れていた。


「君が魔道具を奪わなければ、勝利はありえなかった」


俯くシオルの顔が見えた。浅瀬色の瞳は罪悪感に暗く染まっている。

共に戦いを見ているしかなかった彼の心の内が、手に取るように感じられた。


「空木、俺たちが囚われても、見捨てて新たな鍵守を探せ。ベルティネ・ドゥーンフォルトのようになってはいけない」


シオルの反応を知ってか知らずか、彼は躊躇いなく、真剣にそう伝えた。


「その話なのですけれど……まず捕まえられる前に逃げましょう、一緒に」

「……逃げる? 敵がいる状況で、そう逃げられるわけがないだろう」


それはそうだ。簡単に逃がしてくれる敵など、敵とも言えない。


「でもあなたが飛び出していったら、私も逃げられません。シオルだって、戦いが始まれば援護するしかないでしょう?」

「俺を囮に使ってくれていい」


顔色を変えずに囮と言い放つ。空木はこの自己犠牲心に苛立つのだ。


「だめです、使えません。逃げたところで、主戦力を欠いた私たちがどうなると思います? 遺跡でだって、離れたところを狙われたでしょう」

「それは……」

「蛇を守ると言うのなら、まずご自分を守ってください。より生き延びられる道を模索するのです。次に同じような状況になったら、蛇で縛って逃げますからね」

「……ああ」

「カイ、約束しろよ? 本当にわかってるか?」

「わかっている」


放っておけないと言っていたシオルの気持ちがよくわかった。

口数は少ないが、あまりに根が頑固なのだ。


見張っていなければ、彼はまた同じような戦いを繰り返しかねない。

危機迫る状況になれば、約束を翻して彼は自分を囮にするだろう。


「あなたの大事な人が、不死だからと言って傷つく姿を見れば不安になるでしょう? 私たちもそういう気持ちなのです」


少し考え込むような表情になったカイは、少し悲し気な色を見せ、そして頷いた。


「……そうだな」


彼がまた盾になろうとするならば、空木自身が盾になろうと、そっと心に決めた。


前を向けば、鼻先に甘い香りが漂った。


「やっと着きましたね……」


霧を抜ければ、ブルーベルの青い丘が迎えてくれた。


「白金の蛇!」


一番に飛んできたのはファナ・ベァナだった。

妖精たちは小さな木箱を用意し、何やら鞄に荷造りをしている。


「ファナ・ベァナ、終わりました。もう獣も、黒金の蛇もこの島を侵すことはありません」

「本当なのね……? やっつけてくれたのね?」

「もう心配することはない」

「なあ、カイを休ませたいんだけど」


まだ塞がっていないカイの傷を見やり、ファナ・ベァナは何度も頷いて樹洞へと招いてくれた。


「干し草のベッドはそのままよ。死んだりしないわよね、カイ?」

「少し休めば、傷は治る……気にするな」


言いながらも、やはりカイはひどく消耗して疲れ切っていた。

地下の部屋に連れて行き寝かせてやれば、すぐに寝息をたて始めた。


「あんたたちも休みなさいよ。特別に、今日だけは静かにしていてあげるわ」

「うん……俺も寝る。空木、明日な」

「ええ、おやすみなさい」


三階の寝床に行き、空木も干し草のベッドに身を投げれば、疲労に包まれてすぐに眠りに落ちた。


目が覚めたのは翌朝の早朝で、空木が身を起こせばまわりにはファナ・ベァナたちが横になっている。樹洞は静かで、まだ誰も起きていないようだった。


そっと乾いた布を借りて浴場へ行くと、川からの霧と湯煙で周囲は白んでいる。


戦いで布が切れ、ほつれた制服は自分やカイの血で黒ずんでいた。

脱げば乾いた血が肌にこびりつき、傷跡はまだ赤く腫れている。


「うっ……痛い……」


湯をかけて洗い流すと傷にしみたが、清潔にしておくべきだろう。

念入りに傷口を洗い流し、湯船に浸かると疲れが溶けて滲み出るようだった。


この浴場に連れてきてもらったときはもっと騒がしかったが、もうイヴァン・ベァナはおらず、ファナ・ベァナも樹洞で眠っていた。


破れてしまった制服の代わりに、寮から着替えを持ち出すべきかとも考えたが、人目を避けて部屋まで戻るのは至難の業に思えた。なにしろ急に消えたままで、帰ってきたのは怪我をした森賀だけなのだ。ひと騒動起きるどころではすまないだろう。

服のことは諦めることにした。穴を繕い直せばまた着られる程度だ。


肩まで湯に沈め、浴場の柱の間に広がる空を見上げる。

陽は変わらずそこになかったが、早朝の空は夜明けの青さに染まっていた。


「学院と……ティル=オール……」


この太陽のない空の下を行くか、意を決して戻るか。人生の岐路に立っていた。


学院に戻れば、おそらくまたこうして外出するのは難しくなるだろう。寮母の監視が厳しくなっているのは確かめずとも明白だった。ましてや鍵守の、それも男性を二人も女学院に連れて行くのは問題外だ。


だが女学院での空木の生活というものもある。帰る方を選ぶなら、今しかないと言えた。

答えが出ないまま、破れた服を拾い上げてもう一度着直し樹洞に戻れば、住人たちは起き始めていた。


「空木、お風呂に入ってたのね」

「体中に土や血がついていたので。針と糸を借りられますか? 服を直したくて……」

「あら、ちょうどいいじゃない」


ファナ・ベァナが白い布を小さな体に抱えて下りてきた。

小さな裁縫箱と滑らかな生地のそれを空木に手渡すと、階上へと背中を押してくる。


「さあさあ、それを見てびっくりするといいわ。上で見ていらっしゃい」


階段を上がり、木製の飾り棚の上で布を広げると、光る物が落ちた。

拾ってよく見ると、銀に縁取られた青い宝石のブローチだった。深い色は湖とも、あの転生の泉とも思わせる輝きを放っている。


「綺麗……フィニステールの青ね」


手の中で光を吸い乱反射する青に気を取られていると、白い布にも銀糸が刺繍されていた。

手に取るとそれは布地の巻物ではなかった。


ローブ風の服がワンピースのように裾を膨らませ、膝丈ほどの長さになっていた。彼女たちが繕ってくれたのか、服は空木の体に合うよう仕立てられている。

口元が嬉しさにほころぶのを感じながら、いそいそと着替えていく。


ほとんどワンピースのような作りの服は簡単に着られ、首元は開いていて不便がなかった。

裾と同じように、袖も柔らかな生地が広がり、動きやすく作られている。


白い服の下には濃い青の布が置かれ、これは空木には使い方がわからなかった。ストールにも似ているが、巻き方を聞くべだろう。


裁縫箱から黒糸と針を取り出し、数か所空いてしまった制服の穴を縫い合わせる。応急修理という程度だが、間近で観察しなければ気にならないはずだ。


青布とブローチを手に階下に下りると、待っていたと言わんばかりに妖精たちが集まってきた。


「その……みんな、服をありがとう。とても可愛らしい衣装だと思います。制服のままでは不格好でしたから、助かりました」

「いいのよ、お礼だもの!」

「でも獣退治のお礼はもう先に貰っています、この家に泊めてもらいましたから。いただいていいのですか……?」

「獣をやっつけてとも頼んだけれど、黒金の蛇からも守ってくれたでしょう? 島を救ってくれた白金の蛇に、あたしたちからの贈り物よ」


ファナ・ベァナは空木の腕から青い布を取ると、左肩に畳んで胸にブローチを縫いつけた。


「ありがとう……冒険には良い靴と服が必要ですね。身に沁みました」


我慢して弱音を吐かずにいたが、とうとう安心して口に出てしまった。体も制服も傷んでいたが、浴場で見た足は特に、固い靴で靴擦れし赤くなっていた。


「靴もあるのよ、忘れるところだったわ」


薄い桃色の翅をした妖精が革靴と鞄を運んできた。


「そうそう! あたしたちがあつらえた、とっておきなのよ!」


空木はそれを受け取り、革靴を履けば、柔らかさと軽さに驚いた。運動靴とは違った履き心地だが、慣らされた革靴は長い距離も歩けそうだ。制服を鞄に入れ、靴紐を編んで立てば、足の傷も気にならないほどだった。


「歩いてごらんなさいよ。その靴なら好きなだけ踊れるわよ」


妖精たちと丘まで歩けば、たしかにいくらでも踊れる妖精の靴のようだった。


「ええ。魔法がかかっているみたいです」


ふと空木は童話の話を思い出し、くすりと笑いが漏れた。

疲れ果てても踊り続ける魔法の赤い靴。靴をもらった童話の主人公も、きっと空木と同じくらいの嬉しさだったのかもしれない。


「空木」


呼ばれてそちらを見れば、浴場の方から歩いてくる二人の姿が見えた。


カイも空木と同じ色の白いチュニックを貰い、肩には銀糸の模様が入った濃い青のマントを巻いている。シオルはマントの代わりに同色のケープを被っていた。

こうして見ると、三人の服は揃いの装いだった。


「お揃いの服なのですね」

「そうよ。蛇と鍵守は同じ色の服を着る習わしがあるの」

「今なら、騎士と言われても信じられそうです」

「……信じられていなかったのか」

「まあ、服も質に入れてたからなあ。貧乏な旅人に見えてたと思うよ?」

「ちょっと、その服は売らないでよね? 特別な糸で編んであるんだから。皮の鎧なんかよりよっぽど丈夫よ?」

「売らないって」

「そういえば、いつの間に編んだのです?」

「ふふふ。あたしたちには一晩あれば、繕い物の時間には十分なのよ」


手際の良さに空木が感心していると、シオルが魔術かとこぼした。


「あの棺、これから運ぶの?」

「……そうよ、イヴァン・ベァナを泉に送るの」


昨日から木の傍に置かれていた木箱は棺だったのだ。蓋は開けられていて、今は顔が見えた。

ファナ・ベァナも他の妖精たちも、もう涙はこぼさなかった。努めて明るい表情で、彼女と最後の別れをしようとしていた。


「ここの花を入れても?」

「そうね……そうしてあげてちょうだい。イヴァン・ベァナもきっと喜ぶわ」


そう大きくはない棺の中で、黄緑の翅が潰れないように横たわっている。

ブルーベルをいくつか摘み、空木は眠るイヴァン・ベァナの周りに置いた。


丁寧に整えられたその顔は襲撃にあった恐ろしさが消えており、髪は編んで飾られていた。その穏やかさに、眠りが覚めればまた話せるのではという思いにかられたが彼女はもう目覚めることはないのだ。


「転生したらまた会えるわ。寂しがることはないのよ」

「……そうですね。今度はもっと、たくさん話しができるように願っています」


空木はポケットに入れたままの物を思い出し、それを取り出した。


「お願いがあります、ファナ・ベァナ」

「なあに?」

「ある女の子の遺灰です。貴女の仲間と一緒に、この遺灰も転生の泉に撒いて欲しいのです」


ファナ・ベァナは小さな手でペンダントを受け取ると、しっかりと頷いた。


「約束するわ空木、私のお友達。きっとこの灰の子を泉に撒いて、転生させてもらうから」


ファナ・ベァナは鞄を持ち、荷造りを再開した。

邪魔にならないよう丘の離れたところにいると、カイが傍に立っていた。


「彼女たちは約束を必ず守る。妖精とはそういう種族だ」

「ええ、信じています」


空木は傍に立つカイを見上げた。


「……ふふ、お互いに傷だらけですね」


彼の頬にはまだ浅い傷が残っていた。

それでも休息の前に比べれば、大きな傷はほとんどが癒えている。


「ああ……傷が痛むか?」

「いいえ、痛みはありますけど平気です。ベルティネさんは助けられませんでしたが、先生も生きていましたし……不謹慎かもしれませんが、どうしてか、気分は悪くないのです……フィニステールの端から端まで、旅が出来たからかもしれませんね」

「旅が好きなのか?」


いささか驚いたように灰の瞳が見開かれた。

彼の目に、今の空木はどう映っているのだろうか。


「ええ、好きです。新しい物事を知るのは楽しいですから」


笑んで見せれば、カイは困った顔になり眉をしかめた。


「君が蛇に飽きて消えてしまわなければいいが……」

「ないですよ、大丈夫です。髪……紐が切れていましたね。替えはありますか?」


ふとカイを見れば解けた髪が垂れ落ちていた。

洗いさらしになったままの黒灰の髪は風に揺れている。


「替えはある」

「結んでさしあげます」


その紐を受け取り、元のゆるい三つ編みを思い出しながら、ゆっくりと編んでいく。

想像していたよりも、黒灰の長髪はずっと柔らかく、動物の毛並みを思わせた。


「髪を振り乱して戦っているあなたは、少しだけ怖いですから。編んでいた方が尻尾みたいで可愛らしいですよ」


紐を結んでいると、カイは呆気に取られたような顔をして振り返った。


それもそうだ、セイラスが言った言葉なのだから。

戦いを見た空木も意見は同じだった。それに、遺跡で足を労ってくれた彼にささやかではあるが恩返しをしたい、そう思ったのだ。


動揺した様子のカイだったが、ほんのわずかに懐かしむような笑みを見せ、何も言わなかった。

気づけば近くにいないシオルの姿に、木の方を見れば金の頭が動き回り、妖精たちの荷を樹洞から運んでやっていた。


「シオルは働き者ですね」

「まだ若いが、優しさを知る少年だ」

「ええ、そう思います……髪、結び終わりました」


花の間から立ち上がり、優し気な瞳をシオルに向けていたその灰色で空木を見た。

あらためて空木に向き直ったカイは、ブルーベルの咲き誇る丘に跪いた。


「君は白金の蛇として見事に役目を果たした」


大きな骨張った手が、ひとまわり小さな空木の左手をとる。

彼の手にはまだ癒えていない傷が薄く残り、それは空木の手も同じだった。

左腕の白金の蛇は装身具の形に戻り、大人しくただ輝いている。


「カイ……?」

「老練なるベルティネ・ドゥーンフォルトを、楽園の神域を冒そうとした森賀刑理を討ち負かした」


空木は蛇の力を御して、初めての勝利を遂げたことにようやく気づき、高揚を覚えた。


「新たな白金の蛇よ。俺は貴女の旅路に付き従い、白金の騎士としてその命を守ると誓おう」


唇を近づけ、左手の甲に恭しく口付けた。

柔らかく熱いその感触に、空木は胸が高鳴るのを感じた。勝利の事実へか、それともカイの熱い指先と、灰色の眼差しのせいだろうか。


「君の望みに利用される形でもいい、俺たちと来て欲しい」


カイは真摯に、ゆっくりと言葉を紡いだ。


「鍵に認められる者はそう見つからない……鍵も生涯、君から離れることはないだろう。俺たちはこれからも、鍵を持つ者を守るつもりだ。君が戻りたいと言うのなら、共に行き、守ると誓おう。今度こそ……死なせはしない」

「私はセイラスさんではありません。理解していて……そう言ってくれるのですか?」

「ああ」


灰の瞳を瞬かせ、彼はゆっくりと頷いて見せた。


「空木、きっと君は……彼女がくれた贈物なのだと、俺は思う」


カイはセイラスを守り、そして死を見届け、鍵を次代へと送り届けた。

彼は十二分に鍵守としての役目を果たしている。


空木が次の鍵守を見つければ、お役御免と去っても許されるはずだ。なのに空木を守ると、次代の白金の蛇としてだけではなく、彼女自身を守ると誓った。カイは真に心からの味方となり、騎士として共にあることを望んでいるのだ。


「あなたたちと行きます。鍵とこの身があり……旅ができる限りは」

「危険な旅路だよ」


始終を見守っていたのか、シオルが丘を下りてきた。すっかり鞄と弓を担いで、いつも通りの風体になっている。


「この島で起きたことなんて比じゃないくらいだ……逃げだしてもいいんだぜ、空木。それも一つの、蛇の在り方なんだから」

「私の世界へ戻っても、誰かに追われる可能性はあるのですか?」


再び立ち上がったカイは偽るでもなく、正直に頷いた。


「あるとも、この島で起きた出来事のように。蛇は常に狙われ、脅かされる……だから生涯、鍵守が守り、異界を巡り続けるのだ」


そう言い、カイはシオルを見た。


「シオル、君はここまでよくやってくれた、誇りに思っていい」

「置いていくつもりか、カイ? あんただけじゃどうやって飯を食っていくつもりだよ。討ち死により先に空木が飢え死にするだろ。それにさ……案外気に入ってるんだ、この気ままな旅が。だからさ、オレが楽しく歩けるような道を選んでくれよ?」

「では道を模索しましょう、一緒に」


危険でも、冒険ができるのだ。できるわけがないと思っていた旅を。


口にしてしまえば簡単なことだが、自身の自由を長く諦めていた空木にとってこの決断は、これまでの人生で最も大きな葛藤だった。


死ぬような目にまたあうかもしれない。それでも、と決心した心は未だかつてない解放感が内側から溢れ、喜びに体が震えた。


母の道を辿るでも、セイラスの代わりでもなく、空木の道を歩める。

冒険へと導いてくれる、世界を渡るための鍵がある。

空木にはもう迷いがなかった。


「君は何処へ行きたい?」

「そうですね……異界を渡るというのもいいでしょう。でもまずは、冒険がしたいのです」


まだ見ぬ地平へ目を向け、空木は両の手を伸ばし、海へと向けた。


「私はティル=オールを知りたい。海を渡りましょう。波を越えて、シャルトールへ!」


妖精たちは空に列をなし、翅を羽ばたかせて転生の泉へと死者を運ぶ。

弔いの列は竪琴を爪弾き、笛を吹いて音楽を鳴らしながら、高く青い空へと舞い上がった。遠くなるその姿を見送りながら、妖精の縫った青色の衣をまとい、空木たちは異界を歩む。


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白金の蛇は異界を救う 山散ばんさん @bansan_111

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