第68話 砂漠に出現した 戦う魔法使いの少年 (外伝)

ドーム都市近くの砂漠で ファリ達は黒い化け物達に襲われていた


「ファリもう無理だよ撤退しよう!!応援を呼ばなきゃ!!」


「駄目だ レーヴ前回みたいに またドーム都市に侵入されたら 

また多くが犠牲になる!!」


「亀裂は時間がたてば消えるが 化け物たちは残されて毎度 大事だ!!

応援要請したはずなのに・・また 電波障害だ!!」


「それに、こいつら化け物だけでなく 他惑星の元傭兵崩れの連中もこの星を狙って

もう沢山のレアメタルや見目好い者達を浚って・・ああもう!!」


レーザー剣で切り裂いてゆくファリ レーヴは銃で化け物たちと戦っていた


「あ!危ないファリ!!」


あ、俺としたことが油断した・・やられる・・心の中でファリは思った

すぐ後ろを取られ 化け物の牙が今にも襲い掛かろうとしたその瞬間


化け物が真っ二つになる


長いエルフの様な耳 赤い瞳と黄金の瞳のオッドアイ

風になびく長い黒髪の少年が光る剣を左手に持ち 立っている


「ファリ・・だったな 前を頼む レーヴは右を! 残りは俺がかたずける」


「何者だ・・何故俺たちの名を?それに天空人か? 見たことの無い種族だ」

戦いながら 彼は答える


「異界の者だ・・

亀裂から 此処に飛ばされた

魔法の力で 悪いがお前たちの心や記憶を視た」


「ま・・魔法?」


「そう、魔法!炎の柱!!炎の大蛇達よ敵を倒せ!!」


巨大な炎の柱が燃え上がり 敵の多くを焼き尽くす 

そして大蛇の形をした炎が敵に巻き付き焼かれる


一瞬唖然とする二人

「魔法使いが・・実在した」


彼は続けざまに叫ぶ 「亀裂!!消え去れ!!」 手をかざすと手が黄金色に光り

亀裂が消え去る


「亀裂が小さな物で良かった ふう」


「・・き・・亀裂が・・消えた」唖然とするファリとレーヴ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

赤い砂漠の惑星と水豊かなる惑星 のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます @nono1

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画