<56> 混沌との戦い

——祝福あれと神様はいった

人びとは神様の祝福を求めた

人びとは己の地を出た

人びとは他の地を侵した

人びとは相争い、死と荒廃を招いた

人びとは祝福を得らんが為に、祝福を手放した

神様はこれを混沌と名付けた


聖典 混沌より——



「……祈りにしては、説教じみていらっしゃる」

「聖典とは予言書。成るからか、為すからかは、人の知るべくもあらず……」


背後からの無遠慮な言葉に素っ気なく返すと、ハロル・ギレスは再び聖詞を呟きながら瓦礫のひとつを両の手で抱える。ゆったりと揺れる地面の上をよたよたと歩き、積みあがった別の瓦礫の上に乗せた。直後、軽く突き上げる震動がきて、瓦礫はごとりと足元に落ちた。


薄汚れていた。

過敏なほどのきれい好きではないが、聖女付司教筆頭という位階に相応しい姿、当然あるべき姿を過不足なく取れる程度には洗練された人間であるにも関わらず、ギレスの聖衣は泥と血に塗れ、袖や裾の一部は破れてさえいた。

常に平静を保ち、涼しい顔をしていたこの若い司教筆頭の顔に滲む焦燥に、問いかけた人物は場違いにも笑みを浮かべた。


「ここに用など無いでしょう。立ち去られるがよい」


ギレスは振り返りもせずに幾分苛立ちの混じる言葉を放つ。砂塵と木の葉を巻き込んだ突風が、ふたりの間で甲高い悲鳴を散らした。聖職者は風から逃げるように元いた場所へ戻り、再び瓦礫の山に向かうと徐に頭を振った。


「無駄なことをと、お思いでしょう……」


声が聞こえる。

風魔法使いであるギレスの耳には、陽の光を遮る分厚い濃灰を背景に舞う鳥型魔獣の咆吼にも、それらを禍々しく浮かび上がらせながら轟音を響かせる雷撃にも邪魔されずに、瓦礫の下にいる人びとの呻きが、地の揺れに怯え震える嘆きが聞こえている。


瓦礫は、かつて大聖堂であった。

二百年の長きに渡りこの王都を睥睨した王宮が、膨れ上がる光に呑み込まれ失われると同時に、大聖堂本堂も地下へ引きずり込まれるように崩れていき、隣接する施設も倒壊した。大聖堂と呼ばれていた建物群は、正面の大門と広場へと降りる階段を残すのみとなった。


夜明けを少し過ぎた時間帯のこと、日中ほど多くの者が働いていたわけではない。

それでも、大聖堂に個室を持つ高位聖職者やその世話を任された修道士たち、警備の騎士たちを合わせれば、三桁に届く人びとが瓦礫の下にいるに違いなかった。


「いえ。死体慣れしていない坊ちゃん聖職者が遣るような仕事じゃないと思いましてね」

「そうですね……」


ハロルは、瓦礫に潰された肘から先の部分を両手で持ち上げて、瓦礫の山と山の間にぽっかり空いた谷間のような平らな地面に広げた、己の聖衣よりは幾分きれいな、真ん中に穴の空いた衣服の上に並べ置いた。

人の部位としか呼べないモノ大小合わせて十ほどが、粉になった落ち葉や木の枝の破片に汚されている。


「呻き声が、段々と小さくなるのです。聞こえなくなった声の主は、もう事切れたのでしょう」


自身でも初めて聞くほど陰鬱な声で聖職者は語り、両膝に手を当てて立ち上がった。すでに何度も血塗れの手で触れたその部分にまた、誰ぞの血をインクとした手形が残る。


王宮が弾け飛ぶ瞬間、ハロル・ギレスは大聖堂の鐘塔にいた。

本堂の左翼後方にあった鐘塔にて控え、花火の終わりに鐘を鳴らせと、国王クラウスにより命じられていたのだ。


真っ赤に空を染めた花火が終わったあとの鉛のように重苦しく横たわる静寂から意識を引き剥がして窓に背を向け、鐘撞き装置に手を置いたその時だった。


眩い光と轟音。

足元が崩れていく感覚に、咄嗟に風魔法と強化魔法で身を守った。

部屋ごと落下していく中、床を蹴り、窓から飛び出したところでガツンと殴られたような衝撃。

おそらくは飛礫に打たれた。意識は遠のく。鳴らさぬ鐘がうっすらと鳴る。その鎮魂の音が他の誰に聞こえたかは知れぬ。


なぜ生きているのか。

目が覚めたとき、周囲の様子を一瞥してハロルは思った。大聖堂の尖塔の先端が墓標のように立つ景色をぐるり眺めて、或いはここが彼岸かともう一度首を巡らせた。


石造りの巨大な建造物が大小さまざまな破片となり、あたり一面にばらばらと撒き散らかされている。

最も特徴的であった本堂のドームは欠片さえ判別できぬ一方、彫刻の施された太い円柱の三本ほどは傾ぎながらも立っていた。

かつては継ぎ目も分からぬほどに磨き上げられていた石材が、壁であったか床であったかの別もなく、ひび割れ、欠け、割れて、ごろごろと転がる。

人びとが憩い集い癒された木々は、いかな大木であろうと構いなく、幹か枝か葉か、その寄せ集めと成り果て、早晩枯れゆく。


瓦礫の山に斜めに突き刺さる円柱に、張り付くように背を預けていたハロルの耳にうめき声が聞こえたのは、動かすだけで頭痛がいく視線を巡らせた先に赤いモノを見つけて息を詰めた時だった。

それから、一刻半ほど休み休みに作業を続けている。


「次は、どの石ですかな」


笑みを含んだような声で背後から再び尋ねられて、ハロルは初めて相手の方を振り返った。

切れ込みの入った高い衿が特徴的な踝丈の外套に、短い紺色髪に羽根飾りの付いた帽子を乗せ、象牙色をベースに多色を複雑に織り込んだ生地の質、緩く締めたベルトに嵌められた大振りの宝石など、やっと目に入れた話し相手は金回りの良い商人という風体で、しかし王城に出入りする商人にしては穏やかで邪気のない笑みを浮かべていた。

状況に場違いにも笑う気配に先ほど苛立ちを感じたが、服装も物腰も場違いを通り越して滑稽ですらあった。何よりただの通りすがりでないことは明白だった。


「あなたは、一体……」


質問には応えずに笑みだけを返して、商人は先ほどハロルが瓦礫を退けた辺りにしゃがみ込んだ。何を、と口の中で呟いて、聖職者はよろよろと近づいた。

商人は、瓦礫の下に角度を変えて何度か指を出し入れし、ひとつ頷く。指の節を通る血管が青く盛り上がったと思うと、中指に嵌まった太い銀色の指輪にパキンとひびが入り、ふっと軽く吐いた息に合わせてポトリ落ちた。

指だけでなく手全体が倍ほどに膨れ上がる。丸みを帯びた石塊に亀裂が入り、石と石がぶつかり合い、引っ掻く嫌な音が鳴る。ハロルが運んでいた瓦礫の何倍もの大きさの石の塊を右手一本に載せて、商人は立ち上がった。


ハロルは、姿を追いかけるように仰いだ。磨き上げられたマーブル模様が、ほとんど真上に見えた。想定よりも高い位置にある。背は自身よりも低く、ずんぐりとした体型であったはずの商人は、背丈も体格も明らかに変化していた。


「これ、は……」


見張った目の中にバラバラと細かい破片が落ちてくる。咄嗟に目を瞑り俯くと、首筋から冷たい粒が入り込んだ。鎖骨から脇へと伝う。更に一滴。今度はうなじで跳ねて雫を散らし、冷たさを感じる前に全身を弾くような傷みが走る。


「無駄ごとなら彼岸でするがいい」


傍沱の雨に負けぬ声が、すぐ上から降る。先ほどまでの落ち着いた商人の声ではない。女性特有の甘い響きを持ちながら、早口で尖った声。

声は命じている。いや、自ら手を下す積もりなのか。石柱の残骸を持った手を離すだけでいい。拾い集めた遺骸と同じモノがまたひとつ。


ハロルは右膝をついた。濡れた石畳が冷気を伝える。

或いはこれは慈悲なのかもしれない。すでに顛末を見届けたのだ。神様の力は示された。小高い丘の上に立ち、王都中を睥睨した王宮を跡形もなく消し去った力。晴れ渡った澄んだ空すらも消し去り、幾重にも墨を塗り重ねた天上を間断なく割る稲光が、増え続ける魔獣の群れを照らし出す。


自らの創造物を破滅せしめるほどの怒りを神様に抱かせた事物が何であろうかと、問うことすらまた冒涜であるのかと戦慄し臓腑の奥底から震える。震えはすぐに止まるだろう。これが慈悲なのだ。


聖職者はもう片膝も付く。身体を支える力は殆ど奪われてしまった。わなわなと震える唇を覆った小刻みに揺れる掌は、雨に濡れて再びぬめる血と、ざらつく土や砂礫に塗れて、外界から守るつもりの覆いが余計に平静を浚う。酷い吐き気がした。腹を押さえ、げほげほと酸い空気だけを吐き出した。口の端をぬとりと液体が伝う。瞑った端からも雫が伝い出て、汚れた手で覆い隠した。


地面がまた震える。小刻みな振動が背を這う水滴を蛇行させて、顔を覆ったまま首だけを左右に振った。

なぜ。私が慈悲を受けることが出来ようか。

聖典に描かれる聖者と現実の存在を履き違え、奇跡に近付こうと手段を選ばなかった私が。いや、お伽噺の封印の聖女と酷似した御姿と天より賜れたに相違ない膨大な魔力をお持ちだろうと、畢竟、王国という狭い領域での出来事でしか在らず、世界或いは天地というあらゆる事物に影響する神様という存在には遠く及ばない。

純然たる祈りの力だけを秘めた少女の、人びとの精神を安らかに導く聖詞の力のみを奇跡と信じた私への。

これは罰なのだ。

大聖堂の半球状の天蓋より降る至高の読誦、神様の遣いのごとき少女の口よりまろび出る旋律の、率直な眩しさに酔い、崇高なる存在の具現であると見誤った私への罰。

囚われ、目覚めた後はもう、鎮魂歌のような儚い読誦しか行えなくなった聖女に絶望した私への罰。

聖女は息絶え、国は滅びた。

混沌の世界に、ひとの安寧などない。


「うぅう……」


食いしばった歯と歯の隙間から嗚咽が漏れた。もはや死を恐れて泣いているのと変わりなく、或いは、死を悼む心を隠し切れない。


どんっと再び強く地面が突き上がった。水しぶきが横から掛かる。

心臓が跳ね、驚きに顔を上げた。薄らと目も開ける。ハロルの痛んだ瞳はぼんやりとしか光を感じず、像を結ぶ前に背にべとりと重いものが掛けられた。重みに崩れ伏す。


「おい、しっかりしろ。目が、開かないのか?」


商人だと思っていた女は、ハロルをぐいと横向きに引き倒して、頭を太腿の上に乗せた。ざらりとした掌が両頬に当たったかと思うと、指先が下瞼を押し下げる。


「つあっっ」

「ちょうどの大雨じゃん。いろいろと洗い流せるな」


洗い流すというよりは叩き落とす激しさで雨は降る。顔の上で水滴が跳ね、跳ねた水がまた空から降りる雨と一緒に降り掛かる。

無理に広げられた目を不自由にも瞬いて、ようやく女の顔が映った。魔族だ。

切れ長の赤い目、閉じた口から僅かにはみ出る二本の牙と、両頬から首筋まで続く鱗模様が、人間との違いを際立たせている。


「あんたぁ、思ったよりボロボロだな。なんで、瓦礫を退けようとしていた?他人なんぞ興味はないだろう」

「声が、げほっ」

「あぁ、わりっ」


女は手をようやく離した。もう二三度瞬いて、ハロルは身体を起こした。滑らかに背を支える大きな手は、思いの外柔らかく温かい。


「……死に際を、捨て置けない……せめて、祈りを」

「祈り?聖職者のフリなら祈るだろうが、人目もないのに?あんたぁ、神様なんぞ信じちゃいなかった」

「信じたく、なかった。世の中がこれほど非道なのは、神様など存在しないからだと。そう思わなければ、私は、遣り切れなかった……」


まだ十四歳の少年の頃だった。伯爵家の四男であり、家が継げないハロル・ギレスは、商家に入るか聖職者になるか選ばせてやると言われて、商売を志そうとした。まずはと町の商家を視察した日、それは起きた。


「気持ちのいい少年だった……あのような者と共に歩んで行けたらと思うほどに」


食品から衣料品まで扱う小さな店、手慣れた客さばきに感心すると、少年は雇われたばかりだといった。

まだ商いについて何も分からないけれど、店の親父さんのためにも繁盛させるんだと語った。


『商売人になるなら、うちと取引しよう。今は小さな店だけど、俺が大きくしてみせるよ』


ラノスと名乗った少年は、茶色い瞳を輝かせて、首に巻いたスカーフをぎゅっと結び直した。街外れに近い地域にある商店の雇われ人とは思えない快活さに、二度三度と頷いた。先行きなどまだ何もない。王都を離れることもあり得る。けれど、少年とはきっとまた会える。会いたいと心の底から思った。王都の狭い路地に吹く風が爽やかに香り、道行く人びとの顔が楽しげに見えた。他の店に行っても、先々どうやって少年を口説こうか、もちろん店を任されてからだがと同じ話ばかりして、お付きに辟易されていた。

夕刻、もう一度少年に会いに行った。口約束を交わすためだ。取引ではなく、雇い入れたいと。笑ってしまうほど幼い考えだが、大切なことだった。


店は道幅の狭い地域にあった。馬車を降りて、お付きと歩いた。護衛でもあるお付きが、丁字路の手前に立つ家の角で立ち止まった。


『坊ちゃん、帰りますよ』


立ち塞がるように振り向いて、硬質な物言いでお付きは言った。ハロルは風の魔法でお付きを躱し、路地に飛び出した。


『魔族を隠して雇いやがって。お前も魔族だ、間違いない』


商店の店先で、主人が蹴りたくられている。一人が腹を、一人が背を、一人が頭を抱える腕を、爪先で、踵で、甲で蹴り、足裏を何度も上下させていた。

憤りではない。蔑みでもない。憎悪や怨嗟ほど強烈な感情ですらない。

男たちは、笑っていた。人でも豚でも兎でも何でも変わらない。遊戯として、人を壊していた。

少年は、無事か。動揺に霞んだ目を凝らした。視点が定まらずに二度三度、続く暴行の様をなぞって、やっと、見つけた。男たちの向こう側。少年は。もう丸まって動かなくなって、転がっていた。顔に無造作に掛かるスカーフ、巻いていた首筋には魔族の焼印があった。


魔族だから。

だから何だというのだ。

それが、何だというのだ?

少年が意味も無く殺される理由、他に何の落ち度も無く殺される理由として、それが十分であると?


同じ年頃の少年が、あの感じの良く、機転の利く、見目も我々と何ら変わらぬ少年が、薄く魔族の血を受け継ぐという生まれ以外の何を罪として死なねばならなかったのか。

死などありふれている。確かに世界にはありふれている。

神様は次の生を、後の世を、生まれ、死に、また生まれる循環を繰り返しを揺れ戻しを幾度も幾度も誰に対しても特別な誰かなど存在することなく永遠に続く理として世界に与えたのだから。

如何なる理由があれど、無くとも、人は死にまた生まれるのだから、理由などにそも意味はないのだから。

意味も無く殺される意味を、考えること自体が神様に背くのだろう。


ならば、私は聖職者となろう。

神様の存在を確かめることを私の存在意義として、神様の教えに背を向けながら従う、傍観者となろう。

十四のハロルは商人になるのを止め、聖職者の道を進み始めた。

それが、少年を失ったハロルの報復だった。


「神様は、いると示された……ある種の奇跡、人の創り出したものなど一瞬で瓦礫に返す力を、あんたは否定できるのかい?」

「混沌を振り撒く力を……」

「違うな。『神様は、混沌と名付けた』んだ。混沌は人が作り出すのさ。あんたが少年の死で得たのも、混沌だった……それほどご大層なものでもない、か。ま、いいさ」


瓦礫の山の間に滝を作っていた豪雨が、いつの間にか霧のような小雨になっていた。

女は赤紫に見える茶色の髪を一纏めにし、後ろで乱暴に絞った。


「無駄ごとにはならない。あんたがこれなら為すことは、ただの人助けなんてものじゃない。神様の力に依らない奇跡さ」

「しかし、この状況では」

「ひとりでも遣ろうとしてたんだろう?ふたりなら遣れるんだよ。雨も揺れも心配だし、あの御方が戻られたら、更に崩れるかもしれない。さっさと始めようぜ」

「あの御方?戻られる?」

「封印の聖女……聖女と呼ぶには獰悪で、気品も気位も美貌も、うちの姫さまに到底及びもしない小娘の仕事は、封じるだけじゃぁないからな」


聖女エタが、生きている?


「……何て、顔するんだい」


そうか。やっと分かった。

ハロルの中に幾人もの聖女が現れる。

淑やかなフリで聖詞を詠む姿ではない。多すぎる課題に口を尖らす姿、肉を頬張って目を白黒させる姿、魔導具を破裂させた後の焦げ臭い部屋で悪態をつく姿。

それから、初めの、扉から入った途端に場を苛立たせる率直な感想を述べた、不敵な笑い顔。

聖女を利用して神様の存在を見極めたかったのではない。あれは、ずっと、ただの少女だった。

失った少年と何処となく似た表情をする、大切な、ただの少女だった。


「すっきりしたな?ロクだ。姫さまの六番目の従者」

「ロクさん……ロク。遣りましょう。私の指示した石を、退けてください」


女は立ち上がり、片手を差し出した。男はしっかりと握って立ち上がった。

続く地面の揺れ、空からは雨、時おり身体が浮き上がるほどの突風も吹く。瓦礫が崩れるまでにただの一人でさえ助け出せる保証などない。己もまた巻き込まれる可能性も高い。

苦難には相違ない。

が。


「豪腕に期待していますよ」


腹の底から出る声が自分自身を鼓舞することに、ハロル・ギレスは笑った。

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