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指輪、見つかってよかったなと思いつつ……
イヴァンさん、割とひどいことされたのに、最後に「平手打ちは余計だった、子供にこうさせる時代を作った大人たちにも責任がある」とまで思えるの、本当に人間的にできすぎているくらいだと思って、どうやったらイヴァンさんみたいになれるのかなって、尊敬の念が湧き始めてきました。
それに、指輪の見つけ方もなんだかこう……自分が怖い印象を与えるのを逆手にとって利用しているのが、強い人だなと思います。
慣れもあるのかもしれませんけど、私ならいちいち傷ついてしまいそうで。
ちゃんとそれはそれとして理解して、使えるときに使う。
やっぱりなんだろう、人間として大変成熟した方だなと思い……
戦争を経験すると、こうなれるものなのでしょうか。
あと、薬指にしっかり指輪はめているスノウ、可愛いです。
結構控え目そうに見えて、そういうところちゃっかりアピールしに行くところ、好きです。可愛い。
作者からの返信
Ifさま
またまた、ありがとうございます……!
イヴァンはこの辺では、わりと「完璧な人間」として描いていますが、人間ができていると言うより、感情が戦争体験によってロックされているような状態だと思うんですよね。強いというより、いろいろ無感情になってしまっていて、それをスノウとの旅で取り戻していく過程に彼はこの辺ではいるんだと思います。真面目で律儀なところは確かなんですが。
指輪薬指に嵌めちゃうスノウ、可愛いですよね。うれしいお言葉です。彼女も感情を制して生きてきた過去の持ち主なので、こういう茶目っ気がでるところが、彼女も心身共に自由になってきたのかなと思います。
両者にとって、この旅は失われた自分を取り戻す旅程なのだなと改めて思えました。
そういう物語を最初から目指した訳でないのですが図らずもそうなっていったのが、書き手としても面白く感じています。
イヴァンさん、子供に対して優しいなあ。
戦争後ですものね。なにかと荒れてそうな感じがひしひしとします。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
いつもありがとうございます^^
……今回はたわいもないエピソードとして描かれてますが
イヴァンに対して「子ども」「戦後」というのは
今後物語のキーワードとなってきます。
ですので、今後も楽しんで話を追っかけてくださいませ。
指輪をどれだけスノウが大切に思っているかと、その誰かの綺麗な指輪を奪ってでも母親に笑顔になって欲しかったという子供達と…切なさがちりばめられたお話でした。
攻撃され、指輪を取り返したものの、子供達の境遇にそうなってしまった戦争に責任を感じるイヴァンも、真面目というか。
戦争の爪痕はまだまだ各所に残っているのでしょうね。
旅は回り道になったようですが、これからどうなっていくのかも楽しみです。
作者からの返信
スキマ参魚さま
いつもありがとうございます。
切ないし、残酷な話ですよね。
はい、イヴァンは真面目なんですよ。真面目というか、なにかと考え込まずにいられないタイプで。
これからも戦争の爪痕は色んなカタチで出てきますが、そのなかでイヴァンは己の戦時中の立場故、またいろいろと悩むこととなります。
その葛藤をも、恋愛パートとともにお楽しみ下さいませ。