第4話 幼少化

「ふぅ...やっと終わったか...」




「お疲れ様です。魔王様」




 こいつは、四天王(校長)マールスト・ニコヘイヤ通称馬鹿だ。




「おい!あれはどう言うことだ?」




 体育館の舞台の横にある部屋で魔王は怒鳴る体育館の中は魔王の怒鳴り声で響く。




「魔王様の強さ、偉大さなどを理解していただく為に・・・」




「そう言う事ではない・・・そう言う事を言ってるのではない!何故言わなかったのだ!嫌がらせか?何なのだ!我悪い事したか?」




 再び怒鳴り体育館の部屋に響く。




「申し訳ありません...そのように怒鳴ってしまったら皆んなに書かれてしまいますよ?」




 魔王は後ろの窓から覗き体育館の舞台の下を見るするとみんなが騒めいている。




「どう言う事だ⁉︎防音魔法を発動したはず?」




 魔王が再度魔法をかける。『防音魔法』




「何をされてるんですか?発動されてますよ?確かに防音されています。ですがここにはマイク、向こうにはスピーカーがあるんです。」




 そう言うと四天王に近づくと魔王の顔を四天王の顔に近づき言う。


「それは許される行為ではないぞ...我の事を馬鹿にしているのか?...」


 魔王は聞こえないように四天王の耳元で言った。




 か....可愛い...(作者)




「していません。」


 何でこの魔王はマイクを壊せばいいのに壊さないんですか?




 そう言うと魔王はさっきとまるで違う態度で声を大にして言う。




「はぁ...もう仕方ないなぁ!ニコは我は偉大な優しき最強の魔王、『今回だけ!』今回だけ見逃してやる!分かったなら反省してこい!」




 言い終わると同時にまた四天王に近づき耳元で囁く。




「後で魔王室に来い...覚えとけよ?」




「え?あの偉大なる大魔王が許したと言ったのに部屋に来いとは?まさかさっき言ったことはうそだぅたのですか...?」




 魔王が慌てて反論する






「ち...違う...後で部屋に来い...とは...そう!お土産を渡してやるから来いってことだ!」




 そう言うとニコは片膝をつき俺に頭を下げる。


「申し訳ありません魔王様...大魔術師の魔王様がこんな嘘付くわけ無いですよね?これは失態...」




 そう言うと我に頭を差し出しこう言う




「魔王様...私一つの首で許してはくれないでしょうか...魔王様を信じなかったこと、疑ってしまったこと心から反省しております。この首一つで許されるとは思っていませんだが!だが魔王様の神に近いその力優しさで私の首一つで許してはくれないでしょうか...」




「わ...わかったよ...もういいよ...なんか...うん。ごめんね言いすぎた...やっぱ部屋来なくていいよ...お土産無いし」




「ですが魔王様を疑った罪、信じなかった罪、この罪悪感はどうすればいいのでしょうか...」




「あぁ簡単だよゴミ箱へぽいっとしちゃえばいいんだよアハハハハハ」




 そして魔王は...魔王城で大泣きした。




「もぅ〜防音魔法なんて信じないからぁギャグ滑るしニコには馬鹿にされるしもう魔王辞めようかなえぇぇぇぇぇん」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

魔王様は退屈です maru @ma12maru21

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ