第10話 衝撃の過去

「そうよ。チ○ゴー✨😌✨

 フェイス ノートをやっているでしょう」



「ハイ、やってますけど」 

 事故に遭った五年前からやっているが。



「私は、ずっとチ○ゴーのフェイスノートをフォローしてきたの」



「え、僕のフォローを❓」



「えェ、だからチ○ゴーがどんなキャラか。

 手に取るように解かっているわ」


「ン😓 でも」

 

「チ○ゴーは私の命の恩人だから」

「え、命の?」



「やっぱ、忘れたのねェ。あんな大事故を」


「大事故…… ッて言えば」

 ようやく何かを思い出した。





 五年前のあの事故を。






 あの日もギラギラと太陽がアスファルトを照らし、燃えるように暑い一日だった。

 




 夏休み僕は近くの量販店スーパーで買い物をし帰宅途中、青信号になったので横断歩道を歩いていた。




 その時、轟音と共に一台の暴走車が赤信号を無視して突っ込んできた。



 まるで黒い怪鳥のようだ。

 一斉に辺りから悲鳴が上がった。



 僕の前を歩いていた美少女も身体が硬直したみたいだ。

 引きつった顔で暴走車を見つめていた。



 考えている間もない。



 とっさに僕はダッシュした。


『危なァ〜い』

 声の限り叫んで美少女を抱きかかえた。



『わァァ~』

 絶叫し、そのまま宙を飛んだ。





 ドォーン❗❗

 

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