作品に応援いただいたご縁で、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。
本作は現代社会に突如として現れたドラゴンによって、主人公が異世界に飛ばされるところから始まります。
そして王道のボーイミーツガール。彼が異世界で初めて出会った、アリアという少女との出会い。ここから、物語は動き出します。
最初は主人公が彼女を守りたいと力をつける為に、士官学校へ入学します。ここでの物語は友達との出会いやイジメに対してぶつかっていくという、青春モノど真ん中。その中での主人公の成長が描かれています。
無事卒業できた彼に待っていたのは、なんとアリアのピンチ。詳細は是非本編を読んでいただきたいのですが、成長した彼と彼女の再会は、本当に胸を熱くさせるものがありました。
その後は国にまつわる陰謀めいたストーリーが展開されていき、まだまだこの物語から目が離せません。
少年と少女の出会いから始まる、これこそ王道のファンタジー作品と言える本作。
他の皆さまも是非読んでみてください。
平凡な高校生リュウトは、ただ普通に女性が苦手ないち高校生にすぎない。
そんなリュウトが、友人の一人だと思っている同級生の男子から誘いを受け、町に出ることにした。
そこには同じクラスの女子も数人きており、その中にはリュウト自身の憧れである女子生徒も来ていた。
ただ……
最初にも言ったように、リュウトは女性が苦手である。
それが憧れとしている女子生徒であったとしても同じことであり。
ついつれない態度を取ってしまうものだから、その女子生徒を怒らせてしまう。
その女子生徒は、他の女子生徒とは違い、“彼”に優しく接したにも拘らず……。
しかし、ここで有り得ない事態が起こってしまう。
本来ならばこの現実世界にいないであろうとされた「ドラゴン」が、突如彼らの前に現れ、虐殺行使を始めたのである。
“彼”もまた重傷を負ったものの、どうにか一命は取り留めたのだが……
間、髪を入れずして“彼”の下に運命は舞い降りる。
「不運」や「悪夢」は時を選ばずして、いついかなる時も起こるものではあるが、しかし……選ばれし運命の者の下に舞い降りるのは、人はそれを「試練」と呼ぶ。
「ドラゴン」の炎に焼かれ、仮初の命を失った者は、自らがその世界の住人ではないことを知る。
さあ……物語の幕は明けた―――一体“彼”を待ち受ける運命とは、いかに。