第四章 雷獣の咄(はなし)
幕間 その一
第四章の登場人物と粗筋だぞ(明日二郎)
◆
☆またまたオッス。
オイラ明日二郎!
読者のみんな、第三章も読んでくれてアリガトな。
オイラ達の計画は一応やり遂げる事が出来たんだけんど、ナルトデラってえ妙な奴が現れやがったぞ。
アイツ、オイラ達を利用していったい何をする積もりなんだ?
※本項は登場人物の紹介と前章までの
若干のネタバレを含む場合がありますのでご了承下さい。
本項の情報は作中の一九一八年一二月時点のものです。
◆ 主な登場人物 ◆
◇
魔術結社
九頭竜会の最重要儀式に参加させられた事により、邪神勢力との戦いに巻き込まれて行く。
大学では伝承学を専攻していた事もあり、宗教儀式や古代文明に
好きな煙草の銘柄はゴールデンハット。
九頭竜会での儀式のさなか霊感が覚醒。
綾の子の
邪神復活阻止の為、比星 兄弟と共に邪神崇拝結社に立ち向かう。
☆言わずと知れたオイラの一番弟子。
素質はナカナカなのだが、まだまだ豆腐メンタルで頼りない。
師匠であるオイラが、ミッチリタップリ
◇
五、六歳の子供の容姿をしているが、その精神と知能は大人並みに発達している。
魔術に限らず医学や生物学などの見識も深く、いわゆる天才である。
又、虹色の球体を介して
その正体は、太古から邪神を崇拝しその復活を画策して来た比星 一族の末裔。
邪神の中でも取り分け特別な
明日二郎とは双子で、今日一郎は兄に当たる。
弟の明日二郎と共に召喚術の
実母を人質に取られており、仕方なく九頭竜会に協力している(今日一郎談)。
☆言わずと知れたオイラのオニイチャン。
頭脳明晰でクールな性格。
クールさにかけちゃあ、流石のオイラも敵わねえな。
……でもここだけの話、オイラより寂しん坊なんだぜ。
今の話、オイラが言ってたってオニイチャンには言うなよ、絶対言うなよ!
◇
宮司(今日一郎)が異界から呼び込んだ異形の弟。
普段は
宮森の霊能力を覚醒させるべく、シショー役を買って出た。
兄の今日一郎を尊敬しており誇り高い性格。
食に関しては並々ならぬ
幻夢界では数々の
☆言わずと知れたオイラだ。
スーパーでオールマイティーな魔術師でもあるぞ。
こんなオイラにも実は悩みがあってだな、儀式でオニイチャンに呼び出される前の記憶が不確かなんよ……。
◇
瑠璃家宮 派に属する魔術師で、瑠璃家宮の側近。
頼子とは夫婦。
要人警護や対象監視の任務に就く事が多い。
表向きには、電気技師の職に就いている。
☆もうイキナリ魚臭えから。
邪神眷属が定着してるの決定。
ヒレからなんか出す。
あと、いろんなトコからヒレ出す。
◇
瑠璃家宮 派に属する魔術師で。瑠璃家宮の側近。
益男とは夫婦。
夫の益男同様、要人警護や対象監視の任務に就く事が多い。
現在は一応専業主婦。
益男と結婚する以前は看護婦をしていた。
☆コイツも旦那と一緒だ。
しかも、もんっっっっっっ……の凄く歯が丈夫。
◇
大昇帝 派所属の魔術師。
本邦では、在野の博物学者として名が知られている。
☆メッチャパワフルなオッチャン。
何でも、子供ん時は〖てんぎゃん(天狗)〗と呼ばれてたそうな。
◇ 西川少尉 ◇
帝国陸軍少尉で、本名は
長州派閥軍人の子息でナヨナヨしたお坊ちゃん。
☆金持ちの息子、いわゆるボンボンだ。
こんな奴が将来軍のお偉いさんになるかと思うと、先が思いやられるぜ。
◇ 坂田曹長 ◇
帝国陸軍曹長で、本名は
西川少尉とは違い、軍人然とした
☆普段は規律正しいんだけど、酒が入ると途端にだらしなくなるみてーだな。
◇ テンバ・シロー ◇
日本名は
チベット仙境で生まれ育った天才魔術師で、〈エメラルド・ラマ〉の命により大昇帝 派に協力している。
井高上 大佐直属の魔術実戦部隊
〈エメラルド・ラマ〉と同一の邪神を定着させている。
☆コイツ、『オイラの良いライバルになりそうだな』って、余裕かませる相手じゃねえ!
どんな手使ったらこのバケモンに勝てるんだよ……。
◆ 前章までの粗筋 ◆
秘密結社 九頭竜会の新米会員である宮森 遼一。
彼は結社が開催する秘密儀式に参加させられ、運命の双子に出会った。
九頭竜会の宮司である比星 今日一郎と、彼が異界より呼び出した弟の明日二郎である。
比星
計画の一部が見事達成されひと時の休息を得る事が出来た宮森と比星
しかしそこに待っていたのは、更なる怪異との遭遇であった……。
◆
☆と云う訳で、今度は帝都を飛び出し熊野で大冒険!
大昇帝 派の大物も登場して、くんずほぐれつの大バトルに
じゃあみんな、第四章も絶対に読んでくれよな! な!
『もう……ヰェルクェニッキ…………この世界か……ヰェルクェニッキ……らは。
逃れ……られ、ヰェルクェニッキ……ない』
◆
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