第三章 ウミからくるモノ、山から来た者

幕間 その一

第三章の主な登場人物などでーす❤(綾)



☆読者の皆さんこんにちは!

異魚にんぎょ〉こと、綾でーす。

 第二章はどうだったかな? カナカナ?


 綾はお兄様のお子を無事妊娠できるか、今からドキドキしてまーす。

 宮司さん達が何か企んでたみたいだけど、綾ムズカシイ事わかんなーい。

 誰か解りやすく綾に教えてちょう~だい❤


※本項は登場人物の紹介と前章までの粗筋あらすじを記載しています。

 若干のネタバレが含まれる場合がありますがご了承下さい。


 本項の情報は作中の一九一八年 一一月時点のものです。



◆ 主な登場人物 ◆



◇ 宮森みやもり 遼一りょういち ◇


 魔術結社九頭竜会くずりゅうかいの新米会員。

 九頭竜会の最重要儀式に参加させられた事により、邪神勢力との戦いに巻き込まれて行く。

 大学では伝承学を専攻、宗教儀式や古代文明に造詣ぞうけいが深い。

 好きな煙草の銘柄はゴールデンハット。


 九頭竜会での儀式のおりに霊感が覚醒。

 比星ひぼし兄弟との対話で、九頭竜会の目的が邪神の復活だと知らされる。

 綾の子の持衰じさいとして瑠璃家宮一派に見出されるも、生贄に供される運命が待っている。


 邪神復活阻止の為、比星兄弟と共に邪神崇拝結社に立ち向かう。


☆あ! 帝居地下の管制室でずっと綾を眺めてた人、この作品の主人公だったんだ~。

 赤ちゃんの教育係になる予定なんだけど、この人ルックスが地味すぎるから直ぐ忘れちゃいそうだわ。



◇ 瑠璃家宮るりやのみや 玖須人くすひと 親王しんのう ◇


 大日本帝国皇太子であり、後の大日本帝国太帝たいてい

 全世界に破壊と殺戮をもたらす事で邪神の復活を画策し、綾との間に邪神復活の鍵となる子を儲け様としている。


 自身にも凶大な邪神の一柱ひとはしらを定着させ、九頭竜会では瑠璃家宮派(海軍派)を率いる。


☆綾の愛するお兄様❤

 ムズカシイ事はワカンナイけどー、お兄様が一番になったらとっても楽しい世界になるんでしょ?

 その為にお兄様は頑張ってるの。

 みんなも期待して待っててね!



◇ 多野たの 剛造ごうぞう ◇


 大日本帝国の歴史学、伝承学の権威であり、真道院しんとういん大学の学長。

 宮森の師であり、彼を九頭竜会に引き込んだ張本人。


 邪神の一柱を定着させており、九頭竜会では瑠璃家宮派に属する。


☆いつも難しい顔してる学者さん。

 お兄様と一緒の時も多くて、綾ヤキモチ焼いちゃうな。

 でも、なんだか自分の子供みたいで可愛く思える時もあるんだよねー、不思議❤



◇ 草野くさの 磯六いそろく ◇


 大日本帝国海軍少佐。

 後に連合艦隊司令長官となり、大日本帝国を太平洋戦争へと導く。


 邪神の一柱を定着させており、九頭竜会では瑠璃家宮派に属する。


☆頼りがいがある感じの軍人さん。

 もう直ぐアメリカに行っちゃうんだって。

 いいなー、綾もお兄様と新婚旅行いきたいよー。


 多野のおじい様がカッチリした長男だとしたら、草野のおじ様はヤンチャな次男、ってとこだわ。



◇ 蔵主ぞうす 重郡しげさと ◇


 蔵主財閥の三代目当主。

 全世界での人類大量虐殺に必要な兵器製造を担う。


 邪神の一柱を定着させており、九頭竜会では瑠璃家宮派に属する。


☆ねちっこい喋り方の社長さん。

 お兄様に色々協力してくれてるみたい。

 二十年後? ぐらいには、もっと大きなドンパチが出来るとか何とか言ってたよ。


 この子は甘えん坊の三男かしら……あれ、何でとか言っちゃんたんだろ?



◇ 相田あいだ あや ◇


 九頭竜会が行った最重要儀式で生贄にされた少女。

 儀式の末、邪神の一柱を定着させられた。


 定着の影響により、肉体も人外のモノへと変貌している。


☆これアタシ!

 これでも公家くげの出なんだよ。

 でもホントのお家じゃないんだよねー、アタシ養子なんで。



◇ 比星ひぼし 今日一郎きょういちろう ◇


 帝居ていきょ地下に建造された神殿の宮司ぐうじ

 五、六歳の子供の容姿をしているが、その精神と知能は大人並みに発達している。


 魔術に限らず医学や生物学などの見識も深く、所謂いわゆる天才である。

 又、虹色の球体をかいして現界げんかい異界いかいとを繋げ、異界のモノを現界に引き込む異能を持つ。


 その正体は、太古から邪神を崇拝しその復活を画策して来た比星一族の末裔。

 邪神の中でも取り分け特別な一柱をほうじており、有ろう事かその邪神の落とし子だと宮森に告白した。


 明日二郎とは双子で今日一郎は兄に当たる。

 弟の明日二郎と共に召喚術の専門家スペシャリスト


 実母を人質に取られており、仕方なく九頭竜会に協力している(今日一郎談)。


☆帝居地下神殿の宮司さん。

 こんな小さい時から働いてるなんて尊敬だよねー。


 綾にも〈※※゠※※〉の邪霊を定着させてくれたし、将来が超楽しみ!



◇ 比星ひぼし 明日二郎あすじろう ◇


 宮司(今日一郎)が異界から呼び込んだ異形の弟。

 普段は幻夢界げんむかいと呼ばれる異次元に潜んでおり、現在は宮森の頭の中に居候いそうろう中。


 楽筝がくそうの演奏や精神感応テレパシーの中継などもこなし結構多才。

 兄の今日一郎を尊敬しており誇り高い性格。

 食に関しては並々ならぬこだわりを見せる。

 幻夢界では数々の浮名うきなを流して来たらしいが……。


☆宮司さんが呼び出した弟さん。

 宮司さんと双子なだけあってお顔がソックリ。

 あのぶよぶよした体つきもたまら~ん❤

 カマドウマみたいなぶっとい脚も超キュート❤



◇ 岡田おかだ 慧山えざん ◇


 九頭竜会大昇帝派所属の魔術師。

 覚者密教の聖典である大蔵経たいぞうきょう入手の為、チベット奥地のツァンポ大峡谷だいきょうこくおもむく。


☆中堅魔術師のクセに若作りしてー、切れたら一気に年取っちゃうよーだ。



◇ ※※※・※※※ ◇


 日本名は※※※ ※※※。

 チベット仙境で生まれ育った天才魔術師で、〈※※※※※・※※〉の命により九頭竜会大昇帝派に協力している。


 井高上大佐直属の魔術実戦部隊外法衆げほうしゅうの隊長であり、あらゆる魔術の達人。


〈※※※※※・※※〉と同一の邪神を定着させている。


☆こいつとはいつか本気でり合わなきゃいけない気がする……。

 綾、負けないから!



◇ 〈※※※※※・※※〉 ◇


 チベット仙境に巣食う大魔術師。


☆綾たちの敵!

 どっかの山に引きこもってるみたいだけど、それでお兄様に勝てると思ってるの?



◇ 〈影〉 ◇


 正体不明の存在。


☆お兄様の古い知り合いみたいだけど、一体誰なの? ていうか何なの!



◇ 下宿の女将 ◇


 宮森が居住している下宿の女将。

 実は九頭竜会傘下の宗教団体の会員で、宮森を密かに監視している。


☆コロコロしてて可愛いおばさん。



◆ 前章までのあらすじ ◆



 秘密結社九頭竜会の新米会員である宮森 遼一。

 宮森は結社が開催する秘密儀式に参加させられ、一人の少年に出会った。

 儀式を取り仕切っていた宮司、比星 今日一郎である。

 今日一郎は九頭竜会に母を人質としてとらわれており、邪神の精神体を呼び出す為に協力させられているのだと云う。


 今日一郎は異次元から呼び出した異形の弟である明日二郎と共に、邪神復活計画を阻止するべく宮森に接触を図ったのである。

 宮森は比星兄弟と心を通わせ、邪神復活阻止計画に加担するのであった……。





☆じゃあ、今から【第三章 ウミからくるモノ、山から来た者】を楽しんでね。


 よ~っし、綾も頑張ってお兄様の赤ちゃんを……ねぇ、〈※※゠※※〉のウタ、聞いてみない?

 キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ……。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る