幕間 その二
今日一郎の作中用語解説
◆
☆やあ、読者の皆さん。
比星 今日一郎です。
【第二章 邪神学講義】いかがでしたか?
ちょっと難しかった、と思っている貴方。
本項は作中用語の解説です。
良かったらここで復習して行って下さいね。
※本項は作中設定の紹介です。
若干のネタバレが含まれる場合がありますがご了承下さい。
本項の情報は作中の一九一八年 一一月時点のものです。
◆ 作中用語 ◆
◇
邪神や邪神眷属など、低次元に封印された存在の精神体。
人間の
俗な言い方をすれば、人間の心に巣食う悪魔。
☆貴方方にもきっとある筈だよ。
◇
幽界以上の高次元存在。
人間の魂魄の
幽界に繋がれていた邪神やその眷属の
物質界での人生を通し、魄である邪霊の浄化を手助けする役割を担うとされる。
俗な言い方をすれば、人間の心に寄り添う天使。
☆僕の場合は、どうなっているのだろうか?
◇ 堕落 ◇
人間が非人道的行為を繰り返し、魂である聖霊の
堕落が進行すると、素質や自覚がなくとも簡単な霊力操作、魔術を本能的に使用出来るようになる。
自覚がある場合は憑き物
例は少ないが、人間以外の生物でも堕落が起きる場合がある。
人間に虐待されたり人肉の味を知った高等動物が大半だが、詳細は不明。
☆魔術を使いたいからといって、非人道的行為には絶対に走らないように。
◇
人間が住まうこの次元の事。
魔術師達は
☆簡単に言えばこの世だね。
◇
魔術師達は便宜的に二次元と呼称している。
睡眠などで肉体の活動が
人間各個人にそれぞれ存在する。
魔術結社の研究により、人間以外の生物にも幻夢界が存在すると突き止められた。
現段階で発見が報告されているのは犬、猫、猿、
ただ虫や植物にも存在する可能性があり、今後の報告が待たれる。
幻夢界の下層は魔空界と接触しており、持ち主の状態によっては邪霊の召喚などに利用可能。
幻夢界には、持ち主の邪念と魔空界に封印されている邪神や邪神眷属達の邪霊とが
その〈幻魔〉は、持ち主の魄を捕食して邪霊の定着を促そうとする。
☆弟の本体はここにあるんだよ。
僕も何時か弟と一緒に幻夢界を旅したいんだけど、何故か実現出来そうな気がしないんだ……。
◇
邪神が封印された低次元の事。
魔術師達は便宜的に一次元と呼称している。
邪神やその眷属達が住まい、常に勢力争いを繰り広げている。
美醜や清濁の基準がまともではなく、住人や建造物の造形は明日二郎センセー
邪神やその眷属はこの次元に封印されている為、その精神体を人間に取り憑かせる事でしか物質界に顕現出来ない。
邪神やその眷属達はその制限を取り払い、物質界に自らの肉体を復活させる事を目論んでいる。
☆弟はここでは、ス・タ・ア、みたい。
◇
物質界、幻夢界、魔空界と云った三次元以下に影響を及ぼす霊力の
魔術師達は便宜的に四次元と呼称している。
霊能力者、魔術師達は霊力を用いて不思議界に
それが魔術である。
☆まだ作中で説明されていないけど、明日二郎はここに幽体を生成して活動しているんだ。
比星一族秘伝の
◇
様々な宗教や文化に観られる死後の世界。
魔術師達は便宜的に五次元と呼称している。
幽界の下層が一般的な宗教で云う所の地獄に相当するようだ。
ここに邪神やその眷属の
幽界以下の次元で邪神やその眷属の邪念が枯渇した場合は、問答無用でここに送られるらしい。
☆邪神やその眷属の分御霊はここでオシオキされるとか。
貴方方も、罪深い人生を送って地獄
◆
☆では、次章の【第三章 ウミからくるモノ、山から来た者】もよろしくお願いします。
今夜貴方の夢に明日二郎が現れる……かも。
もし明日二郎が来たら、
◆
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