A*A続編として書いて没にしたもの
「これで五件目だ」
日本の
路地裏を
彼もコートの内ポケットに入れていた携帯電話で時刻などを
「小河原警視……わざわざAR通信ですか?」
『そうだ。携帯電話では音が
ピアス、ネックレス、
宙に浮かぶ警視からの映像や声も通信相手である本田警部にしか伝わっていない。警察の
『君からの報告にあったアプリケーションの予告は実行されたのだな?』
「予告じゃないです。これは
携帯電話に向かって声を出しつつ、彼は画面を操作して
彼は今死体が横たわっている裏路地に正確に
このアプリケーションで地図上に今回の事件が起きた場所にピンが立ったのは一週間前。その時点でまるで未来の出来事を直接
現場は一時間前から立ち入り禁止にしており、警官
九時四十分に路地裏を確認しても
落ちてきた者は体が
遠ざかっていく救急車を
「このアプリ製作者を
『第一容疑者だからな。
現場も見ずに好き勝手なことを。そう思いながらも本田警部に返す言葉はない。
頭にゴーグルをつけた少女は少しだけ困った顔をする。立ち入り禁止のテープなど気にかけず、誰の目にも映らないまま、上空を見上げる、現実では建物の
公共AR空間の飛行船は
〈困ったなぁ。万結のいるAR空間に気付いてくれれば事件の真相を話せるのに〉
独り言を
ごちゃまぜ! 文丸くじら @kujiramaru000
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