第二話 次はまつり
※注意書き
全て実体験通りではありません。身バレ等の理由を含めて、内容は実体験とは異なった部分があります。(大体の大筋は同じ)
暴力描写などあるので、苦手な人は読まないでください。
殆どノンフィクションです。
ノンフィクションではありますが、実在する団体などには関係ありません。
名前・学校なども変えており、実在するもの等とは関係がありません。
_____________________________________
今になって、殴られたときの事を掘り返してもよく覚えていない。
何を覚えていないかというと、何が原因で殴られるかだ。
ただ、殴られるようになったきっかけと
どういう風に殴られるか、それだけは忘れられない。
___6歳の時__
5歳の時は決して殴られる事はなかった。
だが、ある日の事…
なぜ怒られたかは覚えてはいないのだが、私は腹を殴られた。
6歳の私は、簡単に転がっていく。
ドン‼︎‼︎
と大きな音が耳に入る。
その瞬間、私は頭も腕も背中も…背後を硬い何かにぶつけていた。
何にぶつけたのか…後ろを振り返ってみると、タンスだった。
痛い
痛い
痛い
辛い
辛い
辛い
怖い
怖い
怖い
何故
何故
何故
…そして私はついに泣いてしまった。
実は私は6歳になっても何故私がこんな仕打ちを受けているのかは分かっていなかった。
只、今回は1人じゃなかった。
2人だったのだ。
そう、そのもう1人は“まつり”だ。
うちでは、8人兄弟の中で3人と5人にグループが分けられている。
〈3人の方〉
長女・長男・雪(次男)
〈5人の方〉
まつり(次女)・クロユリ(三女)・四女・三男・末っ子(四男)
このようなグループの構成でできている。
前まで敵だと思っていたまつりは今回は私と同じ、殴られる側だった。
まつりはこの時小4だった。
2人ともまだまだ子供である。
何故、今回からまつりが殴られる側になったかというと、それは私たちにあるのだった。
私たちとは、クロユリ(私)と妹の事である。
5歳の頃、あんな事があってもまつりは妹として私たちが好きでいた。
私はあんな事があっても、優しくしてくれたまつりを嫌いにはならなかったのだ。
だから、私たちは沢山遊んだ。
おままごと・鬼ごっこ・絵本の読み聞かせ………
只、それがいけなかった。
この行動によって犠牲者が増えてしまったのである。
簡単に説明すると嫌われている私と、仲間だと思っていたまつりが、仲良く遊んでいた。それをゆきが見てしまい、敵だと思ったのかなんなのか、ゆきは2人に暴力を振るったのである。
ここで不思議に思った人がいるかもしれない。何故、まつりと私だけ殴られて妹は殴られないのか、それはまた今度明かすので今は忘れてください。
という事で、まつりも殴られるようになった。
私達はわんわん泣いた。
だんだん声は汚くなっていって、鼻水も止まらなくなり、頭が痛くなっていく…
まつりと私は意味もなく殴られるのに耐えていた。
だけど、まつりの心はおかしくなり始めていたのだった。
_____________________________________
次回予告
第三話 まつりと私の心の変化
_____________________________________
感想は近況ノートにて…
死ぬなら寿命で死なせて。 @kuroyuri1024
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。死ぬなら寿命で死なせて。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
小説を書く前に…/@kuroyuri1024
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
葬儀場にて/翠雪
★6 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
Credulity/Onfreound
★6 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます