「あんたさあ、ともだちつくれさ」

　ある日、タミちゃんがそんなことをいった。

　しゃべることの苦手な私なのだが、タミちゃんとのグループとは、それなりに仲良くしていたはずだった。

　けれど、ある日突然たみちゃんたちは私を無視しはじめた。

　かと思えばそんなこという。

「じゃあ、ともだちになって」

　わたしが言った。

「嫌に決まっている。なんであんたなんかと友達にならないといけないの」

　そういってタミちゃんたちは去っていった。

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