フレドリック・ブラウンについて

 

 フレドリックブラウン(1906~1972)は私の大好きな作家です。この人なくして


S&Sは語れないと思います。


 奇想天外なお話と予想外のオチ。そう言うものを書かせたらこの人の右に出るものはいないのではないでしょうか。


 星新一も私は勿論大好きですが、年齢で言うなら彼は星新一の20年先輩にあたります。この方はヘンリースレッサーと並んで星新一の先生みたいに思えます。


 この人がどうのこうのと言っても作品を読んでいただければ、一番わかり易いのですが、その面白さは群を抜いています。よくもこういうオチを考えつけるものかと感心、感嘆するしかありません。


 エンターティンメント性に富んでいて、ユーモアがあってともかく切れ味がいい。


 S&Sの名人でしょうね。私も20歳くらいで彼の作品に出合い、今まで読んでいたSFとはまるで違った、いうなればSF落語のようなとんでもない物語に衝撃を受けました。


 この方がいなかっかったら、私はS&Sみたいなものを書いていたかどうかわかりません。兎にも角にもこの方に絶大な影響を受けたことは間違いありません。


 S&Sはやはり、アイデア、発想が命です。文章をこねくり回しても面白いものは書けません。そう言う意味で彼のアイデアは秀逸です。私なんか足元にも及びません。



「未来世界から来た男」とい文庫本を今でも大事に持っていますし、今でもまた読んだりします。飽きませんね。



 もう20年前、週刊ストーリーランドで彼の「不老不死の妙薬」がアニメ化された事もありました。


 この「不老不死の妙薬」のストーリーを簡単に述べますと、ある男が不老不死の妙薬を発明するのですが、それを服用する決心がつかず非溶解性カプセルで歯の間に隠しておくのです。


 ある時 彼は肺炎にかかり、もう駄目だという時カプセルを割り薬を服用します。


 と、彼は昏睡状態になります。どうしたのかというと彼は不老不死になったのですが、彼の体内の肺炎菌まで不老不死になっていたという、どうにもこうにも可笑しなことになってしまうのです。


 このオチは面白い。脱帽です。


 しかしいまいち知名度がないのは、彼の作品が動画化しにくい事もあるのかなあなんて思います。映画やTVで取り上げてくれれば嬉しいのですが。


 ストーリーテリングという言葉は今やビジネス界でも使われますが、そもそも彼がストーリーテリングの元祖だったような気さえします。


 その語り口が巧妙で読者を引き込みます。彼の物語のオチは明快で、はぐらかすという事がほとんどありません(理解しにくいオチはありますが)




 まあでも彼を読んで面白くない方もきっといるでしょうが、私の場合は格段に面白いと感じられて幸せだと思います。


 


実はまだ彼の全作品を読んだわけではないのでこれから読もうと思っています。



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エッセイのようなもの 松長良樹 @yoshiki2020

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