ひとこと紹介の×××の部分、気になりませんか?
ここで語ることはしません。ぜひとも、本編を読んでこの伏字の部分の答えを知っていただきたいな、と思います。
初めて読んだとき、私もこの部分で唖然としました。次にやってきたのは笑いです。ご本人にはとっても申し訳ないんですけど、笑ってしまうんです。
『やるせなき脱力神』、素敵なお話です。
展開は結構シビアで、登場人物が結構な確率でお亡くなりになったりもします。
しかし、その悲しさや切なさに負けないほどの笑いや希望も溢れていて、読んでいると良い意味で大変感情が忙しくなるお話です。
一つのお話で何度も美味しいんです。
その、ネタとシリアスの奇跡的な調和を一つ目の魅力としたら、二つ目の魅力は次々現れる個性的なキャラクターたちでしょうか。
先ほど述べた理由で入れ替わりが激しいこともあり、脱力神にはたくさんの登場人物が現れます。
一人一人の書き分けがまた素晴らしく……キャラクターの個性のバリエーションって、こんなにあるんだなって気づかされて、書き手としても大変勉強になります。
そしてそんな個性的なキャラクターたちが、惜しげもなく散っていくものですから、常にはらはらしちゃって。
そもそも、まず主人公のウィーナさんが素敵ですから。彼女、女神らしい気高さや美しさを持ちながら、お金にこだわってしまう俗っぽさもあったりして、女神なのに人間らしいというか。
そういう愛されポイントを上手に作るのが、魅力的なキャラクター造形に必要なことなのかな、なんて考えたりします。
魅力はまだまだ他にもあるのですが、ネタバレを避けて語るのが難しいので、とにかくぜひとも読んでみてください。
こちらの作品は、既に別所では完結されています。
ですから、追いかけていたのに更新が止まって……などということがありません。
ぜひ、安心してお読みください。後悔のない時間が待っているはずです。
(また、外伝もいくつか投稿されているので、そちらもぜひ!)