人を幸せにできる空想って凄い!
ノアのロケット
人の心を豊かにできる空想
さて、突然ですが、皆さんに質問をしたいことがあります。空想をする人について何を思いますか?
おそらく、現実に起こりえないことを想像してしまう頭がちょっぴりおかしい人だと思う人が多いと思います。普通だと、空想をする人は嫌われることが多い気がします。
それでは、なぜ、空想をする人たちが嫌われてしまうのでしょうか。私が、理由の一つとして挙げられるのは、空想をしてしまうのは精神病の病状のひとつとして捉えてしまう人が多いからだと思います。一般的に、人は自分と違う考え方の人がいると攻撃をしたり、自分に賛同する人だけのグループを作り上げようとしてしまうものだと思っています。それではいつになっても同じ意見のままであり、成長する機会が少なくなってしまうと思います。
私は、2種類の空想があると思いました。それは、【人や社会を幸せにする空想】と【人や社会を不幸にしてしまう空想】です。
「あいつを殺したら、自分は幸せになれる」「あいつをいじめたら、自分は偉く見える」「私の意見に従っておけば、すべてうまくいく」これは、結果として不幸な人がうまれる可能性があります。【人や社会を不幸にしてしまう空想】をしやすい人は、一般的に、自分や自分の周囲の者だけが幸せになればいいと思っている人や自分の考え方が一番正しいと思っている人が多いと思います。
では、本題に入る前に空想を否定している人たちにだけ一つ質問をしたいと思います。
ディズニーは空想だと思いますか。
以前、「空想とかおかしいやつが考えるものだから、死んでも関わりたくない」と話していたAさんが「ディズニーランドに行ってきた。楽しかった」と話していました。私はちょっぴりおかしく思いました。本当にAさんが、テーマパークのキャラクターをおかしなやつらだと思わなかったのなら、等身大の動物たちが踊っていても当然と認めているようなものだからです。私は、今でこそディズニーは多くの人から愛されていると思いますが、出発点は、現実に存在しないものを造りあげた凄い結果だと思っています。
ディズニーでは、「夢の世界へようこそ」という言葉がよく使われます。これは、作者が『こんな世界だったら、誰かが笑顔になれるかも、誰かが楽しんでくれるかも』というように、自分が創った世界で誰かが楽しんでくれたら嬉しいという気持ちの表れからだと思っています。
つまり、【人や社会を幸せにする空想】とは、『自分が楽しいから、誰かも笑ってくれるかも。自分が感動したから、誰かが感動してくれるかも』と他人の喜びまで想像できる空想だと思っています。
興味があれば天才と呼ばれたアインシュタインの名言も調べてみてください。
次に、受けて側について考えてみたいと思います。まず、皆さんはノーベル賞という賞についてどのような認識を持っているでしょうか。おそらく何か凄いことを行ったり、凄い研究成果を残した者が貰える賞という認識でストップされている方々が多いと思います。
しかし、ノーベル賞が設立された原点に戻ると『戦争をしないという平和』への願いが前提にあります。この願いは、生前アルフレッド・ノーベルがダイナマイトを発明してしまった後悔からきているそうです。ノーベル自身は、土木工事の安全性向上の目的にダイナマイトを創りました。強力すぎる威力から戦争抑止力に繋がると予想したようですが、現実では戦争の激化を招いてしまったそうです。このように、製作者と受けて側の認識のすれ違いによっても人を不幸にしてしまうことも起こりうるのです。
このことから、製作者の真意をどのように受けて側が捉えていくかということも大切になってくると考えられます。現代社会では、SNSに簡単に感想を書き込むこともできるようになっています。しかし、SNS上に書いてある感想は書き込んだ方の感想であるという認識を持つことが大切なのではないかと思います。どのように感じたか、どのように思ったか自分自身の感想を持つことが一番大切なのではないかと思っています。様々な感想の読み合いも楽しいと思います。
だからこそ、空想を否定していた人も、実現するわけがない、気持ち悪いで、考えを終わらせるのではなく、今までにない何かを想像し、それを実際に創造することを目標にしていくのも面白いかもしれませんね。これは、小説に限ったことではないと思います。研究や家電製品の画期的な新製品にもこの考えは使えると思っています。
新しい考えを持つことによって、今まで気が付かなかった世界を見つけることができるかもしれません。そして、製作者だけでなく受け取り方も自分自身の感想・意見を持つことによって今後の社会に貢献できるかもしれないという認識を持つことは大切なのかもしれませんね。
END
人を幸せにできる空想って凄い! ノアのロケット @gurug9uru33
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