精神年齢おばちゃん勇者マセコ


 いや……、

 マセコ、19歳。普通じゃない経験をしてきたから、精神年齢的には、すでにおばちゃんの域。


 RPGゲームで言えば、経験値50は超えたくらい。魔王は、ちょっち大変かもしれんが、倒せる? ってな局面までは戦闘能力がきてる。



 ハカセ、たぶん、ラスボスじゃない。

 この程度の中ボスなら……


 倒せる!


 勇者マセコ、自分の経験値をみた。


 レベル  50

 右手装備 素手

 左手装備 素手

 頭装備  ぶりっこ、キラキラカール

 身体装備 フレーヴァング王家より支給されたド派手なワンピ

 靴装備  フレーヴァング王家より支給されたハイヒール

 所持金  0

 パーティ仲間 レヴァル


 ハカセの家の玄関先で、ごちょごちょしてる場合じゃないって、ついに行動に移した。



「ほおお、りゃあああ」


 マセコ、口からくさい息を吐く。

 ハカセ、HPを5下げる。


「なに、ハカセに口から息をかけてる」


 レヴァルは驚いた。


「レヴァル、あんたも攻撃にでなさい」

「いや、だから、なぜ、口から息を」

「知らないの? これはクサイ息攻撃よ」

「だが、すごい顔になってるぞ」


 レヴァルがハカセのスマホで録画して、マセコに見せた。


 マセコ、はじめてそこで気づいた。もう完全に自分が事故物件だって気づいた。


「え?」


 勇者マセコ、味方による攻撃でHPが限界まで下がる。


(もう、つづけるもんかぁ:このスピンオフを終わらせる方法がみつからない〜〜〜ィィイ。それに、あるコメントで、こっちのほうが本編より面白いって、いや、むしろ、これを書くために、10万文字も長々と異世界ファンタジーを書いたのかっ!)

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