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「あんたの気持ちも分かるような気はするよ」
ミュートの声は、なんだかとても優しかった。以前にも聞いたことのある声だ。少し考えて、すぐに思い
「……もちろん、そんな気がするだけでホントのところは分からないよ。……あたしは死んだことなんてないし、自分のことをそこまで
恋を取り上げられるなんて……
そう考えるとあんたのやってることは、
ミュートの声は
ミュートは力強く、だけど優しい
「だけどさ……だけど、誰かを助けても、たとえ命を
誰かを助けることだってさ、それは助ける
あんたは
……あたしたちはここまで旅をして来た。たったいくつかの町を回ったに
……あんたがいなければ、
……でもそのことと、人の命を
「…………そ、そんな目で見ないでよ。……私はあなたの命を
「受け入れなきゃだめだよ。
「……なんでそんなこと言うの。
「いいよ、
「……
「違うよ。おかしくなんてなってない。あたしの頭は
オルダは、子供のするように首を横に振り、
「……
「……あんたは
「……は、ふふ、私は耳を
あなたの恋人を、あなたの目の前で殺してあげる……私が殺す……あなたがそれを見る……私はその
あなたたちは
オルダは
背中に
「……うえ……ぐ、ぐぐ……ぐえ……
ミュートは
「
オルダはゲラゲラと
ミュートは魔石を
音の向かった先に目を
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