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「……これ、もしかして……
「……あの
「そうかもね。……じゃあ、あのカラスたちは
「……なんか、ゾッとするね。カラスだって
ミュートは自分で言って、自分で
「……な、なに?」
「この
ミュートは首を
「……本当だ」
ミュートは自分の右手を顔に近付け、そこに
「こっちは、身体が
そう言ってミュートは、右手を僕の顔に伸ばした。
「……こんなになって、どうして
「分かんない……。……でも
だけどその
「……この子も、そろそろかも……。こんなに
「……だめだよ、ミュートがそこまですることない。……もしミュートがどうしてもそうしたいなら、僕がやるよ」
ミュートは顔を
ミュートの
ミュートは
「ミュート」
「……ご、ごめんね」
ミュートは
「……か、
「ミュートは死なせないよ」
「え?」
「僕が
「……そうだね、そうだよね……。……あたしは120まで
「……そこまでは
やがて
「ね、ねぇ、サンデー……?」
ミュートの声はやけに
「なに?」
「この
ミュートの声を受け、僕は近くの
すぐ奥で飛ぶ
ミュートの言う
僕たちは
……僕もこの
「サンデー?」
いつの
「……大丈夫?」
「うん、
「そうだね。土に
「
と僕は、頭に
「……これじゃあ
「せめてもの
ミュートは、近くに立っていた2人の少女の顔を
「……みんなで
2人の少女はここにいる人たちの
「……
「……そういえばそうね」
「あっちはみんな笑っていたんだっけ? それならまだいいよね、ここよりは……」
「いや……」
ミュートは僕に向き
「ミュート?」
声を掛けると、ミュートはすぐに
「……ああ、ごめんね。ただね……あんまり、気持ちのいい笑顔じゃなかったなって……」
「
「ううん、違う。……なんて言えばいいんだろう……死んだ
そう言ってミュートは顔を作って見せるけど……。
「……ごめん、
……僕には、お
「さっぱりってことはないでしょ。それより、魔女はどこにいるんだろう。……やっぱりあの城かな」
「
「……よし、なら早く行こう。ここにいると
「
僕たちは城に向かって歩き出した。
どんなに
僕とミュートは同時に
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