10
「………………さぁ、2人とも……私の部屋に……いらっしゃい……。……
僕たちを
「……
怖がる様子もなくミュートは言った。完全に
「それじゃあ、それを取り戻して来なさい。……そしたら、その
いったい僕たちは
「まあ、でも、申し訳ないわね。ここは
「……それは気にしないで。魔女に言われて、ただの
2人の話によると、メイメイちゃんは、ミュートを僕から引き離して
「メイメイは
「ええ。ミュートちゃんと魔女を
「はは、よかった」
グリエさんは腰に手を当て、
「……まあ、なんにしても、
「119、
そのミュートの
「……ええ、
グリエさんは、ぎりぎりとミュートの頭を
「……あー……いたた……なんか
ミュートはグリエさんに好き
「……さて、私が
グリエさんは言うが早いか、
「……ミュート? 行くよ?」
「……ごめん、なんか……腰が
僕はミュートのそばに寄り手を伸ばした。ミュートは僕の手を
「……ん?」
「
「ははは、なにそれ? まあでも、よろしくミュート」
「それじゃあ……はい、で引いてね? ……はい!」
ミュートは飛ぶように起き上がる。だけど、
「……大丈夫?」
「……うん。……だけど、なんだか、身体に力が入らないような気がする」
「……大丈夫じゃないね。肩に乗る?」
「お
ミュートは
少し歩くとすぐに出口に
空に浮かぶ
グリエさんは、
「
外に出て気が
今寝たら、次に目を
「……きゅ、
僕の
「……いや、
「
僕たちのやり取りに、グリエさんは手を軽く2回
「ほら、いいから、早く行きなさい。時間がないんでしょ? 必ず戻って来なさいよ?
「まかせてグリエさん。ちゃちゃっと
「……気を付けるのよ?」
「大丈夫、今のあたしは
「……そう。……それじゃあね、2人とも」
グリエさんは、僕たちの
僕たちはウマスギに
「ねね、今からでも
「……えー、
「ちっ、やっぱりダメか」
「ていうか、なんで?」
「その方が男らしくて、カッコいいかなーなんて」
「……んー、そういうのは自分らしいのが
「……なんで
「……へえ、そんなことが」
「ていうかさ、
「……うわ、なんか、やだなぁ……
「そうかもね。ふふ」
「そういえばさ」
「なに?」
「その時さ、
「うん。それが?」
「……なんだろ、今思うと、ミュートがあんなに手こずるわけないよなーと」
「……あー、あれよ。その、あたしさ、ずっと、サンデーを
「……そ、そうなんだ……」
「そしたらあの
「……いや……
「
「だから、
「……あーそれは違うよ」
「ん?」
「
「……
「
そう言ってミュートは僕に振り返り、
今まで僕は、
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