10
「サンデー!」
やっと
「お
「ピンピンしてる! 身体も、心も!」
「そ、そう、よかった。元気すぎない?」
「……
王様は、
「みんな、ナイフの
「そんな、
「ミュートから離れて。
「……いいか、僕を殺してみろ。この町は
「そんなことしないよ。僕はミュートを
王様は、持っていた
「ごめんね。遅くなって」
「待ってたよ」
「……やけに
「
「はいい?」
「いいから早く
「
「
「はい、リュック持ってきたよ」
「お、ありがとう」
「でも、どうしようね……。この人を
「……
ミュートは王族を
「……
王様は、ミュートの言葉を聞きながら目に力を込めていた。僕には
「そうだ、王様。魔女のことで知ってることを教えてよ。本当は僕たち、そのために来たんだ」
「
「そうだな……」
「あんた、さっき、
「半年か、もっと長いこともある」
「
「つい、
「
「いや、魔女がふらりとここを
「じゃあ王様。
「
「ただ?」
「
「ありがとう。僕たちは行くよ。……そろそろ、
ミュートは
「あんたは
ミュートは左手で王様の
「いい?
「だ、だから、
「してない!」
王様から手を放し、ミュートは
「行こう、サンデー」
「んん? 大丈夫?
「いいから、行くよ!」
部屋から出ると、
「サンデー
「え?」
「……ごめん。……右手が上がらない。……
そう言ってミュートは、左手で
「……
「……うん」
ミュートを
僕はすぐに
最後の1人はじりじりと
3人を
「サンデー! できればでいいんだけど!」
「なに?」
「あたしの絵を
「ええ、なんで?」
「な、なんか
「うーん。しょうがないなあ……」
僕たちは、レイビーさんの部屋に向かった。
「……なんだよ、いきなり、
「す、すいません。その、絵のことなんですが……」
とミュートは、ものすごく
「ああ、もう、できてるよ、
振り向くと、
「すごい、そっくりだね」
「……
「……え。……
「……ダメかしら?」
「……。い、いや。そんなに気に入ったんだ? そっか、はは、いいよ、あげるよ」
「
「いいよ、ははは、こんなこと言われたの
レイビーさんは顔を
「じゃあ、さっそく」
「ああ、でも、まだ
「……あの、あたしたち、すぐにここを立たないといけなくて」
「……そうか、じゃあ、そっと
「……はい……
「よかったら、また来なよ」
「おそらく、もう来れないかも知れません……」
「それは
「絵をありがとう」
「お
「
レイビーさんは手を振って、僕たちを見送ってくれた。
その
レムコムは、僕の部屋でお
「あれー? どこ行くのー?」
「ごめんね!
「また来てねー」
「ごめんねー! もう来れないかもしれないんだー!」
「いろいろありがとねー! レムコムにもよろしく言っといてー!」
「お
ハスコムのよく分からない
来た時はあんなに長く感じた道のりだったけど、ゴールの場所が分かっているせいか、帰りはあっという
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます