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「つまりね」
メローさんはコホンと、わざとらしく
「ここは城の
メローさんは右手でピースの形を作り、僕たちに向けた。なんだろう?
「お城はね、
「なんでまた、そんな城を……?」
「行けば分かるよ」
メローさんは建物の
「これって、このまま入っていいんですか?」
ミュートの声は少しだけ不安そうだった。
「少し行くと
「ありがとう、メローさん」
「で、なんて
「
「ははは! ただの
「はい?」
「お城の人たちはね、
「えっ? あたし
「僕もです」
「それがいいんじゃない!
「えっ? なんで?」
それには答えず、メローさんは
「じゃあ、行くよ。王様にくれぐれも
地下へと続く
「どおもー」
メローさんは軽い感じで
「王様にお
それから、だいぶ待たされて、忘れられたんじゃないかと心配になった頃、
「あっ。
「「メローさん、お
2人の声は、
「王は、ぜひに
「おいでませ」「ようこそ。ロシ
2人は
僕とミュートはぺこりと頭を
「じゃあね、2人とも」
メローさんは軽く手を振ってくれた。
「ありがとうございました」
「ホントに助かりました。帰りに寄らせてくださいね」
「うん、待ってるよ。それじゃあ、
僕たちは
「ねぇ、2人の
2人は
「僕はサンデーだよ」
「あたしはミュートよ」
「ありがとう」「うれしい」
「
「私はハスコム」「私はレムコム」
「2人は
「んー、
「
「私たちのパパとママ。ものすごく、ものぐさなの」「生きるのも、
「あんたたちは強く生きなよ」
言ってミュートは
「ありがとう。今日からそうするわ」「おねえさん、やさしいね」「それでね?」「めんどくさくて、どっちが
「それは、なんというか……
「そんなことないの」「ふふ、そう
「……
「私たちね、お
そう言うと2人は手を
「この
2人は
「だからね、私たちには
2人は
「ここに王様がいるの?」
ミュートは2人に問い掛けた。
「ぶぶー」「
「え、お
「そうよ」「キレイキレイ」
2人は
「こちらが
2人は
「まあ、
と言ってミュートはさっさと
「さあ、おにいさんも」「そうだ、
「え、うーん……」
ど、どうしよう……なんとか
「どうしても入らないとダメ?」
「ええ、もちろん」「
「……。そ、その今、どうしてもさ、
「
「あ、ありがとう。ごめんね。わがまま言って」
「いいの」「相手の
「
「
「
「大丈夫。この近くに
「う、
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