『はい。34番さん。25番さんにヒットです』


「やったっ」


『25番さんは中央ビルまでお越しください』


「おまえさあ。俺を猛追すんのは違くねえか?」


「あなたが一番強いんだもの。あなたさえ倒せれば、こっちのチームは勝ち確定よ。待機所で私が超大活躍スーパーキルするのを見てなさいね」


「超大活躍ねえ。ほれ。こっち来い」


「ん?」


「スカートぼろっぼろですが」


「あらはずかしい」


「とりあえずほれ。俺のアウターウェアで隠しな」


「よかったよかった。あなた以外にわたしの生足見られたくないもの」


「筋骨粒々で圧倒的体躯の生足だな」


「そう。あなたを殺す足腰よ」


「下ネタだなあ」


「違うわよっ」


『25番さあん』


「はいはい。今行きます」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

バスターミナルの銃撃戦(15分間でカクヨムバトル) 春嵐 @aiot3110

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ