応援コメント

第3話 堂々たる出陣」への応援コメント

  • ★感想P1~3 プロローグから始まる物語。

     冒頭での問いは、深いなあと思った。ゲームにしても、映画にしても自分が魔王であるというのは、勇者であるというものよりも少ないようには感じる。勇者サイドの場合、魔王がいることによって人間が命の危機にさらされたりするから、倒そうとする。共存する物語は、魔王が主人公であることよりも更に少ないように思う。人間とは自分が生きるために”共存”を選択するのではなく、”排除”という発想になる生き物なのかもしれない。そんなことを考えさせられる、魔王と勇者のやり取りがとても印象的である。その後、仲間想いの勇者とそれを迎え撃つ魔王との戦いに。とても凝っていてカッコいいなと思った。
     本編に入ると、”やけに軽い身体”という一文から何か変化が起こったことが分かる。その点は、あらすじに書かれている展開になることが想像可能だ。だが、ここからが面白い。魔王と人間の感覚の違いだったり、勇者の普段の生活はもちろん知らないからこそ起きるすれ違い。見かけが自分ではなくなってしまった魔王だが、この世界にあってもそんな事象は起きないものなのか、自分の本当の名を名乗っても信じては貰えない。不思議なことに、人とは嘘を信じることは出来ても本当のことは信じることが出来ない。つまり”嘘だよ”と言われればそれが嘘であると信じてしまうのに、ホントだと言っても証拠がないと信じられないのだ。この物語には、人間の心理に対するリアリティも持たされていると思った。
    (優)

  • ここまですごい面白いです!
    1つ疑問なのが、聖剣は選ばれた勇者のみが手に出来るとありましたが、それっていうのは体なんでしょうか?魂なんでしょうか?
    もし伏線だった場合、返答は難しいと思いますので、そこはお気になさらず無視してください。

    作者からの返信

    >>不二充 様
    コメントありがとうございます。そう言って頂けて何よりです。

    この聖剣、実はある伏線……というより能力が隠されていたりします。今後の展開にご期待下さい。