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    第5話への応援コメント

     前のページに書かせていただいた応援コメントの続きです。

    「高校という位置づけながらも、大学さながらの研究設備や情報集積能力を有し、文系・理系問わず『将来の日本を背負う人材育成』を掲げている【機関】だ」
    →【教育機関】
     機関であることは間違いないのですが、学校を「機関」と言うことはあまり一般的ではない気がします。「教育機関」と書いた方が自然ではないかと思います。
     ところで、野暮なマジレスになりますが、(日本では)普通科の高校と大学は教育の内容だけでなく理念も異なるので、高校が大学にも負けない「学術機関」として機能している状況は、個人的にはイメージしづらいです(そのため、修正案では「教育機関」としています)。エスカレーター式に高校から大学に行ける学校は割とそんなものかもしれませんが、何と言うか……たとえるなら、水泳の授業なのに、クロールもできない子供たちを海に放り込んでいるような違和感があります。実践的な教育と言えば聞こえが良いですが、基礎と応用を同時にやらせることには危うさを覚えます。まあ、単なる進学校、名門校ではなく大学並みの設備や「情報集積能力」があると書いているからには、このことが物語に絡んでくるとは思うのですが。
     マジレスついでに言うと、「研究設備」はまだ分かりやすいのですが、「情報集積能力」は(少なくとも僕にとっては)いまいちピンとこない言葉でした。貴重な史料や本をそろえた大きな図書館があるとか、そういったものを電子データとして保管するコンピュータやサーバーがあるとか、そういうイメージで良いのでしょうか? あまり細かく書きすぎても物語のリズムが崩れるとは思いますが、何かしら説明を加えていただいた方が分かりやすくはなるかもしれませんね。

    「だが、今振り返って考えてみるに、それ【が】【災いしたの】かもしれない」
    →「それ【は】【拙速だった】かもしれない」
     名門校に入ってしまったことが「災いしたのかもしれない」というのは、実際に悪い結果が起こってから言えることであって、悪い予感がするというこの場面の記述としては不適切だと思います。

    「誰が僕の身の安全を確保してくれるのか?」
     この書き方だと、小中では誰かが主人公の「身の安全を確保して」くれていたと読めるのですが、仮に愛奈さんがそうしてくれていたならそのことを書くのが良いと思います。より細かいことを言うと、文脈から考えて、ここで主人公が心配しているのは「いじめ」だと思いますが、いじめに関して「身の安全を確保して」もらうというのは、かなり手厚く保護された状態のはずです。仮にそうなら、主人公は愛奈さんに対してもう少しきちんと気を遣うのではないかという気がします。「なんだ、愛奈か」「ちょっ、何そのリアクション!? 酷くない!?」「酷くなんかないよ。勝手に人に絡んできておいて」というのは、恩人に対する態度とは思えません。

    「僕は薄暗い部屋の中、一人で壁に手を【着】いて唸り声を上げていた」
    →「手を【つ】いて」
     辞書によると「突く」に「手や棒状のものの先で強く・押す(打つ)」、「棒状のものの先を支えとして他のものにあてる」という意味があります。そのため、おそらく漢字で書くなら「手を突いて」だと思いますが、紛らわしいのでひらがなでも良いと思います。

    「父の部屋のドアには、『出張中』【の文字の】書かれたホワイトボードがぶら下がっていた」
    →「『出張中』【と】書かれた」

    「軽い【物体】がぶつかり合う、カチカチカチカチ、という音が僕の部屋に響く」
    →【物】
     正体が分かっているので、「物体」ではなく単に「物」で良いと思います。

    「【厳密な入学式というの】が行われるのは明日である」
    →「【入学式】が行われるのは」
     「正式な入学式」「入学式の本番」などと書いても良いのですが、主人公が入学式をそこまで大事なことだと考えていないなら、単に「入学式」で良いでしょう。

    愛奈の台詞「あれ? 言ってなかったっけ? 空手の【全国大会準優勝の実績で】、特待生枠で入学が決まったって」
    →「空手の【全国大会で準優勝したから】、特待生枠で」
     「実績で、特待生枠で」と「で」が重なって少し読みづらく感じますし、無理なくそれを避けることもできるので、読みやすさを重視してよいと思います。

    「『やっほー』と訳の分からない声を上げながら、愛奈は勢いよく自転車で進んでいった」
     段落の頭であっても、会話や引用の「 」『 』の場合は1マス空ける必要はないのですが、1文の中に「 」がある場合は1マス空けるのではないかという気が……。いや、すみません、よく分かりません。『やっほー』は実際に愛奈さんが声に出していることなので、他の会話文のように改行して「「やっほー」/と訳の分からない声を(略)」(/は改行を示すものとします)とした方が面倒でないかもしれません。

    「愛奈と同じクラスになれる確率、九分の一、か……」
     これは作品の根幹に関わる批判なので普通なら言わないマジレスなのですが、座学重視の一般入学者と実技重視のスポーツ特待生が同じクラスになる可能性は限りなくゼロに近いと思います。レベルが違いすぎて同じ授業や教育を受けられるはずがないので。クラスは同じでもカリキュラムや受講科目は別、ということも考えられますが、そうなると主人公がクラス分けをここまで気にしていることが不自然です。

    「僕はその場で膝を【着】きそうになった」
    →「膝を【つ】きそうに」

    「この『ああ』は【返答え】ではない」
    →【返答】

    「何故か愛奈も嬉しそうだし」
     愛奈さんと主人公は幼馴染というだけでなく、たった2人の同じ中学出身者でもあるので、主人公が愛奈さんの好意に気付いていないにしても、「何故か」と言わせるのは無理があると思います。

    第3話

    「ウニだ。人間の身体を首から生やしたウニがいる。ただし、そのトゲトゲは黒ではなく、目も眩むような黄金の輝きを放っている」
     どうでもいいことですが、黒くないなら第一印象はウニより栗ではないかと(本当にどうでもいい)。

    「シャツの上からでも分かるくらい、腹筋が盛り上がっていたのだ。細マッチョというやつか」
     これもどうでもいいことですが、シャツの上からでも分かるくらい腹筋が盛り上がっているのは細マッチョではなくゴリマッチョでしょう。というか、肩幅や胸板が目立っていたり、体が引き締まっていることが見て取れたりするのはまだ分かるのですが、腹筋の盛り上がりがシャツの上から見えることはまずない気がします。

    「もし彼が咥えているのがぺんぺん草ではなく煙草だったとしたら(正直、その方が似合う気がするのだけれど)、間違いなく危険な人種である」
     この前に「間違いなく不良である。凶暴である。僕の精神を苛む要因になるに違いない」という記述があるので、「間違いなく危険な人種」という記述はそこと内容が重複していると思います。どちらかを削るか、変更するのが良いでしょう。

    「だが、【こうして】教室の出入口で震えているわけにはいかない」
    →【いつまでもこうして】

    「僕は【両足膝】の外側を叩き、続いて頬を自分で引っ叩いて、気合いを入れた」
    →【両膝】

    「そう言いかけた時、鬼女子の頭からポン、と煙が上がった」
     全体的なことの批判でも述べましたが、第1章まで読んだ限りでは最大のツッコミどころだと思います。

    「第五項、本校は自主自学の精神を培うため、制服の着用の仕方については、その大半を生徒個人ごとの裁量に任せるものとする……」
     コメディ作品に対して何言ってんだという話ですが、普通、こんなことが規則で定められることはないと思います。「自主自学の精神」を重視することは条文ではなく前文に書かれる事柄ですし、「制服の着用の仕方」は、学校として制服を指定している時点で議論の余地なくひとつしかありません(制服の着用の仕方を生徒に任せることを校則に書くくらいなら、制服と私服のどちらで過ごしても良いことにした方が合理的でしょう)。学校の制服を着崩したりスカート丈をいじったりしても咎められないとしたら、校則がそう定めているからではなく、単に教師や生徒会が容認しているからです。また、制服の着用について「その大半」という曖昧な書き方はしません(「化粧、過度の露出、華美な装飾品は禁止とする」という書き方ならあるかもしれません)。さらに、「裁量に任せる」ということはわざわざ規則に書かないものです。もし書くことになる場合、その裏返しとして、「裁量に任せる」と明記されていない全ての事柄で生徒の裁量が認められないことになるので、日常的な学生生活が機能しなくなりますし、自由な校風にもなりません。

    「何せ、生徒手帳の内容【を暗記】していたのだから」
    →「何せ、生徒手帳の内容【に沿って(事前に)理論武装】していたのだから」
     風戸秀平は「第五項、読んでみろ」とは言っていますが、校則を暗唱してみせた訳ではありません。内容を把握してはいましたが、「暗記していた」とは言い切れないでしょう。

    「これまた暗唱してみせるウニ男子」
     上に同じ。
     風戸秀平は第八項について「周囲の生徒に不快感を与えないように注意すること」と言っていますが、これは(おそらく)校則の条文そのままではなく、それを噛み砕いた内容なので、「暗唱」ではないでしょうね。

    風戸秀平の台詞「けどな、自分が授業を受けやすい服装【でいること】、ってのが第七項に載ってんだ」
    →「(自分が)授業を受けやすい服装【が認められる】、ってのが」
     原文だと「生徒は授業を受けやすい服装でいなければならない(意図して授業を受けにくい格好をすることは校則違反)」という話になってしまいますが、そんな校則があるとは思えないので、修正案を考えてみました。
     ただ、先ほど書いたことでもありますが、「自分が授業を受けやすい服装が認められる」と定めておきながら指定の制服しか着用できないのは矛盾と言って良いと思います。

    「しばらくは、生徒心得のようなことが面白おかしく語られた」
     風戸秀平と塔野凛々子の論争もこのとき決着がついたと考えてよいのでしょうか。それとも、先生は「生徒心得」の話はしても、制服の着用の仕方のことには触れなかったのでしょうか。

    「【一番最初】だった男子生徒、長谷川辰雄くん。彼は、氏名の後に、自らの夢なんぞを皆に語って聞かせたのだ」
    →【(一番)最初】
     口語的には「一番最初」ってよく言うのですが、文法的に言えば「一番」と「最初」で意味が重複を起こしており、「最初」と言えば事足ります。まあ、僕個人はこのままでよいと思いますが、一応言及させていただきました。

    「ドミノ倒し的に、全員が『話の面白さ』『会話の実力』【が】問われることになる」
    →【を】
     ここが「が」だと「全員が」という部分と「が」が重複して読みづらくなります。

    第4話

    「よくもまあこれだけ喋れるものだと感心した直後、ぱっと手を【離】され、俺はそのまま、すとんと着席する形になった」
    →【放】
     辞書によると「『手を放す/離す』は、ともに〈手をはなす〉行為には違いないが、前者には解放・放任のために手をはなすといった目的意識的な趣があるのに対し、後者には物理的な分離といった側面がある」そうです。

    「乱暴に僕の襟首から手を【離】し、振り向く愛奈」
    →【放】
     先ほど改善点に挙げた箇所で既に手を放しているので(「ぱっと手を放され」)、情報が重複を起こしています。

    「クラス中の目が、今度は女子二人に注がれる。静かに呼吸【をと】整える両者」
    →【を】

    「素早い身のこなしで仲裁に入った人物がいる。秀平だ」
     この場面以降、主人公がウニ男子を下の名前で呼び始めることに違和感があります。「風戸」あるいは「風戸くん」が自然だと思います。

    「普通の男子なら傷つくのだろうか? 初対面の女子に『【気弱だ】』などと言われたら」
    →【気弱そうだ】
     見た目や振る舞いから「何だか気弱そうだし」と言われただけで、「お前は気の弱い男だ」と断じられた訳ではないので、それを受けたこの部分も「『気弱そうだ』などと」とするのが良いと思います。

    「しかし、秀平が根はいい奴だということは【実感できた】」
    →【(会って間もない)僕にも分かる】
     ちょっと微妙なのですが、辞書によると「実感」は「実際に見たり聞いたりしているように感じること。また、その感じ」、「体験してほんとうに感じること。また、その感情」のことです。「風戸秀平って実は良いヤツなんだよ」という噂が事前にあった上で「ある出来事によってそれを実感できた(評判や予感は本当だと感じた)」というのなら問題ないと思うのですが、そういう段階を踏まずにいきなり「実感できた」というのは少し違う気がしました。

    第5話

    「片峰家は、ちょうど僕が通っていた小中一貫校と桜滝高校の中間地点に位置しており、駅や中心市街地へのアクセスも良好だ」
     第2話の記述「晴天の空の下、歩き慣れた通学路を進む。だが、行き先は高校だ。中学校ではない。途中で道を折れなければ」と矛盾すると思います。家が「小中一貫校と桜滝高校の中間地点」にあるなら、通学路は中学までとは反対方向になるはずです。どちらかの記述を調整する必要があると思います。

    「新興住宅地【としての色合いも強く】、また、学生街としての一面も有している」
    →【であり】
     原文は少し含みのある言い方になっていますが、含みを持たせる必要性を感じないので、よりシンプルな書き方で良いと思います。

    「【家の造り】は二階建てで、【今は僕と父が暮らしており、】やや広すぎる感があった」
    →「【家】は二階建てで、【僕と父だけで暮らすには】やや広すぎる感があった」

    「不良オーラを発散しまくっている風戸秀平や、規律絶対主義を掲げる塔野凛々子とも話ができた。恐らく、我が一年五組ではこの二人が台風の目になるだろうから、今の内に彼ら、とりわけ秀平と和平条約(?)を結べたのは僥倖だ」
     塔野凛々子とは言葉のキャッチボールが成立していないはずなので、「話ができた」とは言えないと思います。また、おそらく傍からは、このときの主人公は自己紹介で啖呵を切って不良とつるんでいるか、不良のパシリになったようにしか見えないでしょうから、これを「僥倖」と言ってしまうのは周りが見えてなさすぎる気がします。

    「凛々子が何を考えて愛奈に挑戦【している】のかは計りかねるところだが」
    →【した】
     主人公が愛奈さんと塔野凛々子が口論するのを見たのは(この時点では)一度だけなので、過去の一時点での話ということで、現在形や現在進行形ではなく過去形にするのが良いと思います。

    「飛行機にしては速すぎるし、地理的に人工衛星が見える角度でもない」
     勉強不足で申し訳ないのですが、「地理的に人工衛星が見える角度」というのがよく分からなかったので、解説が欲しいと思いました。あるタイミングのある地点から特定の人工衛星が見えるとか見えないとかはまだ何となく分かるのですが、「角度」って何でしょうか。

    「父は肩幅も上背もあるがっちりした人物で、【息子である僕】とは対照的だ」
    →【息子の僕】
     上手く説明できないのですが、「息子である」だと不必要に「息子」が強調される気がしました。父親の話をしている時点で、自然に考えれば語り手(主人公)は彼の息子だと分かるので、ここはさらりと書くだけで良いと思います(的外れなことを言っていたらすみません)。

    「僕は母からの【遺伝要素】が強いのだろうか【?】」
    →「僕は母からの【遺伝】が強いのだろうか【。】」
     これは余計なお世話という気もしますが、この場面は別に主人公が本気でこのことを疑問に思っている状況ではないでしょうから、「?」ではなく単に「。」の方が、疑問が強くなりすぎなくて良いと思います。

    「僕と父の間では、母の話はしない【という暗黙のルールが設けられている】」
    →【というのが暗黙のルールだ】
     我ながら神経質だと思いますが、暗黙のルールは設けられません(取り決められることはありません)、暗黙なので。

    父の台詞「今から【市ヶ谷の防衛省】へ向かう」
    →【防衛省】
     文脈にもよるのですが、「防衛省」は市ヶ谷にしかないでしょうから、単に「防衛省」と言えばその所在地を修飾語として付ける必要はないと思います。もちろん、「京都の金閣寺に行く」、「九州出身の私の母親」と言ったところで「金閣寺は京都以外にもあるが、そちらではなく、京都にある方の金閣寺に行く」とか「九州出身でない母親が私にはいる」といった意味にはなりませんが、この場合は「京都」や「九州出身」という情報に言及することで話をスムーズに進めたり広げたりする意図があると考えられます。仮に本作のお父様が「今から自分は市ヶ谷の防衛省へ向かう。そのついでにお前の所に寄るから、詳しい話はその時に」という話をしているなら「市ヶ谷の防衛省」で良いのですが、そうでないなら単に「防衛省」で良いと思います。

    「まずは凛々子と継続的に会話できるようにすべき。しかしながら、彼女は愛奈と『決闘中』である」
     「秀平」もそうですが、ろくに話をしてもいない、友人になったとも言い難い、ついでに言えば「秀平」と仲良くさせるべき相手を「凛々子」と呼ぶのは違和感があります。
     また、教室での口論は「決闘」と呼ぶほど大層なものだったとは思えませんし、風戸秀平が仲裁に入った後のことを主人公は知らないので、「決闘」が継続していると考えるのは論理的に飛躍があると思います。

    「ぱっと見で他人の心を読めるような、何某かの能力があればいいのだが。いや、【現実なんて、そんな単純にはできていないだろう】」
    →【そんな都合のいい能力があるはずがない】

    「今日の懇親会を経て、早速秀平はクラスの【中央】人物になりつつある」
    →【中心】
     特に言及がなかったので、懇親会は風戸秀平が数人のクラスメイトと企画したくらいのものだと思っていましたが、それによって彼が「クラスの中心人物」になるからには、この懇親会にクラスからどのくらいの人数が参加したのか、説明や描写が欲しいところです。

    「一日で(しかも入学式前に)音を上げるのも【どうかと思いはする】が」
    →【どうかとは思う】

    「いや、何か突破口【は】あるはずだ」
    →「いや、何か突破口【が】あるはずだ」

    【結論としては、僕のような鈍感な一高校生が『人の心』を読めるよう成長すればいいのではないか、ということだ】
    →【ない『知恵』をいくら絞ってみても、鈍感な僕が『人の心』を読めるように成長するという以外に、良い方法が思いつかない】
     直後に「……無理だな」と呟くので、「結論」では不適切なように思います。

    「しかし、『愛の反対は憎悪ではなく、無関心である』という【格言(のようなもの)】も存在する」
    →【格言】
     マザー・テレサの言葉として有名な格言ですね。辞書によると「格言」は「教え・いましめを簡潔に表現したことば」なので、これは格言だと言い切ってよいと思います。

    「視線の高さに持ち上げてみると、内側から不思議な七色の光が湧き出している【ようにも】見えた」
    →【ように】
     「~しているようにも見えた」と書くと「~していないようにも見えた」という曖昧さを残してしまいますが、ここでそういうぼかしを入れる必要はないと思います。


     僕からの感想と改善点の指摘は以上です。
     ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます。

     カクヨムで皆さんの作品を読ませていただいて長文の応援コメントを送らせてもらうこと自体は今までにも何度かあったのですが、今回は「『素』の意見」をご希望されているということで、意識して辛口で書かせていただきました。その結果、他の方が相手なら言わないような、作品の根幹に関わるような批判を書いてしまいました。改めて考えてみると、ライトノベルやWeb小説について以上のようなマジレスを送ることは単なる揚げ足取りでしかなかったかもしれません。プロローグと第1章しか読んでいないせいで、作品全体の良さについて批判と同じ熱量で論じることができなかったのも、申し訳ないです。

     もし岩井さんがこの応援コメントを読み終えてくださったなら、お手数をおかけしますが、今後の方針についてご連絡いただけると幸いです。
     今回僕が送らせていただいた感想で不快な思いをされたなら、当然ながら、今後僕が岩井さんの作品を読ませていただけたとしても今回のような批判を送ることは控えます。あるいは、岩井さんが本作『She Loves You...Absolutely』を改稿して設定やキャラクターの言動を書き直すということであれば、僕が第2章以降を読むのは改稿が済んでからということにさせていただきたいと思っています。本作の改稿はしないにしても、第2章以降より先に『紅斬 -Bloody Blade-』に取り掛かってほしいということであれば、そのように致します。

     最後になりましたが、この応援コメントはご覧の通り長くなりましたし、作品の内容だけでなく誤字にも言及したものです。置いておくと他の読者のご迷惑になるかもしれませんから、読み終えた後は岩井さんの方で削除していただいて構いません。
     応援コメントにお返事を書いていただければEメールで通知が来るように設定しているので、お返事から長くても1時間ほど待ってもらった後なら、応援コメントごと削除しても、僕が岩井さんからのお返事を受け取るのに支障はないでしょう。

     それでは、長々と失礼しました。


  • 編集済

    第4話への応援コメント

     お待たせしました。
     プロローグと第1章の感想をお送りさせていただきます。
     カクヨムの応援コメントは1回につき1万字までという制限があるので、2回に分けさせていただきます。

     今回は一読者として率直なコメントを書かせていただくために、僕自身が書いた小説のことは全面的に棚上げさせていただきます。また、「『素』の意見」をご希望とのことですので、思い切って普段より辛口の批判をすることにします。
     僕の考えでは、ラブコメに大切なのは客観的な技法や様式よりも、主観的な好き嫌いや笑いのツボを押さえるセンスだと思っています。言い換えれば、仮に作品としての完成度に多少問題があったとしても、読者(あるいはより多くの読者)が「好き!」「笑える!」と思えるのであれば、その作品は評価に値するはずです。ただ、恥ずかしながら僕はごく一部を除いて長編のラブコメを読み通せたことがなく、ラブコメを愛する読者たちが何を求め、何に共感し、何に満足するのかは、正直なところよく分かりません。ここから先で述べることは、ラブコメに疎い一読者の主観でしかなく、その意味で大した意味は持たないので、辛口の文言が並んでいても軽くやり過ごしてください。

     プロローグと第1章を読ませていただいた感想は、言葉を選ばずに言えば、「ツッコミどころはあるけれど、小説としての形は整っているのではないか」といったところです。
     時系列に沿った物語展開は読みやすいと思いますし、学校の説明も(そんな高校ないだろという点はさておき)特段分かりにくくはなかったと思います。人物の性格や配置も分かりやすく示されています。主人公が鈍感という設定はありますが、難聴系でもサイコパスでもないので読者のストレスは少ないと思います。風戸秀平の言動は物語に適度な意外性をもたらしてくれています。文章力の点から言っても、文字数に対して誤字脱字は少なく、文と文の情報のつながりも基本的にはなめらかだと思います。


     本作のツッコミどころはいくつかあります。先に全体的なことを3点ほど述べてから、本文を見ながら個別の改善点に触れていきます。ですが、どちらにせよ、僕からのコメントは本作の書き直しを求めているというよりは、岩井さんが今後他の作品を書くときのために頭の片隅に置いておいていただければというくらいのものなので、あまり気にしすぎないでいただきたいと思います。

     ひとつずつ行きますと、まず、文章やそこからにじみ出る雰囲気が全体的に硬いかな、という気がします。
     プロローグの地の文は小学5年生当時の主人公(優孝)による語りですが、小学生にしては文体が硬い印象を受けました。たとえば、冒頭、
    「川沿いの高台を走る車道が歩行者天国となり、両脇には屋台が展開している。その照明が、まるで昼間のような明るさで行き交う人々を照らし出す」
     とありますが、小学生らしい語り口に近づけることを意識するなら
    「いつもは車が走っている川沿いの道は、今日は歩行者天国になっていて、道の両脇には屋台が出ている。まるで昼間のように明るい」
     といった書き方ができると思います(屋台の照明が行き交う人々を照らし出すという情報は、その後に「雑踏」という記述があるので、無理にここで書く必要はないでしょう)。
     なお、こういう場合、エピソードの序盤に「あれは5年前のこと。小学5年生だった僕は――」とでも書けば、高校生の時点から小学生時代を回想していることになるので、多少は硬い物言いでも許されるはずです。まあ、そうしたらそうしたで、小学生当時の幼い自分を客観視する記述が欲しくはなるのですが。
     第1章に入って主人公が高校生になってからの文章については、現実離れした名門校に進学した優秀な主人公のことなので、大人びた文体であっても構わないかもしれません。ただ、あまりコメディっぽい雰囲気にはなっていないように思います。
     たとえば、第3話、
    「そう言いかけた時、鬼女子の頭からポン、と煙が上がった。顔は既に真っ赤である。な、何だ何だ?」
     という場面。本作は現代ファンタジーでもSFでもないので、人間の頭から煙が上がったというのはマンガ的な表現をなぞった比喩だとは思うのですが、文体が硬いので、率直に申し上げると、唐突で場違いな印象を受けます(個人の感想です)。ついでに言えば、こういう場合、「煙が上がった」という、まるで客観的事実であるかのような書き方をするのではなく、たとえばですが、「顔がシャレにならないくらい真っ赤になった。湯気か煙でも出るんじゃないかと心配になるレベルだ」などの、主観的な範囲に留めた表現の方が妥当だと思います。
     ともかく、大部分で硬い書き方をしておいて笑わせたい部分でだけコミカルな書き方をするのではなく、コミカルなことを言っても笑えるくらい普段から(ある程度)緩い雰囲気を演出しておくのが得策だろうと思います。そうでないと、普段まじめな人が急にジョークを言ったときのように(他の人が言えば面白いことでも)スベってしまうように思います。

     次に、第1章まで読ませていただいた印象では、物語の所々で描写が不自然に長くなるのが気になりました。良く言えば丁寧なのですが、厳しい言い方をすれば、読者の興味を惹くことよりも、書き手さんの脳内にある映像を文字化することが優先されているように感じました(これについては本当に、僕は人様にとやかく言える立場ではありませんが、先述の通り棚上げさせていただきます。また、営利を度外視したWeb小説なら作者様の書く喜びを優先するくらいで丁度良いとは思うのですが、本作は新人賞に応募された作品とのことなので、読者という視点から見た辛口の批判をさせていただきます)。
     これもプロローグが顕著なのですが、冒頭からしばらく主人公と愛奈さんがもどかしい感じになるものの、その描写を通して語り手(=主人公)が読者に何を伝えたいのかは分かりづらい印象です。おそらく主人公は愛奈さんの言動の意味を高校生になってもまだ理解していない、ということは、主人公は「小5の夏祭り」「愛奈と一緒にいたとき」「隕石が眉間を直撃した」という情報をメインに話をしようとするはずです。つまり、愛奈さんの不可解な言動は枝葉末節の情報として切り捨てるはずです。仮にプロローグが隕石ではなく愛奈さんに焦点を当てた物語なら、隕石の直撃で主人公が倒れたことよりも、それによって愛奈さんの話が中断されたことをより重要な出来事として扱うことになるでしょう。もちろんこの場合、主人公が愛奈さんの好意を薄々感じ取っているか、彼女からの告白を期待しているか、あるいはせめて主人公と愛奈さんの心理的距離が夏祭りによって普段より近付くような描写がないことには、話が成立しなくなりますね。
     第1章として最初のエピソードである第2話にしても、「普段は5時に起きるのに3時に目が覚めてしまった」ということだけを書くにしては文字数が多いように思います。しかも、このエピソード、多くの読者はさほど共感できないように思います。高校への初登校を翌日に控えて緊張で寝付けない(そして寝坊する)ということはあるにせよ、午前3時に目覚めてしまって登校時刻までそわそわし続けるというのが「あるある」だという話は聞きません。この後の、主人公が学ランのボタンと格闘する場面もそうですが、こういった一般的ではない話は、文字数が多くなればなるほど、読者が主人公に共感しづらくなるように思います。
     反対に、第4話で風戸秀平が「やべえ。惚れたぜ」、「塔野凛々子、って言ったよな? いやあ、惚れたわ~」と発言する場面は、コメディパートにしてはさらりとしすぎていてもったいないと思いました。たとえばですが、秀平が主人公とトイレに入ってからずっと思いつめた顔で黙りこくっており、主人公がそれに気まずさを感じていると、手を洗っている秀平が「優孝、お前に話があるんだけどさ」など不穏なことを言って主人公が戦々恐々、秀平が主人公の目をじっと見据えて「俺、惚れちまったんだ」……といった感じで緊張感を積み上げていけば、その後の「塔野凛々子、って言ったよな?(略)」による緩和がより効果的になって読者の笑いを誘いやすくなるように思います(偉そうに言っている僕もコメディを書くのは苦手ですが)。
     まとめますと、より面白い小説を書こうと思うなら、小説を書く際の心構えを根本から変えていただく必要があると思います。小説を書くとき、脳内の映像や設定を書き起こしても面白くなるとは限りません。読者は我々書き手の脳内イメージに共鳴するのではなく、あくまで本文に書かれた文章を自分なりに解釈します。したがって、面白く笑える小説を書くためには、物語の全体像が見えていない読者がそれぞれの場面で何に注目しながら読み進めるのかということに絶えず配慮する必要があります。
    「物語のテーマとエピソードの軸は何で、そのためにはどの情報がどのくらいの厚みを持つべきか」
    「削ったり手短に済ませたりする余地のある(読者を疲れさせないための工夫ができる)部分はないか」
    「それぞれの文と段落の情報はどのように連関していて、最終的に読者に何を読み取ってほしいのか」
     といったことを考えなければなりません。そうすることで初めて、読者を疲れさせず、退屈させず、飽きさせない文章を書くことができます。面白く笑える小説を書く技術はそうした配慮の上に成り立っているのです。
     もちろん、創作活動は「読者に読んでもらいたい」と「読者など関係なく書きたい」という2つの思いのせめぎ合いなので、創作が好きな人ほどこんな一面的な理屈の通りにはいかないと思います。しかし、本気でコンテストの予選を突破しようと思うなら、この辺りの配慮をしておくに越したことはないでしょう(偉そうに言っている僕はそもそも賞やコンテストに応募したことさえほとんどないのですが)。

     最後に、主人公が魅力的な人物とも、感情移入しやすい人物とも思えないことが気になりました(僕自身の作品のことは棚上げして、以下略)。
     まだ第1章までしか読んでいないので、愛奈さんや塔野凛々子の個性が充分に発揮されていないことに不満はないのですが、物語の語り手である主人公がこの感じなのは、人によっては読みづらさを感じるのではないかと思いました。僕も詳しくはないのですが、ラブコメの主人公は、読者が自分を投影しないまでも、共感できたり応援したくなったりするような人物であることがセオリーでしょう。その点、本作の主人公(優孝)はと言うと、場の空気を読めず幼馴染の好意にも気づかない朴念仁であること、国内トップレベルの高校に進学するくらい学業成績優秀であること、毎朝早起きして家事をこなしていること、両親と心理的な距離があること……そのどれをとっても、読者を惹きつけたり感情移入させたりする要素というには決定打に欠けます。
     場の空気を読めなくて対人関係が苦手な「陰キャ」が主人公でもいいのですが、であるなら愛奈さんがそんな彼を好きになる理由やきっかけを(早い段階で)明示してほしいところです。そういうものがあれば読者としても主人公を応援しやすくなるはずです。学業成績優秀で日々の家事をこなしているという設定にしても、単に主人公のスペックが高いという話で終わらせず、たとえば中学時代はよく愛奈さんに勉強を教えていたとか、なかなか一緒の時間を過ごせない父親のために毎日手料理や弁当を作っているなどといった、他者を気遣ったりそのために時間と労力を割いたりする描写があれば、主人公の印象が大きく変わると思います。
     あるいは、客観的に見て何の魅力もなく、むしろ性格をこじらせた問題児が主人公という路線にしてしまう手もありますが、その場合は愛奈さんに主人公の言動に対するツッコミを入れさせないと、読者からは、作者である岩井さんが主人公のスタンスを支持しているように見えるかもしれないので、注意が必要です。

     では、全体的な批判はこのくらいにして、ここから先はもっと細かい点を見ていきたいと思います。
     失礼かとは思いましたが、その方が分かりやすいように思いますので、改善の余地があると思われる箇所を含む1文やその前後の原文(現在掲載されている本文そのまま)を抜き出し、僕からの修正案を→【 】あるいは→「 」で提示した後、その下に解説をつける形にしたいと思います。分かりやすくするために、本文の改善点と修正案を【 】で括ってみています(かえって見づらくなっている場合は知らせていただけると助かります)。修正案の( )は入れても入れなくても良い語句、あるいは僕の方ではその判断に迷うものです。便宜的に修正案や解説という言葉を使っていますが、別に「この表現は変だ、俺様の言う通りに改めろ」と申し上げるつもりはなく、「こういう表現も考えてみたんですが、いかがですか」という程度のものです。実際のところ、我ながら神経質に思えるものや上手く説明できない感覚的なものも、改善点として挙げています。解説は、カクヨムのシステムではコメントのリレーが何度もできないので、誤解や説明不足を避けるために一応付けただけのものです。当然ながら最終的な判断は岩井さんにお任せしますので、面倒なようならスルーしてください。
     このコメント自体に誤字脱字や分かりにくい箇所があったら、先に謝っておきます、すみません。

    第1話(プロローグ)

    「【密度】の高い雑踏にありながら、人々の顔は実に【楽し気】だ」
    →【人口密度】、また【楽しげ】
     単に「密度」でも分からなくはないのですが、丁寧に書くなら「人口密度」かな、と思います。
     「楽しげ」の「け」は辞書によると「形容詞・形容動詞語幹につくときは、多くかな書き」とのことです。
     1文丸ごとやわらかく書き直すなら、「人でごった返しているが、みんな実に楽しげな顔をしている」といったところでしょうか。

    「僕は苛立ちでなく【、】【心配な気持ち】から、彼女のスマホにかけてみた」
    →「僕は苛立ちで(は)なく【心配】から」
     単語と単語が「で(は)なく」でつながっているだけなので、「、」は要らないと思います。

    「そんな中、僕――片峰優孝は、【ある人物の登場】を待っていた」
    →「【人】を待っていた」
     文章が硬いことは既に指摘させていただいたので、その点に関して個別の文章を取り出して修正案を提示することはしないつもりですが、これに関してはちょっとした言い換えで印象が変わるので、触れておくことにしました。

    「満天の星が、遥か頭上から光を投げかけている」
     文法的なことではありませんが、ツッコミどころです。
     これより前に「(屋台の)照明が、まるで昼間のような明るさで行き交う人々を照らし出す」とあるので、その状況で星の光を強調するのは無理があると思います(星がたくさん見えること自体に無理はないのですが、星が人々に「光を投げかけている」というのは言い過ぎでしょう)。

    「直後、強烈なミドルキックが僕の腹部を直撃した。どうして? 理不尽極まりない」
     いくら小学生でも、女子が浴衣でミドルキックをかますのは難しい気がします。丈が短いデザインならできるかもしれませんが、普通の女子は躊躇するのではないかと。

    「ぐいっ、と、女子とは思えない力の入れようだ」
     小学5年生なら、男子より女子の方が、体が大きくて力が強い場合が多いと思います。特に、主人公は父親と違って体がたくましいタイプではないとのことなので、愛奈さんより力が弱いと考えるのが自然だと思います。愛奈さんは空手の実力者のようなので、「小学生とは思えない」と書くのはありですね。

    「『余った分は返却する』という条件の下で、三千円が【授与】されている」
    →【支給】
     辞書によると「授与」は「〔改まった場で〕賞や証書をさずけ与えること」。「支給」は「〔特定の条件の人に〕金銭や品物をわたすこと。特に、官庁・会社などで給与などを支払うこと」。ということで、子供が小遣いを多めに渡されたというだけの文脈ではどちらにしても硬いのですが、原文のニュアンスを残すなら「支給」だと思います。なお、やわらかく書くなら、「『余った分は返すように』と言われてはいるけど、三千円も渡されている」といった感じでしょうか。

    「再び僕の手首を握り、愛奈は大股で【歩み】出す」
    →「大股で【歩き】出す」
     辞書によると「歩む」は「足を使って進む。あるく。〔雅語的な言い方〕」とあります。ここでは「大股で」歩いており、優雅とは言い難いので、「歩く」の方が良いと思います。

    「突然、明度が下がったかのような錯覚に陥る」
     辞書によると「明度」は「色の明るさの度合い。反射率100%の白を10、10%の黒をゼロとする」とのこと。それを踏まえて考えると、原文の記述は「(愛奈に神社の前に連れられてくることで)周りの物が色あせて見えた(→主人公の気分が沈んだ)」という意味に読めてしまうと思います。しかし、実際そんなことはなさそうです。
     単に「屋台の並ぶ大通りは明るかったが、神社の前は暗かった」と解釈しても良いのですが、この場合は「明度が下がった」ではなくシンプルに「急に暗くなった(その暗さに目が慣れない)」と書けば良いですし、実際に光が少ないので「錯覚」ではありません。
     蛇足ですが、満天の星が主人公たちに「光を投げかけている」という描写を仮に本文中に入れるなら、プロローグ冒頭ではなく、屋台の人工的な光が陰をひそめたこの場面だろうと思います。

    「愛奈はここまで僕を引っ張って【来】た勢いのまま、『何か』を伝えようとしているのだ」
    →「引っ張って【き】た」
     僕もきちんとは理解できていないのですが、「行ってくる」の「くる」、「食べてみる」の「みる」などは補助動詞と呼ばれ、一般的にはひらがなで書くようです。原文の「引っ張ってきた」の「きた」は少し微妙な気もしたのですが(「読み返す」の「返す」と同じで漢字でも良い気もしたのですが)、ひらがなの方が無難だと思います。

    「この腕白少女・豊崎愛奈が、何を伝えようとしているのか。そしてそれは、僕たちの今後にどんな影響を及ぼすのか」
     前半は良いのですが、後半「そしてそれは、僕たちの今後に(略)」と書くと、その時点で主人公が愛奈さんの話を何となく察していることになると思います。空気を読めない朴念仁なので、おそらくそうではないでしょう。

    「やはり僕は、気を失った。ビー玉状の球体を、ポケットの奥に突っ込んだままで」
     これ以前に「ビー玉状の球体を、ポケットの奥に突っ込んだ」という描写が見当たらないので、「突っ込んだままで」と書くのは不適切です。
     また、球体が眉間に直撃して気を失う主人公が、その球体をポケットに突っ込む余裕があるようには読めないので、「手に持ったまま」辺りの表現が妥当だと思います。

    第2話(第1章)

    「それはそうと、今日もまた僕は早くに【覚醒して】しまった」
    →「早くに【目覚めて】しまった」
     「眠りからさめること」を「覚醒」というのはその通りなのですが、初登校に緊張した高校生が目を覚ましたというだけの文脈では少し硬すぎる気がしました。

    「そして、【廊下に繋がるドア】のわきに掛けられているものを見て、納得した」
    →【ドア】
     「自室」で「ドア」と言えば廊下につながっていることは大体見当がつくはずです。また、この少し後に「僕はパジャマのまま、ドアを抜けて廊下に出た」という記述もあるので、わざわざここで「廊下に繋がるドア」と書く必要はないと思います。

    「少なくとも、僕のような小心者【に対しては】、大いなる脅威と言っていい」
    →「小心者【にとっては】」

    「それは僕が、今日から国立桜滝高等学校に通うことになるのだと【刻銘】に訴えていた」
    →【克明】
     ネットによると「刻銘」とは「金属器や石碑などにきざまれた製作者の名や年月日などの文字」のこと。「こくめいに」とあるからには「克明に」の変換ミスだろうと思いました。

     文字数の都合があるので、コメントの続きは次のページの応援コメントに書かせていただきます。

  • 第35話への応援コメント

    岩井様、お久しぶりです。
    実に素敵なラブコメでした。

    それぞれの恋の行方が上手く(?)ハマって良かったです(^^) 愛奈さん、この先さらに大変そうですね。その分、幸せも溢れていきそうですが(*´꒳`*)

    また流石の場面づくりで、息を呑むばかりでした。岩井様の物語は、雰囲気と申しますか、場面への導入と転換が本当に素晴らしいです。私も見習って書いていきます。

    恋愛やラブコメ以外も普通に守備範囲ですので、また岩井様の物語にお邪魔させていただきますね! ありがとうございました!!

    作者からの返信

    ご無沙汰しております!
    『実に素敵』と評して頂き、エンタメ創作を志している者としては、この上ないお褒めの言葉を頂戴したものと思っており、感謝の念に堪えません。

    ラブコメから現実(=父親)に立ち向かう勇気を得る少年のお話を描きたかったので、上手く機能してくれたようで何よりです(^^)
    また、身に余るお褒めのお言葉、誠に光栄です。最近は低空飛行中でしたが、また技術向上に励もうと勇気をいただきました。
    レビューに関しましては、またそちらの近況ノートにお邪魔していろいろと述べさせていただければと存じます。

    ひとまずはここで(^^)/
    ありがとうございましたっ!

  • 第35話への応援コメント

    完結おめでとうございます!
    あまり小説を読む時間を取れず、最終話まで読むのが遅れてしまいました(;´・ω・)
    最後にそれぞれが恋人関係になって本当に良かったです……( *´艸`)

    作者からの返信

    ご読了及びコメント、ありがとうございます!
    そうですね、岩井が書く話にしてはいささかハッピーエンドすぎたでしょうか(笑)
    でもラブコメなので、ハッピーにせざるを得なかったというか。コメディですし☆彡
    少しでも葉月さんのお心に残るようなお話になっていれば、これ以上の喜びはありません<(_ _)>

  • 第35話への応援コメント

    イベントから読ませていただきました。

    完結おめでとうございます。

    人の心や感情に対して無頓着な主人公が宇宙人と出会い、人の心を知り、最後には自分を思ってくれている人を理解する。

    王道的でありながらも斬新な設定と世界観で素晴らしかったと思います。

    もうすでに完結してしまいましたが、一応気になった点として話と話につながりがなく、飛び飛びの物語になっている気がしました。

    特に主人公である優孝の心情の変化にはついていけないところがあり、恋愛という内面を描く話において致命的なものだと感じました。また、そのほかのキャラクターも掘り下げや説明が少なく、恋に落ちた過程や問題を解決するまでの流れが無いように思えました。

    SFと恋愛とを組み合わせたおかげで主人公の成長というものにより重要度が増し、物語のまとまりはとてもよかったのですが、展開の速さと物語の進行がかみ合っておらず、気が付いたら解決していた。あるいは問題提起のみで終わってしまいそこから次につながらないということが度々あったと思います。

    今回は私のイベントに参加してくださり誠にありがとうございました。1人称で内面を見せながら物語を展開するというのは私も勉強中なので参考にさせていただきます。

    これからも頑張ってください。

    作者からの返信

    ご高覧頂き、また、貴重なご意見・ご指摘まで寄せていただいて、誠にありがとうございます<(_ _)>
    と、堅苦しいことを言っていても仕方がないですね(笑) もちろん、多大な感謝と共にコメントをお預かりいたしましたことは間違いありません。

    おお、かなり高度な(辛辣なという意味ではなく)事柄ですね……。
    方々から多くのご意見を賜っておりますが、やはりすぐさま改善できるというものではありませんね。
    ううむ、難しい。ただ、その難しさに立ち向かう糧をいただけたことは、繰り返すようですが感謝の念に堪えません。

    宣伝ではありませんが、次作は完全SFで三人称に挑戦する予定です。どちらの方が自分に向いているのか、じっくり確かめたいと思います。

    ありがとうございました!

  • 第35話への応援コメント

    完結おめでとうございます!

    優孝……あなた、どんな爆弾発言を……(笑)
    愛奈ちゃんも苦労しますね。

    さてさて。お父さんとの話し合いはどう転ぶのか、先が気になる終わり方ではありますが、とても楽しませて頂きました!
    ただのラブコメではなく、SF要素も多分に盛り込まれた物語でしたね。
    ハネコも無事、故郷に帰れていると良いのですが……。

    お疲れさまでしたm(__)m

    作者からの返信

    最後までおつきあいくださり、本当にありがとうございました!
    企画段階では、ラブコメにSFやら異世界転移やらを叩き込むのに『どうなんだろうな、これ⁉』とハラハラしておりましたが、何とか収まりました(笑)

    いくつもあるのですが、結構長月さんが『こういうところが気になります!』とおっしゃってくださったことが、次ページを書く活力になったりしておりました。

    大変お世話になりました!(^^)!

  • 第34話への応援コメント

    告白シーンって、書く時すごく恥ずかしいんですよね……(笑)

    ともかくも、二組のカップルが見事成立したというところでしょうか。
    よーやく、一段落ですね(^^)

    作者からの返信

    毎度ありがとうございます! あと微妙に一段落あるのですよ(^^;
    ここは蹴りをつける【きっかけ】を描かなければ。優孝くんガンバッテー(/・ω・)/

  • 第33話【エピローグ】への応援コメント

    凛々子ちゃんの想いにようやく決着がついたようですね。
    さて。走ってくるのは誰か?
    なんとなく予想しながら、次回を待ちます!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    誰なんでしょうね? 廊下でひと悶着あるかも……。

  • 第30話への応援コメント

    ジェットストリーム・アタック!
    流石の連携プレーですね(笑)

    古い校舎での戦闘、生き残るためには勝たなければ。
    応援しています!

    作者からの返信

    毎度ありがとうございます!(^^)!

    『ジェットストリーム・アタック』⇒1stガンダム
    『まだだ、まだ終わらんよ!』⇒Ζガンダム
    『幼馴染は伊達じゃないッ!』⇒逆襲のシャア

    ……から取りました(^^;
    もちろん、三番目の奴は言い換えですけれども。あまりにも自然に湧いてきたので、我ながらびっくりです(笑)

  • 第4話への応援コメント

    お久しぶりです。
    いつも応援ありがとうございます!この場をお借りしてお礼申し上げますm(_ _)m

    さてさて。私が手をこまねいている間にも、多くの物語を紡ぎ出されているとは流石です。ひとまず1番新しい物語を拝読させていただこうと目を通し始めたのですが、なんとびっくり私が好きな分野の物語でした!

    丁寧で精緻な描写は変わらず、愛奈との掛け合いや次々と出てくる個性的なクラスメイトたちも素晴らしく魅力的です!

    また楽しく読ませていただきますね(*´꒳`*)!

    作者からの返信

    こんばんは! 💛をくださったのを拝見し、御礼申し上げようと思っておりましたところ、コメントまでいただけて感謝感激です!(^^)!

    御礼申し上げたいのはこちらの方でして。お金や時間をかけたところで、必ずしも素晴らしい作品に出会えるとは限りません(映画もアニメも小説も)。
    矢田川さんの御作を、無料で(!)拝読できたことは、僕にとって大きな喜びであり、財産でもあります。

    おおっ! 矢田川さんのお口に合いそうでしょうか! 光栄です! 何せ、一つ前はバキバキの戦争モノを書いておりましたので……(^^; 
    ラブコメ書いといてよかったあ~(/ω\)

    数々のお褒めのお言葉、誠にありがたく頂戴いたします! 個性を立てる、というのは慣れてきたかなあと思いますので、あとはこの風呂敷をどう包むか、ですね。

    今後ともお楽しみいただけると、それに勝る喜びはありません。
    仲良くしてやっていただけると嬉しいです<(_ _)> 

  • 第25話への応援コメント

    優孝くん、ようやく冷静さを取り戻したようですね。
    しかし、秀平の家庭環境、なかなか複雑みたいです。
    確かに親にも親の人生があって、それを(血の繋がりを無視すれば)他人である子どもがとやかく言うことではないのでしょう。子どもも自分の人生に介入してほしくないと思う、それと同じですね。
    でも子どもとしては、寂しい。それは当然なこと。
    ……そういえば、ハネコは何処へ?

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます! 
    親子の問題を引っ張り込むのは岩井の常套手段みたいなものです(^^;

    ハネコはどうしたんでしょう? あれ? あれぇ?(すっとぼけ)
    まあ、彼女の不在が優孝の暴走の遠因みたいなものなのですが。
    あと一山ありますので、その時のお楽しみということでご了承ください<(_ _)>

  • 第23話への応援コメント

    厳しすぎる現実を突き付けてしまいましたね……。
    これは、女の子には酷でしょう。
    更には、壮絶ないじめをうけた経験を持つ生徒の登場。彼は次のステップへ進む力をもってこの高校へとやってきたのですから、それだけでも凄いことです!
    さてさて、どうなることやら。ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    死人を出さない代わりに、現実の厳しさをどどーん、と乗っけてみました(^^;
    誰かが亡くなることばかりではなく、もっと身近な問題提起で登場人物に試練を与えられないか? という狙いでございます。

    本当にどうなるんでしょうか……(おい

  • 第18話【第四章】への応援コメント

    突然、日本神話の怪物が! 優孝たちは素戔嗚尊の役回りでしょうか?
    同じようなアイデアを使う者として、わくわくしています!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そうですね、優孝たちは別に乱暴者として追放されたわけではないですが(笑)

    ただ、「それっぽい奴」くらいの認識でご覧いただければと(^^;

  • 第11話への応援コメント

    凛々子さん(笑)
    これはもう、そういうことですよね。
    猫騒ぎもなかなかかっこよかったですが、最後は凛々子に全部かっさらわれたような気もします(^_^;)

    作者からの返信

    いやあ、どうもすみません(笑)
    そうそう、そういうことでございます、はい。お嬢様キャラの設定だったんですが、いつの間にかあんな子になってしまいました(ノД`)・゜・。

    ま、わざとやったんですけどね!(ドヤ

  • 第7話への応援コメント

    水晶玉から変化した彼女は一体!?
    そしてまあ個性豊かな面々が揃いましたね(笑)
    ただのラブコメではない予感がします。今後も楽しみです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    「岩井がただのラブコメを書くと宣言したな? あれは嘘だ」by.シュワちゃん

    って、最初からそんなこと言ってはいないんですが(^^;
    現在「水晶玉から変化した彼女」の解説パートを書いております。しばしお待ちを~🎵