応援コメント

第2話 地下の地下の地下」への応援コメント

  • 猛暑の終わりに読むと、何度も言えない切なさを感じるお話でした。いつかやってくる未来を見せられているような、そんな感覚になります。
    主人公の心の機微が、巧みに表現された文章に、思わず唸りました。
    結びに残された言葉も、胸をうちます。
    ゆっくりになりますが、続きも読ませていただきます!

    作者からの返信

    横海 様
    いつもお世話になっております。
    こころをきちんと描ける人間になりたい!!!(ドン!!!) な日々が続き、迫る台風の音のなかで返信を書かせていただいています。本当に心理描写が上手い作品には強い強い憧れがありますので、私も一生懸命精進していきます!!
    丁寧に読んで、感想まで頂き、ありがとうございました!!

  • ニコラス様

    坂本です。

    「地底に落ち延びた影」
    「学問的価値に目を滑らせながら」
    etc.

    ニコラスさんの盤石な文学的素養のうかがえる大変好い表現です。。

    そして、このドラマツルギー。
    主人公のシルダリアへ対する複雑な感情や、未だ消えぬ学問への憧憬、最後の暗示的なメモ書き。
    小説世界が徐々に開けていく愉しさと不安。それらに後押しされる好奇心。

    大変真摯で叮嚀な小説だ。。

    作者からの返信

    坂本 様
    引き続き、お世話になっております。
    文学的素養をとても褒めていただいたので、もう一つだけ引用をひけらかしますと、

    人生の半ばで道を踏み外した俺は、気付いたときにはこんな暗室にいた。人々を正しく導く太陽のように照り輝く美しいシルダリアの笑顔は――

    は、テーマにもしている、ダンテ『神曲』の冒頭

    "Nel mezzo del cammin di nostra vita
    mi ritrovai per una selva oscura,
    ché la diritta via era smarrita.

    「人生の歩みの半ばで
     気づくと、私は暗い森の中をさまよっていた。
     正しい道を見失ってしまったのだ。

    から引っ張ってきました。ここから、レーグルがちょうどベアトリーチェ的な役割で、彼を天国(月)まで引っ張っていくお話がはじまります。

  • この余韻…なんと言ったら良いのか分かりませんが、とにかく魅力的です。拝読させていただいている時間が楽しいです。

    作者からの返信

    mk* 様
    つづけてコメントを頂き、ありがとうございます。
    文が詰まってて申し訳ないッ! 情報量質量爆弾みたいなお話になってしまったので、無理なされないでください。楽しんでいただけているのなら本当に、本当に幸福でございます!! 大感謝!!