応援コメント

第50話:続くえにし」への応援コメント

  • 次回作についてのご構想があると伺いました。本作と同じく恋愛ジャンルで行きたいとのお考えだとか。本作についてですが、恋愛の面をあと少しだけ前面に出されたら、もっと切ない気持ちがビンビンと伝わって来るとも感じました。物語としては、とても上手く、素敵に仕上がっていると思います。勿体ないのは、恐らくは照れ屋の狗狼が、いつも近くにいるようでいて、少し遠巻きに、つまりは、目を逸らす程度の距離があると言うことかと思いました。これから、ラストへ向けて、もっとときめかせて欲しいと、一読者として思います。さて、今回のご先祖からだと言う話、意外で、そう来たかと思いました。櫛についても、もっともっと奥深いできごとなのですね。面白いです。物語全体、面白いと感じて読んでおります。毎日追えなくてごめんなさい。でも、大好きなんです。

    作者からの返信

    シリアス一辺倒なお話を続けたので、次作は若干コミカルに書けたらなぁと思っています。まあ私が面白味のない人間なので、さほどのことにならないと思いますが。

    恋愛面を前に出すべきとは、私自身も考えます。私の悪癖で、重要設定を引っ張りすぎ病がありまして。実際この時点で菫は、本当の意味では誰にも恋をしていないのですよ。

    というのを踏まえると、ここから先もっとときめかせろとは叶うやもしれません。菫が恋をするのは、エンディングを目の前にしたここからなのです。

    読んでいただくのは読み手の自由なので、毎日読むも全く読まないもお気遣いなくです。

  • 狗狼は、ずっと菫を見ていたんですね。
    櫛、というのが何となく象徴的にも思えます。あまり関係ないかもしれませんが、奇稲田姫を思い出しました。八岐大蛇の生贄にならないように、櫛に姿を変えた。

    狗狼にとって、菫はどう映っているんでしょう。いろいろ失ってしまったから、何か心の支えになるものが欲しいですよね。。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    はい、そうなのです。以前に菫は、生け贄にされた他の娘たちと自分は同じなのかと疑問を覚えました。狗狼と因縁のある男の子孫という時点で、同じではなかったようですね。

    奇稲田姫……(汗)。
    というのは冗談で、関係はあります。いえこの世界に日本の神道はないので、直接的なものではないですが。奇稲田姫のことがあって、古くから日本では櫛を女性の化身と考えています。江戸時代には生涯守る証として、櫛を贈ることも流行ったとか。
    その辺りの意味合いを篭めておりまする。

    狗狼にとって、菫はどう映っているか。きっとこのあと、彼自身が語ってくれるような気がします。