櫛は、形見だったんですね……
この出来事は事故で、仕方なかったことだと思うんですが、菫にとってはそうもいかないでしょう。
記憶を奪われたとはいえ、呑気に忘れていたという事実も、罪悪感を倍増させるんじゃないかなと推察します。
どうか、しっかり……(><)
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
昨日の回に引き続き、奪われた菫の記憶でした。
仰る通り、櫛はもともと母親の持ち物で、菫としては形見になりますね。他のどんな物でもなく、どうして狗狼はそれを選んだのかというのはありますが。
たしかに母親の死んだのは事故で、それでも菫は自分を責めてしまうでしょう。今の菫にとっての救いは、母を母と実感できてはいないことです。
さあさあ、次回は現在の時間に戻ります。どういうことだか、当人に聞かねばなりませんね。
これが、菫が犯してしまった罪なのでしょうか。櫛は、母のものでしたね。夜風と狗狼の関係が、少々混乱しております。このときに、神に召された訳ではないですよね。そうなのかな? すみません、懸命に読んでいるのですが。
作者からの返信
菫が犯してしまった罪。
うーん、そこについてはまた後の回で言及があります。ここではYESでありNOでもある、とだけお答えしておきましょう。櫛についても、もう少しだけ補足が次回にあります。
裏がありそうな文脈ですよね。でもありません。夜風は完全にただの狼です。その住んでいる山を守るのが狗神である狗狼なので、無関係ではありませんが。分身とか化身とかではないです。
神に召されたとは誰のことでしょう? 蕗さんと夜風は亡くなりました。菫は以前の回で雲が言っていた通り、正真正銘 生きていますよ。