切ないですね……せっかくのこういう機会なんだから、本当の気持ちを込められそうなものなのに、上手く言葉にできないような。
海、三人で行けるといいですね。
一人だけで暮らしてるなんて言わないで、三人で楽しい思い出をたくさん作りたいし、できればずっと三人でいられたらいいですよね。本当は。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
菫は狗狼と雲を前に、東宮との結婚をうまくこなそうとしているようです。それが恩返しと言いますか、気持ちに答えることだと。
いつか海へ行くことがあるんでしょうか。狗狼は狗狼で、なんだか凝り固まった様子。誰も言葉にしない本当の気持ちが、それぞれにありそうです。
「短冊の空白が、果てなき平原に思えてくる」の一文が素敵ですね。菫の内面を象徴しているように感じました。狗狼の書いた短冊も切ないです。ずっと一緒にいられたらいいのになぁと、三人の姿を見ながら強く思います。
作者からの返信
一初ゆずこさん、こんばんは。コメントをくださって、ありがとうございます。
短冊の空白の表現、褒めていただけて嬉しいです。
そうですね、菫の心もきっとそんな状況でしょう。
そこへもって狗狼の歌は、距離を感じたかもしれませんね。
心穏やかな相手と、ずっと一緒に居る。だったそれだけが、とても難しいことです。この三人の時間も、少しずつ終わりが近付いていますね。