応援コメント

第17話:願いの対価」への応援コメント

  • 進ノ助は不器用ですよね。
    狩人にとって弓は大事なものだろうし、今回持ってきたのが無駄な装飾のついたものであったという点が、彼の心境を象徴的に表しているように感じました。

    もちろん人一人の対価としたら軽いものに見えてしまうので、狗狼の冷たい対応も当然なんですが。
    弓が、というか、弓に乗せられた彼の後悔や覚悟が、それじゃちょっと気の毒だなと思えました。
    例え菫が二度と故郷に戻りたくないのだとしても。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    ですね。進ノ助はとても不器用です。時代というか土地の風俗的に大人の扱いをされてますが、まだ十六歳ですしね。
    無駄な装飾のついた大切な弓。仰るようにかなりの想いが篭っていそうです。

    このままバッサリでは、たしかに気の毒ですよね。狗狼がどう捉えたのか、進ノ助自身がどう考えているのか。また物語に出てくるかなと思います。

  • 進ノ助は、その弓を持って来た所から、そして、待つことも少なく帰って行く様からして、気に入らないです。菫さんの気持ちを二度にわたって踏みにじっていると感じられます。この祠、狗狼も土足で同じことをしているとも思います。所で、名前を打ち出すときに、天狗、おおかみ、と打って、狗狼と出しています。作者様がお考えになった名ですが、天狗から何かインスピレーションを得た所はございますか。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    そうですね。事情はあったようですが、自分の犯したことに対して軽すぎるように見えます。雲がそのように感じたみたいですね。

    天狗はなにも関係ありません。
    狗神という言葉がちょいちょい出てくる通り、狗は「いぬ」と読みます。
    狗とは犬のことなのか、狼をも指すのかという話を始めると、本が一冊書けてしまうので割愛します。
    天狗のほうを言いますと、最初はその天狗こそが四本脚の犬のような姿と考えられていたようです。それが時の経過とともにあれこれと逸話が付け加えられて、今日考えられるような姿になったそうですよ。だから狗の字が当てられているわけです。