平等たれ
ヒガシカド
平等たれ
作家としての手癖か、私はどちらも死なせることが多い。
いきなり何の話かと思われた読者諸君、すまないね。説明不足だった。A、そしてBという人間がいるとしよう。二人は敵同士だ。数多の争いの後、やっとのことでAがBを殺す。喜びもつかの間、Aは避けられない死を迎える。
避けられない死とは何か。そうだな、例えば天変地異の大災害。地震、雪崩、落石事故で呆気なく死ぬ。舞台が街ならば交通事故という手もある。無難に急性の病気でも良い。
死は皆へ平等にやって来る。言葉ではそう言われるが、現実には早死する者と長生きする者、人生に満足する者不満足な者がいる。せめて物語の中では平等たれ、そんな想いが深層心理にウッ胸がくるし…
平等たれ ヒガシカド @nskadomsk
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