　こうして彼女は異界を描いて生きるようになりました。

　彼女のモノガタリはこれからも長く長く続くのですが……、

　今日は少し飛んで、巻物の最後の一幕を見てみましょうか。

　ええ。そうでしょう。

　モノガタリは最後まで聞くものですよ。

　涙で終わるなんて『えんぎ』らしくありません。

　アナタも、私も、本当の大団円ってやつが見たいじゃないですか！

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