第三話:小さな恋。

涼しい、風邪が漂うこの季節。

ここに、小さな恋が生まれていた。


「ぼく!ゆいちゃんにこくはくするんだ!ゆいちゃん!おままごとじょおずだし!あしもはやいし!かみもながいし!やさしいし!ぜったいかのじょにしてなめまわしてやるんだ!!」

ここに、好きな異性へ思いを伝えようとしていた一人の男がいた。


「おひるねのじかんにこくはくしよう!」

そして、その男はお昼寝の時間に告白する事にした。


「たのしみだな!」


時は過ぎ、お昼寝の時間となった。


「わーい。おひるねだー!」


「ほーら!ミチルくん!騒がない!」

ある女は男を叱る。

そうすると、周りから笑いが生まれる。

ぼくとしたことがこうふんのあまりこえがでちゃった。


「よしよし!みんなねた!こうどうかいしだーー!!」


ぼくは、ゆいちゃんのおふとんをさがすたびにでた。


「このこじゃない。」


いろんなおんなのこのおふとんにはいってゆいちゃんかどうかたしかめた。


「うーんと、このこは…はすはす!このにおい!ゆいちゃんがおひるねのときにだすあせとゆいちゃんがきているおようふくからするにおいだ!」


ぼくは、やっとみつけた。


「ねえ、ねえ、」

男は、ゆいちゃんの肩を叩く。


「う、うん。なに?」


「ゆいちゃんぼくだよミチルだよ。」


「ミチルくん?なんでここに?」


「きょうはいいたいことがあるんだ!」


「なに?」


「ぼく!ゆいちゃんのことがすきです。だから!ゆいちゃんをなめさせてください!!」


「え?なにをいってるの?」


「わーい。ありがとう。じゃあいただきます。」


「ちょっとミチルくん?なにをしてるの?」


男は、ゆいちゃんの首筋に舌を伸ばす。


「きゃぁぁぁ!」


が、それもゆいちゃんの悲鳴によって終わりを迎えた。


「どうしたの!!」

こちらに女が向かってくる。


「う、ミチルくんがゆいのくびをなめてきたー!」


「ちょっ!え?何やってるのミチルくん!」


「たいへんびみでした。」


「ちょっと来なさい!」


こうして、男は女に連れていかれた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

告白デモンストレーション。 名前 @mayu12191219

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る