第44話 バカは、自分の愚かな行動に気がつかないからバカ

「ボロっちいな。さすがは四百年以上も封印されていた城だな」


「よく苦情がこないよね」


「高城市としても、苦情を受けても修繕できないもの。ちょっとでも城に入ったら、高城弥之助の悪霊に惨殺されて終わりだから」


「悪霊の殺人鬼。最悪ね」





 またも、菅木の爺さんから依頼を受けた。

 戸高市の隣にある高城市には、長年封印というか、人の出入りが禁止されている城があった。

 かつてこの地を治めていた高城家の居城だったので『高城城』と呼ばれており、豊臣政権時から江戸幕府初期にかけて、今の天守閣がある城に新築されたそうだ。

 その後は、御家の断絶、この地を新たに治めることになった戸高家が本城を戸高市内にあった戸高城に移したことにより長年放置され、いまだに立ち入り禁止のままであった。


 この城には、高城弥之助という戸高家に暗殺された人物の悪霊が占拠しており、彼を除霊しなければ城に人は入れない。

 さすがに長年放置されていただけあって、高城城はかなり荒廃していた。

 このままだと、そう時を経ずに崩壊しそうだ。

 よくぞこれまで保ったなというのが、俺たちの正直な感想だ。


「裕ちゃん、大丈夫?」


「大丈夫だと思う」


 高城弥之助の悪霊はS級という話だが、その強さは向こうの世界の死霊王デスリンガーの幹部にも劣る程度だ。

 油断しなければいけるはず。

 ここは人もいないので、俺は最初から神刀ヤクモを腰に差していた。


「うわぁ、いかにもって感じね」


「里奈は、まだレベルが低いから前に出ないでくれよ」


「当然。私は前に出て戦うタイプの除霊師じゃないし」


 元々、除霊師でもなかったからな。

 後方で歌や踊りで俺の戦闘力を上げてくれれば、さらに勝率が上がるからそれでいい。

 下手に一緒に戦うと、涼子の話だと、高城弥之助の悪霊が連携を断とうと翻弄してくるという話だったからな。


「ずっと一体のままの悪霊かぁ……寂しくないのかしら?」


「暗殺された人の悪霊にあるケースなのよ。霊になっても、他者を近づけさせなくなる」


 一人でいれば、暗殺される危険はないというわけか。

 他人を信じられない感情が強いまま死んでしまったわけだ。


「こんなお城で一人なのか。寂しいわね」


「そうだな」


 そんな話をしながら、もうすぐ立ち入り禁止地区である正面城門に差し掛かった時、どういうわけかその前に二十名ほどの人間が集まっていた。

 よく見ると、俺たちと同じく狩衣や巫女姿の若い男女が複数いるので、彼らは除霊師、それも安倍一族の若手除霊師たちであろう。

 日本の除霊師の半数以上が神職と同じような格好をするとはいえ、残りの半数は仏教系、キリスト教系、もしくは宗教とは関係ない自由な格好する者も多い。

 全員が神道系ということは、彼らが大規模な除霊師集団に所属している証拠でもあったからだ。


「涼子、これはどういうことなんだ?」


 現当主の話では、岩谷彦摩呂とその信奉者たちが除霊を試みる日は三日後だと聞いていたのに。


「おかしいわね。私は確かに三日後と聞いていたわよ」


「実際にいるじゃない」


「まさか、嘘をついたというの?」


 予想外の事態で困惑していると、正面城門にいる連中は俺たちの存在に気がついたようだ。

 すぐに声をかけてくるが、決して友好的な態度ではなかった。


「やはり来たな! 現当主と長老会の差し金で派遣された除霊師たちが!」


「こんなことだろうと思った。そこまでして彦摩呂さんの足を引っ張りたいのか! 長老会の連中め!」


「あいつらは、時代遅れの老害なんだよ!」


「「「「……」」」」


 もう呆れるしかなかった。

 現当主と長老会は最低限の秘密すら隠せず、俺たちが先に高城弥之助の悪霊を除霊しようとしていることがバレてしまっているのだから。

 一体なんのために、極秘裏に菅木の爺さんと涼子を呼び寄せたのだと。


「高城弥之助の悪霊なら、彦摩呂さんに任せれば大丈夫だ」


「長老会の犬は帰れ!」


「そうだそうだ!」


 それにしても、現当主と長老会はよほど嫌われているようだな。

 若者が年寄りに反発することはよくあるにしても、この嫌われ方は尋常ではないというか……。

 カリスマに欠けた老人って、日本では特に生き辛いよなと思ってしまった。


「(不可解な決定で私の父のみならず複数の犠牲者を出し、その責任も取らずにただ自分の息子に跡を継がせたいからという理由で、父よりも除霊師としては落ちるのに現当主になってしまった。そして、そんな彼を惰性で支える長老会。好かれる理由はないわね)」


 かといって、もし安倍一族の当主を岩谷彦摩呂にしていたら、今頃安倍一族は確実に崩壊していたであろう。

 歴史ある一族ってのも大変だな。


「裕ちゃん、帰ろうよ」


「前提条件が変わったから仕方ないわよね。契約違反だもの」


「そうだな」


 久美子と里奈の言うとおりだ。

 元々、岩谷彦摩呂が除霊を始める前にコソっと除霊して終わりという契約だったのに、その動きが漏れて先回りされてしまったのは、現当主と長老会の責任だ。

 強引に入り込めば無用の衝突が起こるであろうし、俺たちが無用な軋轢を受けながら除霊をする義理はないか。


「じゃあ、そういことで」


「お疲れ様でした」


「そうね、帰りましょうか。状況から見ても仕方がないし」


「そうね、きっと優秀な除霊師である岩谷彦摩呂さんが華麗に除霊してくれるわよ」


 前提条件が変わった以上、依頼を拒否するのも仕方がないと思って全員が撤収の準備を始めた。

 岩谷彦摩呂の信奉者たちもうるさいので、とっとと引き上げた方が精神衛生上好ましいからな。


「所詮は長老会の犬だな。彦摩呂さんの足元にも及ばない連中だ」


「綺麗どころを三人も引き連れて、大した実力でもないのに装備ばかり立派で。いかにも長老会がコソコソと除霊を頼みそうな連中だ」


「俺たちに感謝するんだぞ。こうやって追い出してやったからこそ、死なずに済むのだから」


「高城弥之助の悪霊の除霊は彦摩呂さんに任せるんだな。彼には、それができる力があるんだ」


 安倍一族の除霊師たち……若手だから仕方がないのかもしれないが、他の除霊師の力量も見分けられないとは……。

 とはいえ、この世界の除霊師はほとんどがそうだな。

 向こうの世界の凄腕と呼ばれていた連中は、相手の具体的なレベルやステータスの数字がわからなくても、それとなく感覚で察知できる人が多かったというのに。

 それができないと、強者揃いの死霊王デスリンガーの幹部たちに殺されてしまうからなのだが、この世界の除霊師のレベルの低さはどうにもならないな。


 岩谷彦摩呂も含めて。


「まあ、待ちたまえみんな」


「彦摩呂さん?」


「彼らは、ある意味長老会の犠牲者なのだよ。この前、安蘇人大古墳で一緒に除霊をした涼子君も含め、知った顔が多いね。あの老害連中、自分たちは除霊しないからって、酷いことをする。まだ未熟な若い除霊師たちをS級の悪霊にぶつけるなんて。どうせ君たちが死んでも、連中は自分の責任なんて認めず、みっともなく当主と長老会の椅子にしがみ付くだけなのだから。早く帰った方がいい」


「あの……岩谷さんも危険なのでは?」


 岩谷彦摩呂が俺の実力に気がつかないということは、彼が高城弥之助の悪霊と戦っても殺されるだけであろう。

 もし彼の実力が相当なものであるのなら、俺の実力に気がつかないはずがないのだから。


 つまり、岩谷彦摩呂など全然大した実力ではないのだ。

 この世界ではなかなからしいが、向こうの世界だったら雑魚にも等しい。

 俺の足元にも及ばず、レベルアップしている久美子、涼子、里奈と比べても、やはり足元にも及ばないであろう。


 どうやら彼は、基本的に善意の人のようだ。

 俺たちが長老会の連中に唆されてここに除霊に来た、可哀想な犠牲者だと思っている。

 だからこそ、俺たちを罵る自分の信奉者たちを制したわけだ。


「(ここで反論すると、彼らはますます反発するばかりだ。引き揚げよう)」


「(それがいいわね。こうならないために、早く除霊しろって依頼してきたのに、それが漏れているって……長老会の連中、無駄に年ばかり取って)」


「(そういう事情ならこのまま戻っても、菅木議員もなにも言わないわよ。向こうの契約違反だから構わないって。帰りましょう、裕)」


「(そうだよね。裕ちゃん帰ろう)」」


「(それがいいか)」


 どうしても岩谷彦摩呂が単独で除霊をしたいと言っており、彼の信奉者たちも同じ意見である以上、俺たちが無理強いしても仕方がない。

 その前に、確実に妨害されてしまうはずだ。

 俺たちは、安倍一族の契約違反という言質を菅木の爺さんから取ってから、帰宅の途に着くのであった。


 岩谷彦摩呂が除霊を成功させる確率?

 一億分の一もあり得ないかな。





「裕ちゃん、どのケーキがいいかな?」


「俺はチョコ系のやつ。久美子は?」


「私は定番にイチゴショートケーキがいいな。清水さんは?」


「私はチーズケーキを。葛山さん?」


「私、フルーツのタルト。銀狐ちゃんは?」


「モンブランがいい」




 翌日の放課後、自室に戻った俺たちはオヤツの時間を楽しんでいた。

 どうにか交渉して小遣いを増やしてもらえたので、奮発してケーキをオヤツに買って帰ったのだ。

 同居することになった新人のお稲荷様である銀狐の分もケーキを購入して帰り、それぞれ好きなケーキを選んで食べる。

 久美子がお茶を淹れてくれたので、それを飲みながらケーキを楽しんでいた。


「岩谷彦摩呂って、過剰なまでに自信があるんだな。前からその傾向はあったけど、まさかS級の悪霊に単独で挑むなんて……」


 チョコレートでコーティングされたケーキを頬張りながら、俺は根拠のない自信に満ち溢れていた岩谷彦摩呂という人物の本性について語っていた。

 安蘇人大古墳での除霊の際にも色々と問題があった人だけど、さらに自信過剰になって、あんな危険な依頼を引き受けてしまうのだから。

 しかも、彼の信奉者の中の誰かであろう。

 長老会の動きを探っていて、急遽予定を早めて俺たちよりも先に高城城に行ってしまった。

 その情報収集能力と行動力は賞賛するが、それこそが完全に死亡フラグである。

 間違いなく、岩谷彦摩呂とその信奉者たちは高城弥之助の悪霊に殺されたはずだ。


 億が一にも生き残ってはいないだろう。


「裕ちゃん、もう一個チョコのケーキが残っているよ。食べる」


「食べる」


「いや、それはワシが食う」


「爺さん、よくここに来るな。暇なのか?」


 菅木の爺さんって忙しいはずなのに、よく俺たちのところに顔を出すよな。


「裕君、そこは指摘しては駄目よ。彼は、きっと家族の中でも孤立していて家に帰るのが嫌な人なのだから」


 なるほど、国会議員として成功しても、家庭では不幸というわけか。

 そういう人は意外と多そうだな。


「人間、儘ならないわね。私もそうだけど、人生色々とあるわよ」


 里奈も、涼子の意見に賛同して菅木の爺さんを慰めるような口調になった。

 家族に嫌われた哀れな老人を慰める里奈は、わかりにくいけどいい子なんだろうなと思う俺であった。


「こらっ! 人の家庭を勝手に悪く言うな!」


「でも、社会的に成功した人って、家庭だと孤独な人が多いですよ」


 久美子が言うような話をよく聞くことは確かだな。


「別にもの凄く家族同士で仲がいいとは言わんが、ワシの家庭は普通だ!」


「お爺さん、寂しいの?」


「こら! こんな子供の前でそんな話をするな! 教育に悪いだろうが!」


 見た目が幼女の銀狐にまで同情されてしまった菅木の爺さんは、俺たちに対しかなり怒っていた。


「怒るってことは、事実なんじゃぁ……」


「デマの流布に対し怒っている。とにかく、ワシに嫌味を言うのはやめろ」


「だって、また高城城絡みの仕事でしょう? 岩谷彦摩呂は失敗したと」


「わかるのか? 裕」


「それは勿論」


 もし岩谷彦摩呂が高城弥之助の悪霊の除霊に成功し、高城城が無事解放されたのなら、俺たちが気がつかないはずないのだから。

 相変わらず高城市の方には厄介な悪霊の気配が残ったままで、つまり岩谷彦摩呂は失敗したわけだ。


「己の力量を誤って死んだか。哀れな」


 可哀想だとは思うが、そこを間違えて死ぬ除霊師などそう珍しい話でもない。

 自己責任論を批判する人もいるが、除霊師は強制的にやらされる性質の仕事ではない。

 自分が未熟なために引き起こした不祥事の責任は、自分の命で穴埋めするしかないのだから。


「それが、奴は死んでおらぬ。バカにもほどがある、奴の華麗な除霊対決とやらを拝みに入った信奉者どももな」


「悪霊に殺されなかった?」


「そうだ。どうやら、拘束されてはいるが生かされているようだな」


「それは珍しい」


 悪霊のテリトリーに土足でズカズカと入り込んで生きているなんて。

 戸高高志もそうだが、突き抜けたバカは逆に生き残りやすいとか?


「戸高高志も、岩谷彦摩呂にも尋常ではない悪運があるのは事実だな。高城弥之助は、近くまで来ていた裕の存在に気がついたようだ。どうやら高城弥之助の悪霊は、裕と戦いたいようだぞ」


 そう言うと、菅木の爺さんは俺に一枚の手紙……書状という方が正しいか?……を渡した。

 今にもかなり古い和紙に、達筆な文字で……なんて書いてあるんだろう?


「裕君、私に見せて」


「涼子、読めるの?」


「除霊の際に、悪霊のヒントを得るため、そういう崩した達筆な文字で書かれた古文書とかを見ることもあるから」


「へえ、凄いんだ」


「こういう貢献なら、私でもできるから」


 さすがは、安倍一族の除霊師だな。

 それと、転校続きなのに常に学業成績が上位ってのも凄いと思う。

 変な健康法ヲタクで、若いのに紅茶キノコとか愛飲している変なところもあるけど。


「裕君にどうしてあの時、自分と対決しないで戻ってしまったのか? この連中を人質にしたので、一対一で尋常に勝負と書いてあるわね」


「裕ちゃん、高城弥之助って、そういう人だっけ?」


「わからないなぁ」


 戸高家の人間に暗殺されたため、意地でも高城城を明け渡すものかと、侵入者には一切の慈悲を与えない。

 そんな人だというのが、俺の高城弥之助に対するイメージであった。


「まあ、状況が単純化していいか。高城城はどうでもいいけど、『高城神社』を解放して三つ目の五芒星の角を抑えるのは、竜神様たちに言われていたからな」


 実は、高城城に隣接するかのように、高城神社という神社が存在していた。

 ここも高城城と一緒に封印されていて、竜神様たちからここを解放してほしいと頼まれていたのだ。

 そのため、実は菅木の爺さんに言われなくても、もう暫くしたら高城弥之助の悪霊は除霊予定だった。

 今回の事件で少し早まっただけとも言える。


「高城神社か……通称呪われた神社だな」


「呪われた?」


「高城弥之助の悪霊のせいで四百年以上も人が入っていないのだから、呪われたが正しいな。神職の一族もとっくに絶えているはずだ。竜神会で神職の手配をしなければなるまい」


 神職が入れない神社なんて、呪われた神社扱いでもおかしくはないのか。

 確か、高城弥之助の悪霊の除霊の対価の一部として、高城神社を貰えるはず。


 あとは、岩谷彦摩呂の不始末の後片付けで報酬も追加だろうな。


「裕、こうなるってわかっていたの?」


「岩谷彦摩呂のことは予想外だった」


 もしかしたら、安倍一族で長老たちに反発がある勢力からの妨害があるかも、とは思っていた。

 もしそうなったら、一旦わざと除霊をやめて、焦る安倍一族から報酬の増額を勝ち取る。

 菅木の爺さんはそう考えていたようだ。


 本来自分たちでなんとかすべき不始末の後処理を他人に任せ、自分たちは功績を手に入れようとしていたからな。

 もっとふんだくっても罰は当たらない。

 菅木の爺さんもそう思っていたからこそ、昨日の俺たちの撤収になにも文句を言わなかったのであろうから。


「ワシは極めて紳士的に、ちゃんと条件を詰めて安倍一族と交渉したのだ。岩谷彦摩呂が除霊を試みる前に密かに除霊を終える。この条件が守られず、さらにそうなった原因に安倍一族側の情報管理の不徹底があった。あの連中、若手から嫌われている自覚があるくせに、情報の漏洩に気を使わないのだからな」


 菅木の爺さんは、呆れた表情をしつつ、チョコレートケーキを美味しそうに食べていた。

 爺さんなのに、和菓子よりもケーキなのか。


「お爺さんなら、お酒じゃないの?」


「昼間からは飲まないのでな」


「お仕事があるんだ」


「そうだよ。ジジは仕事があるんだ」


「ふーーーん」


 菅木の爺さんは、まるで本当の孫とでも接しているかのように銀狐には優しかった。


「本当の孫に嫌われているから、銀狐には優しいのね」


「おいっ! ワシの孫はもう中学生なんだ! 小さい子に接するようにしていないだけだ!」


 人の家族関係が悪いと勝手に決めつけるなと、菅木の爺さんは涼子に文句を言った。

 もう自分の孫はいい年なので、銀狐のように接しないだけだと。


「とにかく、今夜頼めるかな?」


「準備はしているからいいけど」


「お兄ちゃん、行ってらっしゃい」


「早く終わったら、なにかお土産でも買って帰るよ」


「わーーーい」


 銀狐の場合、家に置いて行っても一人なら社に戻ってくれるからそれほど面倒がなくていいな。

 見た目は子供だけど、神様だから当然といえばそれまでなのだが。


「俺をご指名とはいい度胸だ。必ずあの世に送ってやるぜ! 高城弥之助!」


 俺たちは高城弥之助の悪霊の除霊を遂行すべく、再び高城城へと向かうのであった。

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