カウントダウン

紫苑

第1話



「で、どうよ?あと24時間で爆死する気分は」


男がそう言うと、


「私は絶対に死にません…必ず24時間以内に母を見つけてみせます」


彼女は言い切った。心なしか、不安そうだった顔に決意がみなぎった気がした。


「へー、意外と強気じゃん?じゃ、行くぜ」


1日だけの旅。絶対に多すぎる荷物を抱えた男と、手ぶらな彼女は歩き出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

カウントダウン 紫苑 @shion66

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る