何処にでもいるぼくらの人生。

Q.わたしの生きる意味は？

やっぱり、むずかしいな、この問題は。

何度も挑戦し、何度も折れたこの問題。

答えがきっとあるはずなんだけれど、生憎わたしはこの問題の答えをいつの間にか無くしてしまった。でもこの問題の答えを無くしてしまったのはわたしだけではない、無くさず持っている方がマイノリティだ。私も未だにそんな人に会ったことは無いから。

いくら考えても頭を悩ますばかりでだんだんと苦しくなって、はあ、と息を吐いた。別に、この問題を解けなくたって提出期限は特に決まっていない筈だから、たっぷり時間をとって悩んでも文句を言われることは無いだろう。いっそ、投げ出してしまおうか。けれどそんなことをしたって結局、わたしに残った選択肢は1つしか無い。

この問題が解けないと、わたしはこれからどうすればいいのか、分からない。