終章

終章

「藤村さんの奥さん?ああ、あの殺人事件のことね。確か被害者は、小学校の一年生で、重い障害がある男の子よね?その子が確かに藤村といったわよね。」

咲が杉ちゃんの話に割りいっていった。

「そうなんだ、その母親、藤村美代子さんに似ているというか、この写真に写っているのは、藤村美代子さんだ。」

「でも杉ちゃん、この写真はちがうわよ。この写真の生徒さんは、島崎佳代さんだもの。住所も違ったものがあるわ。」

まあ、お琴教室であるから、生徒の身分をあえて調べることはしないのであるが、藤村美代子が、前を変えて、お箏教室に通っているのだろうか。

「いや、どうかな。偽名を使っていたという可能性もある。本名はきっと、藤村じゃないのかな。きっとそうだよ。じゃあ、この尺八の男性は?」

「それは知らないわ。島崎さんが無理をいって呼び出したゲストミュージシャンだって聞いたわ。」

杉ちゃんの話に咲は答えた。

「でも、この写真は間違いなく藤村さんの奥さんと、武藤博夫さんだと思うよ。僕、文字が読めないから、そういう画像判断は得意なんだ。島崎さんじゃなくて、この人は藤村さんの奥さんだ。」

杉ちゃんがそういうと、

「じゃあ、なんで偽名をつかって、お琴教室にはいったのかしら?」

と、由紀子はきいた。

「うーん、そうだねえ、とにかく偽名を使わないと、由紀夫君の煩わしさから抜け出せないと思ったからじゃないの?いまは、育児放棄が厳しく罰せられる時代だし。」

「あたし覚えてるんだけど。」

と、咲がいきなり切り出した。

「島崎さんから聞かれたことがあるの。自分は藤村美代子に似ていないかと。」

「ほらやっぱり。つまり、藤村さんの奥さんは、武藤博夫と関係していた。それはきっと確かだよ。まあ、ここからは、僕の推測だが、由紀夫君の育児から逃れたかった奥さんに、武藤が何か入れ知恵していたんじゃないのかな。それで、偽名をつかって、お琴教室に入らせていた。それで、時々ペアを組んで、演奏に出るなどして、ストレス解消していたんだろ。まあ、恋愛関係かは不明だけど、共演するということは、かなり信頼関係があると思うしね。」

杉ちゃんの発言は時どき、とんでもなく飛躍してしまうことがあった。まるで、テレビドラマみたいな、そういうことが現実にあるのだろうかと思われるほど、飛躍してしまう。

「そんなこと言わないでよ。テレビドラマじゃあるまいし、杉ちゃん、ちょっと言い過ぎなのでは?そういう風に、偽名を使うとか、普通の人に起こるかしら?」

咲はそういうが、杉ちゃんはかなり断定的に、

「いや、由紀夫さんが障害があるから、あり得る話だ。」

といった。

「でも、そうであっても、藤村さんは、育児放棄何かするのかしら?あたしならしないと思うんだけどなあ。だって自分で生んだ子でしょ?」

「うーん、そうだねえ、はまじさん。でも、いまは違うんだなって言える事件はたくさんあるだろ?」

杉ちゃんに言われて、咲は考え込んでしまった。

「まあ、変な理論で申し訳ないが、昔はお母さん一人で育てることはできた。でも、いまはできない。」

「そうね。確かにそれはあるわねえ、でも、この写真に写っているのは、藤村美代子さんだとすれば、彼女は本当に育児放棄して、うちのお琴教室にきていたのかしら?それもなんだか、嫌な気がするわ。あたしたちも育児放棄に協力しているみたいじゃない。」

「浜島さんが、そう考えることができれば、今の世界はまだ、正常よ。」

不意に由紀子がそんなことを呟いた。

「そうなれば、子供とか障害者とか、利益を作れない人でも、存在価値があるんだってわかるわ。」

「ああなるほど。由紀子さんいいこと言う。先日相模原で起きた大事件の犯人は、利益を作れないやつだといって、殺人を犯したよな。きっと、藤村美代子さんもそう思ったんじゃないの?悩み続けて、どうにもならなくて、結局、武藤博夫と不倫関係になるしかなかったと。」

杉ちゃんは由紀子の話にすぐに入った。

「じゃあ、藤村さんは、由紀夫君を本当に殺すつもりだったのかしら?」

と、咲がきくと、

「だろうね。そして、家政婦としてやってきた犬養さんもその一人だったんだろう。藤村さんに雇われて、発達障害ゆえに、家事とか、そういうことでトラブルがあったんじゃないのかな。それで、藤村さんは、彼女にもこの世から消えてほしいと思うようになったから、犬養恵さんに、罪を擦り付けたんだ。」

と、杉ちゃんは早口に言った。

「僕はちゃんと聞いてきたよ。犬養さんが、発達強調運動障害というものがあるとな。影浦先生がそういってた。」

「そうかあ、杉ちゃんの言うことは間違いないわ。それなら、早く犬養さんを解放してあげた方がいいわね。病院に長く閉じ込められていたら、また浦島太郎見たいになって、犬養さんがかわいそうよ。」

由紀子は、杉ちゃんの話にそういうと、

「そうねえ、けれど、世間が彼女をどう見るかしらね。犬養さんのことを、そういう人なんだというように見てくれる人はよほどでないかぎりいないわよ。それよりも、大変迷惑だ、という人の方が多いんじゃないかしら?その、なんとか障害を有名な俳優が持っていたなんて、言ってくれたらまた違うでしょうけど。日本ではなかなか受容されないわよ。周りの人と違うって言うのは。」

と、咲が反論した。

「だから、できるだけ普通の人に近づいていきる方がいいのでは?」

「いや、はまじさん、嘘は必ずばれる。だから、彼女も、障害者として、いかしてあげた方がいい。」

杉ちゃんがそう訂正する。

「彼女にも、車イスに乗っかる権利はあるとおもうから。」

「でも、犬養さんはなんの役割ができるのかしら?本人の話によれば、家事のスキルしかないっていってたんでしょ?資格とか称号をとることもできないし、手先が器用でないならものつくりだってできないわ。」

「それを提供できないのが、日本の一番困ったところだな。エクアドル見たいに、足が悪くても大統領になれるような国家であれば、また違うんだろうけど。」

「二人とも、話がずれてるわ。それよりも、由紀夫君の事件のことを話してよ。」

杉ちゃんと咲が話しているのを、由紀子は、急いで止めた。

「まあ、僕たちは事件に直接関わっているわけじゃないから、犬養さんをどうのとは言えないんだけどさ、犬養さんが、家事のスキルしかないというのは、本当にかわいそうでもあるよな。」

と、杉ちゃんはため息をついた。

「そうよ。杉ちゃんみたいに和裁が得意で、いろんなことをやれちゃうひとは、そうはいないわ。大体の人は、犬養さんとにたような感じになって、ただ生きているだけの、宙ぶらりんになっちゃうのよ。」

由紀子もそういった。

「あたし、再捜査をお願いしてみようかな。犬養さんをこれ以上悪人だと思わせないためにね。犬養さんのような人は、変なところで使命感を持っちゃうことが多いから。彼女の話だけでは、事件は解決しないわよ。そうじゃなくて、健常者がお願いすれば、警察だって、信用してくれるんじゃないかしら。」

いきなり咲がそういった。その顔は決断に満ちた響きがあった。

「だって、犬養さんのような人は、ただでさえ、生きているのをいやがられているんだから、健康な私たちより、傷ついているわけじゃない。だから、動けなくなるのは当然よ。そうなったら、できる人が動いてやるべきじゃないの?」

咲さん、どうかその言葉を、水穂さんにもいってあげてください。と、由紀子は思った。そうすれば、水穂さんだって、苦しがらないにちがいない。

「そうだねえ。犬養さんのような人は、恐怖にたいしては敏感だからな。それで、虚偽の自白をしたというのは、あり得る話だよな。」

と、杉ちゃんが言った。咲はわかったわ、あたしが警察に言ってみる、と結論つけてくれた。

数日後、また小久保さんは、犬養のいる、恵明病院を訪れた。

「犬養さん、実は、警察に嘆願書が出されましてね。あなたの事件をもう一度捜査をやり直すことが決定いたしました。あなたは、由紀夫君の顔に、毛布が落ちたのに気がつかなかったといいましたね。それは、事実と認識してよいのですか?」

小久保さんがそういうと、

「いえ、あの事件は私がやったことです。殺意はなかったかも知れないけど、私が管理を怠ったことで、由紀夫君の顔に毛布が被さった。私が、不注意で窓を閉め忘れたから。だから、真犯人は私なんです。」

と、犬養はもう一度、先日と同じことをいった。

「しかしですね、犬養さん。」

小久保さんは、もう一度いう。

「あなたの過去をすこし調べさせてもらいましたが、あなたは、大変に子供好きだったそうですね。将来の夢は保育所で働きたいと、言っていたそうではありませんか。それに、八重垣斡旋所の所長さんにも、ききましたが、あなたは、大変真面目で、仕事熱心であり、また子供想いで優しい性格とうかがいました。あなた、不注意で窓を閉め忘れたといっていますが、料理に夢中になりすぎたからではありませんか?」

「そうなんです。わたしはそれだからだめなんです。毛布が落ちたのに気がつかなかった。それはきっと、私がダメな人間で他の人にはできるはずなのに、私ができないのがいけなかったんだと思います。」

犬養は、いかにも障害者らしいことをいった。

「それなら、犬養さんだけが悪いと言うわけではありません。犬養さんは、由紀夫くんにうらみがあったり、怒りの気持ちがわいたりしたわけではありませんよね?」

「違います!そんなことは絶対にありません!由紀夫くんは確かに、子供の頃脳梗塞をやるような、かわいそうな子供さんではありましたが、とてもかわいくて、ほんとにかわいい子でした!」

小久保さんがそう聞くと犬養は強くそう答えた。

「決して、あたしは、奥様にも恨みがあるとか、そんなことはありません。私が悪いんです。不注意で、強風が吹きこんで、毛布が由紀夫君の上に落ちたんだから、私が犯人なんですよ!」

「しかしですねえ、犬養さん。武藤さんは、あなたの刑を少しでも軽くしてくれと言って、私を

あなたに会わせたんですけどね。」

と、小久保さんが言うと、

「あれは、ただの演技ですよ。斡旋所の利用者が、何か事件にかかわったとなれば、一応形式としてそうなってるんでしょ。」

と、犬養は、吐き捨てるように答えた。

「まあ、私は、武藤さんに言われた通り、やってないと言えと言われたからそうしましたけど、本当は、私、罪の意識で、苦しかったですよ。やっぱり、私が、やってしまったんだと考えておいた方が、いいと思ったんです。」

「わかりましたよ、犬養さん。あれは単なる事故だったんだ。閉め忘れた窓から強風が吹き込んで、毛布が落ち、由紀夫くんの顔に被さったという事故です。犬養さんに殺意があったわけではないのですから、法律的には、犬養さんが有罪ということにはならない。」

小久保さんはそう結論をだす。

「でも、何をしたって、由紀夫くんは戻って来ないじゃありませんか!私です、私が犯人なんです!私を、悪いと言うことにしてください!再捜査なんてしないで、私が悪いと言うことにしておけば、みんな楽になるでしょう!そうしてくださいよ。そうするしか私は世の中の役にたつことはないでしょう!」

影浦が、激昂する犬養の体を押さえて、小久保さんに、失礼ですけど、もう彼女がこれ以上興奮すると、自傷する恐れがあるから、やめてくれといった。小久保さんは、わかりました、すみませんといって、手帳を閉じた。

その日、犬養は食事の時間になっても、入浴の時間になっても泣きはらすばかりで、看護師がいくらなだめてもきかなかった。影浦たちは、彼女を、仕方なく別の病棟へ移すことに決定した。影浦が、小久保さんに電話をすると、小久保さんも仕方ありませんねといって、納得した。

その翌日、犬養が、別の病棟へ移るため、看護師たちに取り囲まれて、犯罪者と同じような感じで病院の庭を歩いているときのことだった。

「犬養さん。」

と、一人の女性が、犬養を呼び止める。

「私、私が飛んでもないことをして。」

そこにいたのは、犬養を雇っていた、藤村さんの奥さんである、藤村美代子さんだった。隣には、ジョチさんがいて、

「どうしても、犬養さんに謝罪をしたいと言いだしたので、ここへ連れてきました。いましか、謝罪のチャンスはないと聞いて。」

と、状況を説明した。

「犬養さん、ごめんなさい。あの時は、私が、ちゃんと警察に言わなかったから、犬養さんが、すべて悪いんだということになって、、、。」

美代子さんは、涙をこぼして泣き始めた。

「不慮の事故だったんですよね。犬養さんは、藤村さんから依頼された、調理の仕事で一生懸命で、それで、窓を閉め忘れたことに気が付かなかった。そして、由紀夫君が毛布がかぶさったまま、窒息死したわけですが、犬養さん、あなた、それに責任を感じてというか、不慮の事故だったことを、受け入れられなかった。それで、ご自身が由紀夫君を殺害したことにしたんですね。」

ジョチさんにそういわれて、美代子さんが申し訳なさそうな顔をする。

「本来は、私の責任なんです。私も、毛布が落ちたのを気が付かなかったから。犬養さんが、障害があっても、一生懸命やっていたんだから、気が付かなくても同然だって、思っておかなきゃいけなかったのよね。犬養さんは何も悪くないのよ。私が、とにかく、由紀夫を放置していたのがいけなかったの。其れなのに犬養さんは、」

「いえ、いいんですよ。だって私は、それ以外何も特技がありませんもの。奥様は、何も悪くありません。私のように、いるだけしかできない人間は、こういう時にしか、役に立たないものです。奥様は、今まで通り普通に暮らしてください。私、知っていますよ。だって、こういう時って、どうしても誰かのせいにしたくなるんじゃないですか。あの時、窓を閉めておけばよかったと後悔するよりも、犬養さんが由紀夫をやったんだと考えておけば、よほど楽じゃないですか。だから、そうしてください。そうするしか、私が、役に立つことはありませんもの、奥様そうして下さい。」

美代子さんがなくなくそういうと、犬養は、逆にしっかりした口調でそういうのだった。まるで、そういうことをすべてお見通しだというように。

「犬養さん、いいんですよ。いい人を演じたりしなくても。だって、犬養さんは、彼女に利用されたんですよ。それは、怒っても、いいんじゃありませんか。誰だって、他人に利用されることは、いい気持ちはしないでしょう?」

と、ジョチさんが言うが、犬養は、首を横に振った。

「いいえ、私には、役に立つことはこれしかありません。私は、奥様が望んでいる通り、由紀夫君を殺害した犯人として、取り調べを受けていきますから、それで大丈夫です。」

「まあ、いずれにしても、事件性がないと分かれば事件としては立件されないんですけどね。」

とジョチさんは小さな声で言った。其れが、犬養に聞こえたのかは不詳だが、美代子さんは、静かに、

「ありがとう、あなた、今まで雇った、家政婦さんの中で一番いい家政婦さんだった。」

と、犬養に向かって言った。犬養は、美代子さんに向かって、申し訳ないように礼をして、看護師たちと一緒に、別の病棟に向かって、歩いていったのであった。

「あの、私は、どうしたらいいのでしょうか。犬養さんは、本当に私の代わりに。」

又泣きはらす美代子さんであるが、

「いや、いずれ、真実は明らかになりますよ。それは、確かですから、大丈夫です。その代わり、あなたは、由紀夫君がなくなったことは、しっかり受け入れていかなければならない。人に、押し付けたって、解決すらしないんだ。誰だって、一度や二度は、こういうことを経験するものですよ。それを背負っていくのが、人間というものではないかと思います。」

と、ジョチさんは静かに言った。

その数日後、製鉄所では。

「はあ、そうか。藤村さんの奥さんも、武藤博夫も不起訴なのね。」

と、水穂さんに新聞を読んでもらった杉ちゃんは、大きなため息をついた。

「しかも、犬養の、英雄的な行為は、どこにも載せれられていないと。藤村美代子も、武藤博夫も、不慮の事故ということで、立件はされなかったわけか。」

「どうも、おかしな法ですね。全く、藤村美代子と武藤博夫が、不倫関係にあったということは、証明できなかったのかな、警察は。まあいずれにしても、この事件は事件ではなくて、不慮の事故ということですから、それがわかった以上、警察はまたいい加減になるんでしょう。」

ジョチさんは、大きなため息をついた。

「でも、きっと、心の中で、大きな闇を残したことは間違いありませんよ。武藤のほうは、精神障害のある女性を扱うことに慣れているでしょうから、何とも思わないかもしれないけど、藤村美代子さんのほうは、重大な出来事になるんじゃないかな。」

と、水穂さんは、あおむけから横向きになりながら言った。

「そうだねえ、たぶん、きっと大きな爪痕を残すだろう。その爪痕が、どう動いてくれるかは、彼女次第だけどね。それにしても、英雄はどうなるんだ?閉鎖病棟に入れられたままか?少なくとも、英雄として、表彰されることは、絶対ないんだろうけどさ。其れも一寸かわいそうな気がするなあ。」

杉ちゃんが、大きなため息をついて言った。

「僕も、なんだか彼女が、すべてのことを背負って、病状が悪化してしまうような気がしてしまうのですけど。」

と、水穂さんがそういうと、ジョチさんのスマートフォンがなった。

「はい、もしもし、曾我です。ああ、小久保さん。お疲れ様です。ええ、ああ、そうですか。わかりました。よかったですね。まあ、彼女のペースでいいですから、ゆっくり直していってくださいませと彼女にお伝え下さい。よろしくお願いします。」

「一体誰から電話?」

杉ちゃんが、ジョチさんに聞いた。

「ええ、小久保さんからですよ。なんでも、犬養恵さん、今日で無事に、閉鎖病棟から出られたそうです。今は、落ち着いて受け答えもできるそうですよ。今度こそ、回復に向かって、日常生活が送られるといいですね。」

「ああそうか。じゃあ、こっちへ戻ってこれる日も、そんな遠くないな。」

と、杉ちゃんはにこやかに笑った。

「じゃあ、水穂さんも、頑張ってよくならなきゃな。もうご飯をたべないのは、まっぴらごめんだぜ。ちゃんと、出されるものは、しっかりと食べようね。」

杉ちゃんがそういうと、由紀子がおかゆの入ったお皿を持ってきた。そして、水穂さんの枕もとに、おかゆのお皿を置き、

「さあ水穂さん。」

と、由紀子はにっこりしながら言ったのであった。


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増田朋美 @masubuchi4996

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