第26話 頑張ったよ??
ㅤㅤㅤㅤㅤ―― Side
――今日は
まあ、今までもテスト前は何時も一緒に勉強をしていたんだけど。
いつもは嫌なテスト勉強も今回は
勿論遊ぶつもりはないけどね!?
ちゃんと勉強するよ!?
え?
念を押されると逆に疑いたくなる?
違うって!
本当に勉強をするって!
だって
成績維持しろとか言われてないけど、下がったのバレたら、付き合って遊び倒したせいじゃないのかとか言われそうでマジで怖いからね!
こないだキジマ先輩に、
・・・・・・
「ねぇ
「ああ、ここは・・・・・・」
「ねぇ
「ああ、これは・・・・・・」
・・・・・・、解ってたけど、
教科書見ても授業中とったノート見ても解らんもんは解らん!
そこを
マジ助かるわ~。
でもちょっとスパルタ気質があるんだよね。
何度もやりこなすのが大切なんだと、一度終えた所をしばらくするとまたやるように言ってくる。
結構何度も何度も。
でも大事なのもよく解る。
さっきやった所なのにまた出来ない。
また
うう、わたしポンコツ過ぎて恥ずかしい。
足を引っ張ってばかりだ。
顔を教科書に向けたまま、チラリと
たまにハラリと落ちる横髪を耳に掛ける仕草が可愛い。
これ、男子もよく言うよね。
女子の長い髪を耳に掛ける仕草が可愛いとかなんとか。
今ならすっごく解る。
わたしって、思考が男子に近いんだろうか?
おっと、勉強しないと。
・・・・・・・チラっ。
・・・・・・・チラっ。
肌も白いんだよなー。
羨ましい。
わたしなんか、ほぼ
そりゃなんか運動部なんかの部活やってりゃ別だけど、帰宅部だからね?
・・・・・・じー。
肌もつやつやだし。
ガサガサの間違いだと思うな。
触ってくる
なんて事考えてたら
わたしが余計な事考えてた事がバレてたらしい。
ハッ、
思考がおやじ臭い事とか。
特に
ずっと正座してたもんね。
そりゃしびれもするだろう。
わたし?
わたしは胡坐かいてましたが何か?
行儀が悪い?
プライベートですんで別にいいでしょ。
寧ろこんな時にも正座してる
まあ、それよりも、足を痛がってる
にじり寄るわたし。
勿論、わたしの行動や思想をすぐに察知して警戒する
その警戒を見て更なる悪戯心が刺激される。
足のしびれには血流を抑えるか逆に血行を良くするのがいいらしい。
血流を抑えるので言えば体育座りで血管の圧迫、正座の時よりは流れている、でもゆっくりの血流で痺れを徐々に起こる様にするのが効果的なんだとか。
体育座りなんかが丁度血流がゆっくる流れる圧迫の座り方なんだとか。
だから、簡単な話、
でもそれだけでは楽しみが無いじゃーないかい?
「血行を良くすると言ったら、やっぱストレッチやマッサージだよなー」
そんな事を言いつつ、
にじり寄るわたし。
私に足を触らせまいとする
足が痛いせいで抵抗は極々微小。
膝を曲げさせ後ろをとればもう抵抗できません。
はい勝ちましたー。
今日は
フフフ、
はあぁぁぁ、スベスベだぁぁー。
「――っ、もう――! ちょっ! それ以上はダメだから!!」
撫で回すわたしに
ここまで焦ってる
そのまましばらく
いい加減うんざりした
すると
「解った。私が
と、とっても甘い妥協案が出ました。
勿論即OK!
やったね!
今度は
そしてわたしがテーブルに向かい、後ろから
おお、これは!
背中に当たる!
何が? って、二つの果実が!
さっきの後ろから抱き締めるのもいいけど、抱き締められるのもいいね!
おっと、勉強しないと
さ、勉強勉強!
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
あー、と。
うん。
勉強に集中できてないのは自覚している。
でも言い訳させて!?
机に向かってさー、下向くとさ、見えるんだ。
・・・・・・香子の生太ももが。
触りたい触りたい触りたい。
これはわたしのせいじゃない。
生太ももが魅力的な
嘘ですごめんなさい。
横に太もも、後ろに果実。
最近のわたしは煩悩まみれだ。
流石に
「ねえ」
「なっ、何?」
「なんか集中出来ないみたいだけど、どうしたの?」
「ソ、ソンナコトナイヨ?」
「そんなあから様な・・・・・・」
だって、言えるかー!!
生太ももが見えて集中できないとか、触りたいとか、果実揉みたいとか、興奮しますとか色々、言えるかー!!
「で? 何んで?」
「い、いや・・・・・・何でもないよ? うん、わたしが悪かった! 今から頑張るから!」
兎に角話しを切り上げさせよう。
「じゃあ再開ね」
「おう」
思った通り、
後ろから抱きしめてくれるのも止めたりせずに。
あれ?
わたしこそ
いや
ただわたしの恥辱を晒さない様にしただけだし良いよね。
よし、とにかく頑張るぞ。
後は黙々と勉強を頑張るだけだ。
と、あれから頑張ってもうすぐ午後5時。
勉強終了予定時間だ。
途中休憩中ちょーっと脱線したけど、わたしなりに頑張ったよ。
あー、これでご褒美でもあればもっと頑張れるのに。
今頑張った分でも何か貰えたらいいのに。
いや!
今からでも交渉の余地はあるんじゃなかろうか!
ね?
ふー。
あれからずっと
どうだろう、このままその
ご褒美、そう、勉強を頑張ったご褒美に。
と、欲望・・・・・・、じゃなく希望を言ってみる。
「勉強は自分の為にするもんだよ? 頑張ったのは偉いと思うけど、それでなんで私がご褒美をあげなくちゃいけないの?」
ですよねー。
正論が痛い。
うう。
もう一回太もも触らせて貰えるよう交渉しようと思ってたけどその前にダメだった。
でもわたしなりに頑張ったんだぞ。
ションボリ。
「良いよ、ご褒美。でもあげる私が決めて良いんだよね?」
「え!? マジで!?」
え!? マジで!?
でもそう言うと
わたしがくすぐったがりだと言うのは
腋とか意外でも結構ダメな所が多い。
ヤバイ!
くすぐったい。
それヤバイって!
抗議の声を上げるも聞き入れてくれそうにない。
いつの間にか両腕でお腹をがっちり抑えられてて逃げられない。
「因みに、私も勉強頑張ったんだし、
え、あ。
そりゃそっか。
わたしだけ貰うのはおかしい。
わたしが貰えるなら同じく勉強していた
「だから、お互いあげ合えば良いよね」
「そ、そうだね?」
お、お互いあげ合う?
わたしが話しを理解しきれずに流されてる間に
敢えてそっと。
これもくすぐったい。
絶対わざとだ!
これは、わたしがしたセクハラの返しに見せかけたくすぐりの刑!
ヤバイ。
実は
でもがっちり掴まれていた手が、わたしの腹を撫で回すために外されているので、わたしは
さっきまで勉強していたローテーブルの下に潜り込む。
後頭部が
おお!
ご褒美!?
ここでご褒美ですか!?
「・・・・・・、じゃあ、続きはベッドでしよっか」
ご褒美がキスだけじゃなかった!
でも
わたしは貴方の飴と鞭で色んな意味で腰が砕けて動けません。
恐るべし
キスされたまま。
気付けば
両手で下から掬って持ち上げる。
わたしと同じくCカップだと言っていたが
わたしだって小さいわけじゃないけど、多分。
のぺっと広がっているわたしと違って釣鐘の様にぷるんとしている。
実際に手で持ち上げて上下に揺するとぷるんぷるんと揺れる。
外国人女性みたいにボインとでかい訳じゃないけど、まず掬えること自体がわたしには無い物だし、ぷるんぷるんがもう感動ものだ。
わたしが
それはもう止めて。
なんだか不服そうだけど直ぐに止めてくれた。
今度はわたしの胸を触ってくる。
そういう事じゃないんだろう。
わたしが
いや、自然な事なのかな?
ピリっと来る。
マジで色々ヤバい。
こういうテクニックは
本当、恐るべし
テスト結果はと言うと、香子は安定の平均90点以上。
わたしはギリ平均80点以上・・・・・・。
上出来だよね?
うん――
一方通行の想いの果てに 悠 -3 Cat Life - @YuHiroNao
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