母さん、僕のあのスペース、どうしたでせうね。ええ、夏、さすがり作品を読んでるとき、さすがり谷へ落とした、あのスペースですよ……。あ、なんだ、こんなとこにいたのか。よかった、まだ生きてるみたいだ、こんなに狂気な愛を、こんなに透明な良心を、こんなにすばらしく発揮してる! まるで、あり余ったスペースの証明じゃないか!