第8話 逃亡と追跡

 一通り話し終えるとコハクの口はあんぐりとしていた。


「……ヒスイのお父さんの事、初めて知った。やっぱり外の世界の人だったんだね」

「ああ」

「外の世界ってあったんだ」

「そうだな」

「そんな大きい籠背負って来たも分かった」

「頑丈な二人乗りだ」

「私、最初その籠見た時、絶対必要ないでしょって思ってた」

「必要ない物は持ってこない」


 コハクは笑い、ヒスイは淡々と返答する。


「なんだろ、本当は今もすごく悲しくて、寂しいし、辛いんだけど楽しみでもあるの。これから外の世界に行ける事が」


 コハクの好奇心が一気に高鳴り、目を輝かせているその時、”ガサッ…”と小さく鳴った。今、ヒスイの感覚は研ぎ澄まされており、それを聞き逃さず瞬時に辺りを見渡し耳を澄ました。


「な、何どうしたの?」

「静かに」


 ヒスイは森を睨み続ける。雲に隠れていた月が照らし出された時、森の中から微かに反射された光が見えた。明らかに自然物でも、動物の目は違う。人に作られた装飾品が反射した物だった。ヒスイはそれを理解すると即座に荷物を取りコハクの腕を取り走り出した。


「……! 何? どうしたの?」

「何かいる、村の者の可能性が高い」


 存在に気付かれた者も焦ったのか、こちらに向かって走り出す。その足音は一人ではなく恐らく二人であった。二人はこの足場の悪い地面でも慣れた足で走る、一方の二人組は苦戦しているようで次第に互いの距離が離れていく。ヒスイとコハクの背中が見えなくなりそうになったその時-


「ハッ……! ハッ……! お願い! 待って!」


 耐えかねた二人組の一人が渾身の思いで叫ぶと、その声にコハクは反応し掴まれている手を振りほどいた。


「何やってる……!」

「待って! ヒスイお願い、待って……」


 コハクは後ろを振り返る。小さくなるほど引き離した影が段々と姿が大きくなってくる。一人は小柄で、もう一人は大柄だった。二人ともフードを被り顔は見えない。

 

 コハクは自分から近づき互いに手が届く距離まで来ると、二人組みは荒れていた息を整えフードを取った。


「……お父さん、お母さん」


 それはドットとペリだった。


「ごめんね、コハク……本当にごめんね」

「私こそ本当にごめんなさい……お母さんにもお父さんにも何も言わずに飛び出してきちゃった」


 ペリは泣きながらコハクを抱きしめ、ドットはヒスイの方を見て言った。


「ヒスイ、この前は悪かった」

「いえ……」


 それから四人は腰を下ろしお互いの状況を話し合った。


「二人はなぜ俺達を追って来たのですか?」

「……ヒスイ、コハク、俺とペリも外の世界に同行させてくれないか?」

「本当に来てくれるの?もう村には帰れないんだよ」

「もちろんよ、あなたがいないのは考えられないの。それに外の世界でもきっと暮らすことは出来るはずだもの」


 コハクは安心し、三人は家族の絆に確かめ合ったがヒスイの表情はまだ硬かった。ヒスイは二人がコハクを連れ戻しに来たかもしれないと疑心暗鬼に思わざるも得なかった。


「本当に一緒に来てもらえるんですか? 申し訳ないですが俺は二人の事を疑っている」


 一気に空気が重くなったがドットは力強く応じた。


「疑わしくなるも解るさ、言ってしまえば数日まで俺達は敵同士だったからな」

「お父さん……!」

「それでも信じて欲しい」

「……」

「それに俺が背負っている物を見れば本当かどうかお前になら解るんじゃないか?」


 暗くて見えづらかったがヒスイは気が付いた。コハクも目を凝らして見るとそれは網目の細かい大きな籠だった。


「……ヒスイ、もう嫌だったんだよ。お前の母親みたいなことになってしまうのが」

「それは……」


 その言葉に思わずヒスイは反応したその時-


”ピーーーーーーーーーーッッッッッ!!!”


 っと疳高い笛の音が四人の耳に突き刺ささる。先ほどの物静かさから一変、緊張に包まれた。遠くの方が騒がしい。


「な、何? 何が起こっているの」


 コハクは混乱し状況が把握出来ないでいた。


「思ったより早い」

「こうなることは分かっていた。さあ急ぐぞ」


 ヒスイもドットも冷静だった。周りを細心の注意を図りドットは先導をきった。


「もしかして村が私達の事に気が付いたの?」

「そうね、家を出る前に色々と偽装して来たのだけれど、子供騙しにしか過ぎなかったのかしら」


 ペリはコハクを落ち着かせながら答えるが、コハクの手を包むその手は震えている。事態に不安を感じながらも大きな背中の後を追っていった。

 

 進めば進むほど森の闇は深くなるが追っ手が来ている事で明かりを灯せない。


 笛が鳴り響いた後、幸いにも人の気配は今は無いが、更に道はどんどんと険しくなる一方で普段から山を駆け回っているヒスイはともかくコハクとペリは野道に苦戦し、二人は枝などで足に擦り傷増やした。暗く隣のいる人の表情すら確認しづらい中、ペリは微笑みながら囁いた。


「やっぱり、足を出す服装は間違えたわね。私達の綺麗な足が傷だらけ」


 何気ない言葉に少しキョトンとしたがコハクは少し体が軽くなったような気がした。


「これじゃ、これから会う外界の男性に嫌われちゃうね」


 そんな冗談にペリも安心する。

 

 慎重かつ素早く道を進んで行く中、ドットの背中をじっと見つめるヒスイは問いかけた。


「道、詳しいですね」

「そうだな」

「なぜです?」

「ラピスの手記には俺達の事は書かれていなかったのか?」

「はい」

「そうか……あいつ書いてはいなかったんだな」

「教えてもらえますか」

「そうだな……ラズリがラピスに出会い、それから二人が村に気が付かれないように会っていたのは俺とペリだけに話してくれていたんだ。なんでも話し合えた中だったからだと思う」


 ヒスイは黙ってそれを聞いた。


「そしてある日、ラズリは俺達をラピスの所へ案内してくれたんだ。出会ったその男は見た事もない道具とおかしな衣服を纏い、聞いた事もない言葉だった。禁忌である事は知りつつも俺達も興味が湧いて話を聞いていた。それから合う回数を重ねていくうちに徐々に打ち解けていったんだ。楽しい時間だったよ。本当に外の世界はあるんだと確信したね」


 手記に書かれていない事にヒスイはもちろん、コハクも聞き入った。


「それからもラピスから色々な話を聞いたよ、何もかもが刺激的だった。そしてラピスはこの村と外の世界を何度か行き来するようになったんだ。あいつが帰る時はお前も知っているように地下水脈を身を投げるのが唯一の方法なんだ。あいつを水脈へ転がすのは俺の仕事でな。だから妙にここいらの道は詳しくなっちまった訳さ。だが、ラピスと会う度に村では俺達が日中何をしているのか疑われるようになったんだ。それから俺とペリはラピスに会いに行く回数を少なくしたんだが、ラズリは構わず会いに行った。そしてラズリは外の世界と繋がっているとの噂が立ったんだ。それから間も無くラズリは子供を自身に宿したんだ。それがお前だよ、ヒスイ」


 ドットの話は続く


「父親はラピスに間違いない。ラズリが言っていたのだからな。そしてお前を出産した。それから知っての通り父親の存在を明かさないラズリに対して村中から更に疑念が向けられたんだ。それでもお前を愛し幸せそうだったよ。ラズリは。だが以前のように村の外へ行く事はなくなった」


 一旦話が終わった時、コハクが躓いた。


「あっ!」


 だいぶ疲れが溜まっている様だった為、周辺の状況を確認しつつドットは休憩を取ることを提案した。体が休める様な場所では決してなかったが腰を下ろすと持っていた水筒を回しそれぞれの喉を潤し、束の間の安息となった。


「十分立ったら出発する。皆出来るだけ体を休ませるんだ」


 まだ体力に余裕があるドットは周りに目を光らせたが、ヒスイは話の続きが聞きたくて少しそわそわしている。

 

 そんな様子にドットは再び話始めた。


「それからは母親一人手でお前を育てた。ちょうど俺達にもコハクが産まれてよくラズリの家でお前達を遊ばせたっけな。それを見て幸せそうな顔してたよ、ラズリは」

「その時の事は覚えています。母はいつも優しい顔でした」

「いつかの事だが聞いて見たんだよ。ラピスに会いたくないのかって」

「なんと答えたんですか?」

「”いつかね”だとさ。まあ外の世界にお前と一緒に行くには幼すぎたんだろうな。その時を待っていたんだと思う」

「……父はその間、この地には訪れなかったんですか?」

「ラズリが外の世界の者との子を身籠った事で村において警戒心が高まったんだ。ラズリは村の巫女であり権力があった。そんなラズリを村のお偉いさんも踏み込むに踏み込めなく面白くないと考える連中もいた。連中はラズリを禁忌を冒した者として追放を望んでいたが証拠がない。それで村の外まで包囲網を張りラピスを捕らえようとしたんだ。それに対しラズリはラピスにこの地に入らないように促したんだ」


 コハクも静かにドットの話に聞いていた。


「本当にラズリは強かったわ。決して弱音なんか言わなかったの」


 ペリも昔を懐かしむ。


「だが、ある日誰にも気が付かれる事なく、急にラズリがいなくなってしまったんだ。翌日、上層部の奴らはラズリ自身から村から消えたのをいい事に、村の掟を破ったラズリを追放したと言い放ち、自らの威厳を保ったんだ」


 どうやらこの話は村人の中でドット、ペリしか知らないようだ。


「なぜ母はいなくなってしまったのですか?」

「本当に分からないんだ。”ヒスイをお願い”という手紙を残し消えてしまった」


 神妙な面持ちなヒスイ。


「だからもうあの時のようにコハクが突然いなく……」


話は急に止まり、同時に足も止まった。


コハクは”どうしたのか”と聞こうとした時、ヒスイは小さく「静かに、動かないで」と言い、耳を立て、周りを睨み回した。

 

 神経を研ぎ澄ませるヒスイとドット。

 

 三時の方角から微かに音が聞こえる。目を凝らすとうっすらと灯りが段々と近づいて来る。追っ手がすぐ迫って来ていたのだ。最短の経路で進んで来ていたはずだが、それでも先遣隊の動きは素早かった。ドットは細心の注意を心がけながら、三人を身が隠れるくらいの茂みの中に誘導した。

 

 村は総出で追跡に当たっているはずで数においても圧倒的に不利な状況下、四人が全速力で走っても振り切る事などは不可能であると考えられた。

 

 最善はやり過ごす事の他にはないと四人は身を低く口に手を当て息を殺し、追っ手が去るのをじっと待った。二人組みの男の村人が茂みに近づき今まさに四人が隠れる茂みの前で止まった。


「いないな、本当にここまで深く森に入ったのか?」

「コハクを連れ出したのは毎日森に入っている混血だぞ。ここまで来ていてもおかしくない」

「そうだな、少しここらで張ってみるか」


 不運な事に二人は鎮座し始め周りからも小さな灯りが集まって来る。物の数分で八人が集まり囲まれてしまった。


「どうだ?」

「いや、数分張り込んで居るが出るのは虫ばっかさ」


 そんな中、ドットは虫が鳴く様な小さな声で言う。


「いいか……あくまで追われているのはコハクとヒスイ、お前達だ。今から俺がやり過し、この場から奴らを遠ざける。俺が戻って来るまで絶対に動くなよ」


 ドットは一つ息を細く吐き茂みから出ようと体に力を入れようとした時、新たに二人の村人が合流した。


「伝達だ、ドット、ペリも追跡対象になる。見つけ次第捕らえるぞ」

「ドットさん達も!?」

「家にいない、荷物もないんだ。娘と脱走したに違いない」

「そうか……心苦しいな」

「いいか、戸惑うなよ」


 一瞬にして状況が悪化し、ドットの顔が歪み絶対絶命の時を迎える。いつまでここに隠れていられるか、時間の問題で今にも茂みから引きづられるか、もしくはここでこの十人を殺してしまえば、もしかしたらこの場を離れていくのではないのか、ドットは多くの思考を巡らせた。ヒスイも顔を強張らせ、コハクは不安で仕方なかった。

 

 そんな時、ペリはドットの手を優しく握った。一瞬ビクっとしたドットはペリの方を見ると彼女はドットをただ見つめている。ドットはそれを理解すると鼓動を落ち着かせコハクとヒスイに伝えた。


「いいか、何も気配が感じなくなるまで話すな、動くな。フローラに迎え。そこで七日間待っていろ。もし過ぎてしまったら考えろ」


 コハクはどういう事か理解出来ないがヒスイは勘付いた。そしてドット、ペリは勢いよく立ち上がり茂みから抜け出した!そしてそのまま走り去って行く!


「お、おい! いたぞ!」

「あっちだ! 追いかけろ!」


 追っ手の十人は全員慌てて追いかけた


「おとう!! っふ!!?」


 予期せぬ行動にコハクは咄嗟に声を出してしまったがヒスイにすぐに口を塞がれる。わざとと思うくらい大きい音を出したお陰で追っ手は二人には気が付いていない。大きな背中、その手を引かれた小さな背中は十の灯りを引き付けながら深い闇の中へと消えた。

 

 興奮状態のコハクは口を塞ぐ手を振りほどくと声を荒げた。


「何で行かせたの!? あれじゃ捕まりに行ったようなものじゃない!」

「これが最善策だ」

「そんなの納得出来る訳ないじゃない!」

「二人は犠牲になりに行ったんじゃない。これは別行動として考えるんだ。俺達は外に出てフローラに向かい二人を待つ。信じるんだ」


 コハクは感情を顕にしたが、ヒスイの言葉を飲み込むと深呼吸をして気持ちを押し殺す。


「分かった……今は信じるよ」

「……さぁ行こう」


 進んで行くと更に樹々は高く、月明かりを遮り、足元は悪くなる一方で、導き手がいなくなった今、その足取りを鈍くさせた。


「お父さん達、大丈夫かな」

「あの人達は強いよ、特にドットさんは。最近家に行ったけど殴られて壁まで飛ばされたんだ。力は健在だ」

「えっ、本当なの!?」

「……初めて酒を飲んだ。それで俺が暴れたらしくて仕方なくぶっ飛ばされたんだ」

「なにそれ」


 コハクの事で言い争ったなんて事は言えず、ヒスイは咄嗟に嘘をついた。そのお陰か、そんなヒスイを想像してコハクは少し面白がった。


「そうだね、お父さんて村で起きた結構な人数の喧嘩も飛んで行って止めちゃう人だった」

「だから二人は来るよ。もしかしたら俺達より先にフローラについてしまうかも知れない」

「そうだね、着いたら二人でお酒でも飲んでそう」


 前方から微かに水が流れるような音がしてきた。その音の方向へ進んで行くと目の前に小川が現れた。空も開けて月が二人を照らし出し数時間ぶりにお互いを確認した。川の上流を見ると山なりであり更に道は険しい。


「この川だ。ここから上流に向かえば水脈に着く。行けるか?」

「もう少し頑張れそう」


 森の中よりは断然に目視出来るが同時に見つかり易い状況と、大きな岩のせいで足元がいいとは言えない中、二人は上流を目指す。両岸の森から発せられる小動物が動く音や風に揺れる木々の音に一々反応してしまい気が休まらない。

 

 会話はなく、コハクの荒い呼吸が目立ち、繋がれた手に力が徐々になくなっていく。それでも進み続けると少し開けた場所に出て、険しい傾斜も無くなり平地が続く。


「よし、ここまで来れば水脈まで目と鼻の先だ」

「はあはあはあ、やったね」


 コハクはその場にしゃがみ込み頭も上げらない。


「少し休もう」

「うん、お願い」


 コハクはフラフラと水源に向かい両手で川の水をすくい上げ口元に注いぎ喉を潤した。


「ヒスイは大丈夫? 疲れていない?」

「大丈夫だ」

「水だけでも飲んだほ方がいいよ」

「わかった」


 ヒスイも川の水を飲み顔も洗う。


「どんな所なんだね、フローラって」

「世界の知識が集まる場所らしい。ソダライトでは見た事も聞いた事も無い物が沢山あるみたいだ。きっと石像病に関する治療もあるはずだ」

「世界の知識かあ、知らない事沢山あるんだろうなあ」

「医学の他に、文学、考古学、数学、哲学、芸術、と言う物があるらしい」

「それが何なのかは分かんないけど……なんかわくわくする」

「どうして?」

「だって村にいたら一生知り得ない事なんだよ」

「知り得ないか……」

「そうだね……それにヒスイもお父さんとラズリ様にも会えるかも知れないね」

「……どうだろう」

「会いたくない?」

「……分からない」

「……そっか」


 言葉に詰まると厚い雲が月を覆い再び暗闇を二人に落とす。


「また暗くなって来た。今しかないね。もう大丈夫、先に進まなくちゃ。お父さんとお母さんに追い越されちゃう」

「そうだな」


 ヒスイはコハクと荷物がある方へ向かおうと膝を立てようとしたその時、側方から突如”バシャバシャ!”と小川を駆ける音が駆け寄り、次の瞬間ヒスイは大きな水しぶきと共に黒い影に川底へ叩きつけられ馬乗り状態にされた!突然の出来事にヒスイも焦る!


「見つけたぞ! 混血!」


 影が馬乗りで叫ぶ。月が厚い雲に隠れているせいで正体が解らないが、それが村の追っ手だという事は理解出来た。


「ヒスイ!」

「ぐ!」


 ヒスイも必死に抵抗するが影は左手でヒスイの首を抑える。右手には拳が握られヒスイの顔めがけ振り下ろされたが紙一重で拳を躱した。その勢いで体勢を崩した影が一瞬体から離れると、その隙に片足を股の間から抜き出し影の腹をヒスイは思い切り蹴り飛ばした!


「ごぶっ!」


 鈍い声を発した黒い影は吹き飛ばされると川の中を転がっていった。


「ヒスイ大丈夫!?」

「来るな!」


 川の中で「うっうーっ!」と苦しそうに悶えるも震えながら立ち上がり、ヒスイに殺気を向ける影。

 

 睨み合いが続くその時、雲に隠れていた月が再び現れると、月明かりに照らし出された影が正体を現す。

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