作者の別作「僕の妻は少しおかしい」を読んでる途中で、「この作品(別作の方)は童話ジャンルだっけ?」と横道に逸れ、「作者はどんな作品を書いているんだ?」とスピンアウトして本作品に辿り着いた。まるで兎だ。さて、本作品だが、クドクド書くのは唐変木だろう。サクっと読めるし。星の数は、短編にはMax2つが信条、だからです。
カメはもうウサギに勝てない。勝とうとも思わない。この関係がかわいすぎる!!!
童話のお話をモチーフにしたこちらの短編ですが、「あらあらー、ほほえましいわねー( ´∀`)ウフフ」などとのんびり読んでいるととんでもないキュン爆弾を落とされます。油断なりません。昔々のお話では、速いはずのウサギはのろまなカメに負けてしまいます。そしてそれはいまも同じ。連戦連敗のウサギに勝ち目はあるのか!?勝負の行方は!?
とある中学校に、通称ウサギと通称カメという、二人の幼馴染がいました。 ウサギさんはカメさんを永遠のライバルだと思っています。何度も何度も、カメさんに勝負を挑むウサギさん。 カメさんはいい加減やめにしたいのだけど、負けず嫌いなウサギさんは諦めません。 はてさて、二人の勝負の行方は。 ものすごーくニヤけます。とってもかわいいお話。