第2話 少子化ってわりと当然なのではって思う話

結論だけ先にまとめれば、子供は欲しくない人もそれなりにいるんじゃないのか、それなら少子化って当然では?って話。


私は子供は持ちたくないと思う。親になれるような人間じゃないからだ。

自分の行動が制限されるのが嫌いで、人と同じ家で生活するだけでちょっと疲れる。子供の面倒をみるなんてきっと無理だ。もしかしたら虐待してしまうのではないかという思いすらある。

そんなごみかす人間なので、せめて子供は持たないようにすることが、不幸な子供を生まないために私ができる唯一のことだ。


ここまで思ってなくても、別に欲しいとは思わない人って結構いるんじゃないかと勝手に思っている。

世にはいろんな考えの人がいる、と習ってきた身としては、みんながみんな子供が欲しいと思う方が不自然ではと感じる。

もちろん、子供を育てるにはお金が足りなくて...という人たちは多いのだろう。でも、十分なお金があれば全員子供が欲しいのかというとそうでもないんじゃないだろうか。


これまた勝手な想像だが、一昔前は、子供は欲しいと思わないから持たない、なんて選択は世間的にあまり認めてもらえなかったのではと思う。

それが今は、多様性を大事にしよう、いろんな生き方があるよねってなって、子供を持たないって生き方も否定されにくくなったのではないか。

もしそうだとしたら、子供を持つ人が減るのはわりかし自然なことのように思う。


だから、どんなに育児支援を増やして、環境を整えたとしても、実は少子化ってとまらないんじゃない?と思うのだ。


もちろん、そういう政策は無意味だとは全く思わないし、むしろ必要だとは思うけれど。子供を欲しいと思う人たちはお金や保育園の心配をせず産み育てられるようになったら素敵だしね。

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20年生きてきて思ってることのメモ まわり @mawari_mao

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