【勇者カカカの冒険】▷はじめから つづきから

作者 代々木夜々一

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305人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

よくある転移やVRMMORPGのお話かな?と思いながらも読んでみると王道も王道のファンタジー!
思考は現代、周りは王道ファンタジー!こう言うのを待っていたんです!

日常の心の動きや戦闘の描写も読みやすく、目の前に光景が広がるようで素晴らしい。
是非おすすめの一作です。

★★★ Excellent!!!

めっちゃ面白くて、数日間で一気読みさせていただきました。

主人公のカカカは勇者です。
見た目ではなく、心がです。

ほっこりした雰囲気に癒され、心がとても温まります。

ネタバレはあまりできませんが、恐ろしいモノや怪物や事件に直面しても、揺らいだり動じたりしない強さが、カカカの魅力だと感じました。

転移者なのですがチート能力は無く、割と素朴なおじさんなので、ハーレムを作ったりしませんし、すごい力の持ち主でもありません。そこがいいのです。

弱いもんだから、戦いのシーンなどは滅茶苦茶ハラハラドキドキします(;´・ω・)
どうやって勝つんだろ?って、続きがとっても気になっちゃいます。

それでも自分よりも弱い立場の人々をめっちゃ必死で、全力で助けようとします。なので思わず読者も固唾をのんで、応援したくなるんですよね。

ちょいちょい挟まれるギャグには、思わず爆笑してしまいました。

温かい心の持ち主であるカカカのまわりには、サソリのチックや黒犬のハウンドをはじめ、魅力あふれる仲間たちが集まります。

武器、防具、道具屋の三兄弟と、色々揃える所が個人的に大好きです(*^_^*)
作者様独自の、繊細なこだわりが詰まっているなぁと感じました。

1ページの文字数が、スルスルとすぐ読めちゃう量です。
ついつい「次のページも読みたい!」ってなるんですよ。そこがニクイ。
文章はサッパリと簡潔で、無駄な表現が一切無いです。そこも好き。

現実にある小豆島と同じ地形で展開される世界なので、行ったことのある読者様だと「おおっ!!ここ知ってる!!」と思われるかも知れません(*^_^*)
物語の中に、リアルを感じることが出来ちゃうかもです。

じんわりとした感動がこみ上げてくるこの作品。
ぜひ、読んでみてくださいね(*^▽^*)!

★★★ Excellent!!!

いきなり異世界転移した主人公は、生きるために勇者としてはたらく。そう働くんです。異世界は小豆島パラレル?という設定も独創的で、出会いも、人間だけとは限らず。やっと普通に生活できるようになってからも、トラブルは続きます(笑)夕食のビールを飲むときの、ひとときの充実感を楽しめる大人なのに、いろいろやっちゃうのがまたいい(笑)。
いつの間にか応援したくなる、俺強くない系主人公の成長物語にちょっと元気もらってます。
お疲れ気味の皆さん、暇なときサクッと読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

ちょっと時間があって、面白い作品を読みたいなという時にオススメです。
異世界転移が妙にリアルで、少しずつなじんでいく主人公は、前向きで思い切りがよく、お人好しではあるものの、それが鼻につかない不思議な魅力があります。
受付嬢が無愛想だった理由、氷屋さんが初対面で何を考えていたかなど、ところどころでグッときます。
あと、道具屋がいいやつです。
ハーレムとチートにうんざりしていたら、ぜひ読んでみてほしいステキな作品で、第二部にもとても期待しています。

★★★ Excellent!!!

異世界転移物ではあるのですが、全く知らない世界ではなく、香川県の小豆島を舞台にしているところが面白いです!
ちょこちょこ小豆島ネタが出てくるので、行ってみたいなという気にさせられました。

そして、キャラクターたちが魅力的です。主人公である勇者カカカもそうですが、仲間になるチックやハウンド。彼らの正体は──。
予想外なので、この先は実際に読んで確かめて欲しいと思います。

すごく面白いのでオススメです!

★★★ Excellent!!!

これは最後に自分の元の世界を見る場面で涙腺崩壊しました。
読む方はぜひ最後まで。
淡々とした文章運びで、人情味あふれる人々(&妖獣)との交流が描かれます。
本当に悪役と呼べるのは一人しか出てきませんが、それでも主人公はどこか悪役を悪役としてバッサリいくのをためらいます。
とにかく人間味あふれる冒険譚。
また同じ作家さんのものを読みたくなる作品でした。

★★★ Excellent!!!

 いわゆるVRMMOをプレイしたら異世界に転移しちゃった系です。面白いのは、元ゲームはグーグ○マップ連動で実際の地形がゲームの舞台になる設定。主人公は小豆島在住で、異世界の島に生まれ変わった小豆島を舞台に、小さなクエストを日々こなしながら住人との交流を深めていきます。
 作者自身が小豆島在住?らしく、そこから生まれる地元感がたまらない。理想の田舎暮らしの雰囲気バッチリです。冒険者で不安定だけど。主人公も元会社員のド素人で、それがド素人なりに経験を積んで、モンスターだけど仲間も出来て……という、「これならオレにも出来そう」という等身大の感覚も素晴らしいところ。
 そんな主人公もだんだん強くなってきて、強者とは言えないまでも格好が付いてくる。そこでまた大きな事件が起きて、という構成もお見事。あなたもこの作品で、スローな冒険者ライフを味わってみてはいかが?